ありかさん(京都府)の相談

カテゴリ:効果

矯正治療を考えていますがよくネット上で矯正終了後に顔のたるみやほうれい線が目立つようになったという書き込みがありましたが
実際そのような事になるのでしょうか?

回答頂ける医院さんの患者さんの範囲で結構ですので教えて下さい。

好田矯正歯科の好田です。
引き続きお答えします。

”虫歯のなりにくさ”は歯質の強度、唾液の粘度、唾液中の細菌数、細菌の酸産生能力、食物の嗜好、ブラッシングの質等が関与していて簡単に解説がつきにくいところです。
確かに歯の裏側の装置には唾液が接触することが多いのは確かだと思います。
だからといって、それがすぐにカリエス予防に直結はするかどうかは疑問です。
装置が内側にあれば、患者さまご本人からも直接見えにくくなりますから、ブラッシングの質が下がってしまうようなことが多いです。
カリエスだけでなく、歯ぐきが腫れてくることも多いです。
そのことの方が問題が多いように思います。
色々とお調べになりますと、医院のHPは自分の利益につながるかのようなことを勝手に書いているだけです。
このあたりは常識的な判断をなさるのがよろしいかと存じます。

”銀の枠”は歯の周囲を取り巻くように装着する”バンド”とよばれる装置です。
この装置の歴史は古く、安定して使用できるので信頼性の高い装置です。
いまだ多数の先生が用いています。
この”バンド”装置は、歯と歯の間に入り込む形で使用されます。
従って、最終段階に一挙に装置を撤去すると、ご指摘のように歯と歯の間に”バンド”の金属の厚みの間隔が開いたままで治療が終了してしまいます。
そこで、私はそのようにはならないように装置の撤去の順番を設けておりまして、
まず、”バンド”装置の歯から装置を撤去して、歯と歯のわずかに残る間隔を失くしてから、全体の装置を撤去するように工夫しています。
そうしますと、歯と歯の間に間隔が残ることはほとんどありません。

まあ、色々とご心配もあるかと存じますが、勇気をもって前向きのご判断ください。
  • ありかさん[京都府 25才 女性]
  • ご返信ありがとうございます。

    直接矯正が原因で起こることではないようなので安心しました。

    また質問させていただきたいのですが
    裏側装置と表側装置だとどちらが虫歯になりにくいのでしょうか?
    裏側は唾液の成分が虫歯を予防するようなことを聞いたのですが・・・

    ネットなどで調べてみると、いろんな情報が飛び交っており
    どれが正しいのかというのが分かりませんでした。

    また、矯正装置を付ける際、奥歯に銀の枠をはめるのではないかとと思うのですが、矯正が終了してはずすと、枠の分だけ隙間が出来てしまうと思うのですが大丈夫なのでしょうか?

    ご回答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
    大阪府茨木市の好田矯正歯科の好田春樹がお答えします。

    ご心配の内容について、私の経験ではそのような苦情が出てきたことは一度もありません。
    治療をお受けになった方にはそのように感じられる方もわずかにはおいでになるものと思われます。
    しかし、実際にはそのようになる方はほとんどなく、矯正治療以外の個人的な要素でそのように至ったものと思われます。
    当院では、口元を含めた審美性の改善を目的として抜歯治療をすることがとても多いです。
    ところが、そのような苦情を受けたことは一度もございません。
    安心して、矯正の治療をお受けいただきたいです。

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