まーやんさん(長野県)の相談
カテゴリ:抜歯について
こんにちは。
中学3年生の娘について相談いたします。
下に歯の犬歯が、左右一本ずつ先天的に欠損しています。
上前歯が出っ歯になっているため、矯正歯科に行ったところ、上4番の歯をそれぞれ1本ずつ抜いて矯正するとのことでした。
抜歯ときくと、少し心配してしまいます。
娘の場合も、抜歯は必要なのでしょうか。
アドバイスよろしくお願いいたします。
もしかしたら欠損歯が違っているかもしれませんが、上が2本多いために前歯がせり出してしまっているという説明でした。子供は抜歯については何も言わないし、その治療方法でいいよ、というのですが親の方が心配してしまっています。抜かずにやる場合、足した歯?が何年かすると黒っぽく?歯茎が変わってくる・・・と言われたので抜歯かな?と思っていましたが、他の先生の意見も聞いて参考にしたいと思い相談させていただきました。親子で少し話し合ってみたいとおもいます。有難うございました。
- さいとう歯科矯正クリニック
- ( 岩手県 宮古市 )
- 2008年12月18日19時08分
犬歯の先天性欠如は珍しいですね。大抵は正中(顎の真ん中)から数えて2番目の「側切歯」または5番目の第2小臼歯である場合が多いのですが。
基本的には下が2本ないのだから上を2本抜いた方がバランス良く咬むのは事実です。しかしながら、とくに顎の骨の大きさと並ぶべき歯の横幅の総和(ディスクレパンシーと言います)にアンバランスがない場合は上の歯は抜かずに下の奥歯を前方に移動させて隙間を閉じる方法もあります。ただ、診ないと何とも言えませんが。
いまだに「歯を抜く」治療に抵抗を持つ方が多いのですが、「歯を抜かないで治す」を売りにしている治療のほうが満足な結果を得られずに抜歯して再治療となるケースが報告されている事もご承知おき下さい。
基本的には下が2本ないのだから上を2本抜いた方がバランス良く咬むのは事実です。しかしながら、とくに顎の骨の大きさと並ぶべき歯の横幅の総和(ディスクレパンシーと言います)にアンバランスがない場合は上の歯は抜かずに下の奥歯を前方に移動させて隙間を閉じる方法もあります。ただ、診ないと何とも言えませんが。
いまだに「歯を抜く」治療に抵抗を持つ方が多いのですが、「歯を抜かないで治す」を売りにしている治療のほうが満足な結果を得られずに抜歯して再治療となるケースが報告されている事もご承知おき下さい。