ころころさん(東京都)の相談
はじめまして。
4年ほど前に矯正治療を開始し2年前にブラケットが外れ、
今はリテーナーをつけています。
しかし就職してから、発音がしづらく仕事に支障が出るという理由で、半年ほどつけるのをやめてしまいました。
また、左の奥歯に虫歯が出来て、1ヶ月ほど右側ばかりで噛んでいたためか上の前歯と下の前歯の真ん中の線がずれてきてしまっています。
リテーナーはきついのですが一応入り、リテーナーをつけると
真ん中の線はまっすぐになります。
また、顔の左側だけが顔の肉が明らかにたるんでいて、右と左で全く顔の印象が違うので、とても気になっています。
鼻の脇から口元にかけてほうれい線のようなシワがあります。右側は全くありません。
4年前に、矯正治療を始める際、左上の犬歯を抜きました。他にも確か上右の歯を1本と下の歯を2本抜きました。
それが原因でしょうか。
当時、歯科医の先生は「本当は抜きたくないんだけど
これは斜めに生えちゃっているから」とおっしゃっていました。
最近になって知人に「犬歯は根が長く丈夫な歯で、抜くと
かみ合わせもうまくいかないし、そこだけへこんで老けて見えるらしい」と言われたのがショックで、気にしています。
噛みあわせを良くするために矯正治療を頑張ったのに、大事な犬歯を抜いてしまったのは失敗だったのかなと不安に思っています。
けれども、担当の歯科医の先生のことはとても信頼しておりますし、特に犬歯を抜いたことと関係が無ければ良いと思っているのですが。
犬歯が原因で口元にシワが出来たり顔が歪んでいるのでしょうか。
それとも単に片噛みによるせいで、このままリテーナーを
つけていれば改善されるのでしょうか。
長々と申し訳ありませんがご回答、ご助言お願いいたします。
- 厚木矯正歯科
- ( 神奈川県 厚木市 )
- 2009年01月19日21時06分
しかし、逆に言うと根が長いため傾斜が著しかったり正しい位置から極端に離れた所に生えてきた場合には移動が困難である事も事実です。
通常矯正治療では犬歯を抜くという選択はあまりしませんが、上記のような理由からやむを得ず抜歯を選択する場合もあります。
矯正治療を始めた当時先生が「本当は抜きたくないんだけど・・」とおっしゃっていたのもそのような理由からでしょう。
矯正前後のお顔を比較したわけでないので、表情と犬歯を抜歯したことの因果関係はわかりませんが、左右対称の表情をしている方はまずいませんので矯正治療が原因とは考えにくいと思われます。
さて、口元のシワやゆがみには表情筋のトレーニングをおすすめします。
「フェイスニング」で検索してみてください、フェイスニングを提唱されている犬童文子先生は昨年の日本矯正学会でも公演され、私もたいへん感銘をうけました。
最後にリテーナーですが確かに発音しずらくわずらわしいですが、がんばって使用してください、せめて夜寝る時だけでも使用しましょう。
やめてしまうと後戻りが起こりもったいないですから。