としくんさん(鳥取県)の相談

カテゴリ:抜歯について

はじめまして15歳の息子に矯正をする事にしました。
矯正にあたって上2本下2本の抜歯が必要だと説明を受けました。
上の2本は問題ないのですが、「下の右の5番に治療(詰物あり、神経を抜いてある?)が施されているので、本来4番を抜のだが5番を抜く事も選択肢だと説明を受けました。しかし、5番を抜くと8ヶ月位余計に矯正期間が伸びるとの事でしたので、治療していない歯を残したほうが良いだろうと判断し、5番を抜く事にしましたが、8ヶ月も治療期間が延びる事に悩んでいます。実際、治療済みの歯を残す事で問題はあるのでしょうか?
ご教授ください。

としくん様

お子様の矯正治療を始められることにされたのですね。

さて、詳細についてはよくわかりませんが、あなたと主治医が選択された治療の方針は、決して間違っていないと思います。

治療された歯というのは、一生、そのまま問題なく過ごすこともありますが、歯ブラシがうまくできないなど、お手入れに問題がある患者様の場合は、詰め物と歯のすき間から2次的に虫歯になったりすることがあります。神経を抜いているかもしれない、ということですが、もし神経を抜いているのであれば、なおさらのこと、その歯には栄養が行ってないわけですから、健全な歯に比べると、条件的には不利なわけです。
そういった予測できない不利な条件を持つ歯を抜くか、健全な歯を抜くか、ということになると、よほど治療が難しくならない限り、不利な条件を持つ歯を抜くのが一般的かと思います。

もちろん、歯ブラシがこれからずっときちんとできるようであれば、どちらを抜歯してもいいのかもしれませんが。

治療が8か月延びる、ということにお悩みのようですが、確かに、下の5番目を抜くと、奥歯を動かすのに時間がかかりますから、少し余分に時間がかかることがあります。しかし、2-3年かかる治療の中での、8か月です。
一生使っていかなければならない大切な歯、です。
早く終わらせてあげたいお気持ちはよくわかりますが、何か特別急ぐ理由がなければ、多少治療期間が延びても「健全な歯のきれいな歯並び」になれるほうがいいのではないでしょうか?

治療期間については、歯ブラシがちゃんとできなかったり、主治医から言われた装置をきちんと使用できないでいると、それだけでも治療期間が伸びたりすることもありますから、そちらも気をつけましょうね。

始まってしまえば、2-3年は、あっという間ですよ。
頑張って治療をしてくださいね。
応援しています。



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