ちょこさん（東京都）の相談
こんにちは。よろしくお願いします。
上下前突で4番を4本抜歯してからブラケットを始めて現在半年が経ちました。
抜歯をして、2週間後くらいから下の歯から装置を着けはじめて、さらに10日後くらいに上の歯に装置をつけました。
装置を装着してから2ヶ月後くらいから、鏡で見ても頬がこけてる感じがわかり、それでも何とか気にはならなかったのですが、今年のある日、鏡を見てギョっとしました。
頬骨がもともと高かったので、頬が凹んで、まるでムンクの叫びの顔のようです。
不自然な顔に、引きこもりがちで、薬を飲んでもなかなか眠れなくなりました。
担当の矯正歯科医に相談したところ、「30代(私の年齢)は、加齢が急に進む人がいるから」と言って、抜歯や矯正は関係ないと仰いました。
しかし、加齢を考慮したとしても、半年でここまで変化するのか疑問があります。
体重は変わっていないにも関わらず、頬の横の窪みが明らかに深くなっているため、どうしても矯正治療が関係して起こっている疑念がぬぐえません。
治療経過は、下顎の隙間はあと左右2ミリ位、上顎は左右4ミリずつ位空いているので、まだ下がる予定です。さらに、顔が変化するのではないかと思うと不安です。
ちなみにそこの歯科は矯正専門ですが、はじめにレントゲンと歯の型しかとっていません。
通常は、治療前や途中、治療後の写真撮影をしていると聞きますが…。
抜歯と非抜歯の違い等を含む、治療前の説明もあまりありませんでした。
インターネットを見ると、私と同じような状態が見られた方も結構いるようなのですが、何か良い改善方法はないのでしょうか。
例えば、装置を外せば戻るとか、顔の運動など、こけた頬を治すための良い対策や今後のアドバイスについてご教授ください。
よろしくお願いたします。
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- やまぐち矯正歯科クリニック
- （ 埼玉県 さいたま市南区 ）
- 2009年02月24日10時53分
ご相談拝見いたしました。まず治療前の状況や現在の状況が把握できないため、予測のみでの回答になってしまうことをご了承ください。
成人の矯正治療で、上下顎前突という状況であれば抜歯による矯正治療になってしまう可能性が高いでしょう。
私も矯正治療のため抜歯をしたことで頬がこけてしまったという話をインターネットで拝見したことはあります。
しかし、私にはピンときません、私も何人もの患者さんの抜歯による治療も行ってきましたが、抜歯をしただけで頬がこけたようになってしまった方を見たことはありません。
俳優の方が役作りのために頬をこけさせるために、抜歯をしたという話がありますが、ほとんどの奥歯（一番大きい歯）を上下で8本抜いたりすることによってやっと頬がこけるそうです。
では、なんでちょこさんが頬がこけたように見えるのでしょうか？
考えられる可能性として、実際は頬がこけたのではなく口元の変化ではないでしょうか。人は人の顔の変化を見るときに相対的な変化をみます。
矯正治療で変化するのは、口元、鼻から上唇にかけての部分、下唇の部分です。治療開始から半年という期間をみると初診時の状況から口元が変化し、その影響で頬がこけたように見えている可能性が考えられます。
この場合、担当先生は治療が順調に進んでいれば進んでいる程、患者様が頬がこけてきたと言っても伝わらない可能性があります。治療は良好に進んでいるし、口の中の変化は問題ない、また先生の中では最終的な状況が想像できているために起こる問題の一つと考えられます。
あくまでも予測ですが、ちょこさんが心配なさっているのが、口元変化によるものであれば担当の先生と一度じっくりご相談されてはどうでしょうか。
残念ながら装置を外しても元には戻りません。
もう一度歯を抜いた場所に隙間を作ることはできると思いますが、今度は前歯が位置の問題が出てくる可能性があります。
顔の運動等はいいでしょうね、最近ではアンチエイジングのための顔の運動の著書もたくさん出ていますが、口周りの筋肉を鍛えることは、良い方向に向かう可能性があります。
現在の状況が完全には把握できないため、具体的なアドバイスを行うことができません。申し訳ありません。しかし、まずは先生とコミュニケーションをとり、改善していく方法を探して行くことが最善ではないでしょうか？
どうしてもということであれば、セカンドオピニオンを考えてみてはいかがでしょうか？
長くなりまして申し訳ありませんでした。
