MEIさん(静岡県)の相談
カテゴリ:症状の悩み
こんにちは、相談させて下さい。
私自身と、娘のことについてご相談があります。
私は受け口で治したくていろいろ調べたのですが、矯正と手術をすれば保険適用になるというのを見ました。
是非やりたいと思うのですが顔がいきなり変わってしまいそうで不安です。
今は、口を開けると顎がぱきぱき鳴って痛いということと、顎が少し左にズレてている状態です。すぐにでも治療したいのですが、費用がどのくらいかかるのかがわかりません。
保険が適用されるのはどのような条件でしょうか。また、適用された場合の一般的な料金がわかると幸いです。
また、実は四歳の娘も受け口なので矯正をしたいと思いますが、一度みてもらったところ、まだ早いと言われました。
また、もし矯正しても大人になるにつれて戻ってしまう場合があると言われ、なかなか踏み切れません。
娘の治療に関して、アドバイスもいただけるを幸いです。
よくわからない文になりましたが、お答えて頂けると幸いです。
- スルガ平デンタルクリニック
- ( 静岡県 駿東郡 )
- 2008年12月12日15時30分
MEIさん こんにちは
沼津市のあい敬歯科医院です。
メールを拝見させていただきました。
受け口の治療は、大きく分けて
1.矯正治療のみで治す場合
2.外科的矯正手術を併用する場合
と大別されます。
1.2.にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
1では、歯の移動のみで受け口を治すので、横顔の変化が少ない仕上がりになりますが、外科処置をしないので患者さんの負担は軽いです。
2では下顎枝矢状分割術という方法が一般的によく行われます。
下顎骨の大臼歯の後方部を内側と外側の2枚に割り、そして上下の歯が正常に咬合する位置まで歯のあるほうの骨を後方にずらし、その位置で固定するというものです。横顔は著しく変わります。
顔がいきなり変わってしまいそうで不安とのことですね。
一般的に、あごの出っ張り感は改善されますので、術後ご満足いただく方が多いようですが、(外科の先生からも直前に説明があると思いますが)顔が丸顔になりやすいということは検討項目に加え た方がいいかもしれません。
2の場合、術前矯正治療→外科手術→術後矯正治療という経過を経るのですが、全てが保険適用となります。総額にすると80万〜90万程となりますので、私費の治療とあまり変わらないのが現状のようです。外科手術を併用する場合は、矯正治療も大学病院などの大きな施設で治療を受けることになりま す。
治療方法について迷ったり、不安になるお気持ちはとてもよく分かります。
ぜひ矯正専門のドクターへ相談だけでもいらしてください。
私費の治療でも、(70万+月1回5000円:※当院の場合)で施術しております。
1の治療には限界がありますので、お口の状態を見させていただいて、2を強くお勧めする場合もありますし、1で十分治療ができる受け口の方も非常に多くいらっしゃいます。2の場合は大学病院への紹介という形になります。
娘さんは4歳とのことでしたね。
受け口の治療を始める適切な時期は、受け口の度合いによります。
受け口は遺伝しますので、お母様の程度をみて判断します。
外科手術を将来的に行うことを前提として18歳になるまで経過観察を行うのか、
それとも、なるべく外科手術をしないで済むように上の顎を引っ張って成長を加速させるような装置(上顎前方牽引装置)を夜 眠る時に使っていただく治療方法を開始していくのか
以上どちらかを6歳臼歯が萌出し前歯4本が揃った時期に判断することが適切であると思います。
上のあごの成長は10歳前後で止まってしまうのに対して、下のあごは女性だと14〜16歳まで成長します。矯正治療でいったん正常な噛み合わせになっても、下のあごが予想に反してぐん ぐん伸びてしまうと、また受け口になってしまいます。下のあごがどこまで伸びるのかを予想して抑制できたらいいのですが、身長がどこまで伸びるのかが分からないように、それは無理なのです。
しかし、上のあごが止まる前に、より成長をさせておくことは可能です。
10歳になる前に一期治療で(成人の矯正治療の半額程度が相場です)上顎前方牽引装置を装着して上のあごを大きめに成長させておくことは全く無駄にはならないと思います。
簡単になりなすが、以上になります。
ご相談お待ちしております。
※文面中にある一期治療、ニ期治療という形式をとっていない医院もありますので、ご注意ください。
沼津市のあい敬歯科医院です。
メールを拝見させていただきました。
受け口の治療は、大きく分けて
1.矯正治療のみで治す場合
2.外科的矯正手術を併用する場合
と大別されます。
1.2.にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
1では、歯の移動のみで受け口を治すので、横顔の変化が少ない仕上がりになりますが、外科処置をしないので患者さんの負担は軽いです。
2では下顎枝矢状分割術という方法が一般的によく行われます。
下顎骨の大臼歯の後方部を内側と外側の2枚に割り、そして上下の歯が正常に咬合する位置まで歯のあるほうの骨を後方にずらし、その位置で固定するというものです。横顔は著しく変わります。
顔がいきなり変わってしまいそうで不安とのことですね。
一般的に、あごの出っ張り感は改善されますので、術後ご満足いただく方が多いようですが、(外科の先生からも直前に説明があると思いますが)顔が丸顔になりやすいということは検討項目に加え た方がいいかもしれません。
2の場合、術前矯正治療→外科手術→術後矯正治療という経過を経るのですが、全てが保険適用となります。総額にすると80万〜90万程となりますので、私費の治療とあまり変わらないのが現状のようです。外科手術を併用する場合は、矯正治療も大学病院などの大きな施設で治療を受けることになりま す。
治療方法について迷ったり、不安になるお気持ちはとてもよく分かります。
ぜひ矯正専門のドクターへ相談だけでもいらしてください。
私費の治療でも、(70万+月1回5000円:※当院の場合)で施術しております。
1の治療には限界がありますので、お口の状態を見させていただいて、2を強くお勧めする場合もありますし、1で十分治療ができる受け口の方も非常に多くいらっしゃいます。2の場合は大学病院への紹介という形になります。
娘さんは4歳とのことでしたね。
受け口の治療を始める適切な時期は、受け口の度合いによります。
受け口は遺伝しますので、お母様の程度をみて判断します。
外科手術を将来的に行うことを前提として18歳になるまで経過観察を行うのか、
それとも、なるべく外科手術をしないで済むように上の顎を引っ張って成長を加速させるような装置(上顎前方牽引装置)を夜 眠る時に使っていただく治療方法を開始していくのか
以上どちらかを6歳臼歯が萌出し前歯4本が揃った時期に判断することが適切であると思います。
上のあごの成長は10歳前後で止まってしまうのに対して、下のあごは女性だと14〜16歳まで成長します。矯正治療でいったん正常な噛み合わせになっても、下のあごが予想に反してぐん ぐん伸びてしまうと、また受け口になってしまいます。下のあごがどこまで伸びるのかを予想して抑制できたらいいのですが、身長がどこまで伸びるのかが分からないように、それは無理なのです。
しかし、上のあごが止まる前に、より成長をさせておくことは可能です。
10歳になる前に一期治療で(成人の矯正治療の半額程度が相場です)上顎前方牽引装置を装着して上のあごを大きめに成長させておくことは全く無駄にはならないと思います。
簡単になりなすが、以上になります。
ご相談お待ちしております。
※文面中にある一期治療、ニ期治療という形式をとっていない医院もありますので、ご注意ください。