ワクワクさん(愛知県)の相談
カテゴリ:小児矯正
ここ数年、地元の歯科医院で奥歯の虫歯治療や歯石除去等定期的に通っていました。
一年位まえから上前歯の中心二本の隙間が開いてきて気になります。もともと小さい歯ですが、歯周病になりかけていた時期があり、お医者さまは、その影響ですよと。どうしようもできませんと言い切られました。
歯周病はデントレックスを購入し、家と会社での徹底的な洗浄を続けた結果完治しています。
お医者さまにも もう歯茎の切開は必要なく時々歯石除去にくるだけで良いでしょうとのことでしたが その際に上記のように 隙間はなんともならないとの診断でした。
歯周病の影響からなら保険を適用して矯正ができるという情報をみたこともありますが、どのようなものなのでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
- たき歯科医院
- ( 大阪府 富田林市 )
- 2008年12月07日21時45分
年齢が進み、特に上顎前歯部の各歯牙の周りの骨(歯周骨)が減り、また歯周ポケットが深くなって、炎症を起こしてきますと、歯が前方に傾斜(移動)し、歯と歯の間が開いて、隙間が大きくなってくることが良く見受けられます。保険適用ができるかということですが、顎形態の異常などでは、保険を使っての治療は可能ですが、この治療はどちらかといえば、審美性を求めての治療ですので保険診療の対象とはなりません。
でも、本格的な矯正診療というほど、大層な治療ではありませんので、費用については、矯正をされる診療所でご相談されればいいのではないかと思います。こうした治療はほぼ半年位で治まって来る事が多いのです。
ただ、前方に出た歯牙を内側に入れていく場合、かみ合う相手の下顎の歯が
当たってきている場合は、上顎の前歯をデプレス(圧下)させながら後退をさせていく必要があります。また、せっかく良くなった歯周組織の炎症が再発する可能性もあります。歯周ポケットが4,5mmを超えているなら、歯周外科によりポケットを小さくしてから矯正を始めるほうがいいと思います。もちろん矯正治療を始めてから歯周外科も出来ますが、痛みなどが続き辛い時期が伴います。ただ、矯正が終わった後は、以外に歯がしっかりして歯周組織の状態が治療前よりよくなっていることが多いです。これは、特に歯や歯肉周辺の清掃状態がよくなって来たこと、歯の移動に伴い周囲組織が活性化(これは、まだ公には認められていないです)したのかもしれないなどが、考えられます。
本来、歯は口唇、舌、かみ合わせ、頬などの圧力のバランスの位置に動くものです。ですから、上顎前歯が前方に出てきているのは、上口唇の上顎前歯に対する圧力が減ってきているからなのです。ですから、口唇の力を強くするというのも1方法なのです。
笑顔の時、三角笑いといって、上唇は横に一直線、下唇は中央を下げた逆三角(2等辺3角形)の笑い方をすると自然に上顎前歯を後方に押しますが、この笑顔を毎日長時間続けて頂くという方法があります。良い結果が出るまではかなりの時間を要しますし、対咬する歯があたってきている場合は効果はありません。でも状態がより悪くなることを防ぐというメリットがあります。
ですから矯正で綺麗な元の状態に戻ったとしましても、口唇の圧力が低下したままでは、また歯が前方にでてくるということがあります。そういうこともあって後戻りが起こりやすい治療ですので、リテイナーという保定装置をつけることは必須です。
十分な回答とはいえませんし、装置も結構目立つ可能性もあります。
信頼できる、歯科医、矯正歯科医に相談されることが大事と思います。
でも、本格的な矯正診療というほど、大層な治療ではありませんので、費用については、矯正をされる診療所でご相談されればいいのではないかと思います。こうした治療はほぼ半年位で治まって来る事が多いのです。
ただ、前方に出た歯牙を内側に入れていく場合、かみ合う相手の下顎の歯が
当たってきている場合は、上顎の前歯をデプレス(圧下)させながら後退をさせていく必要があります。また、せっかく良くなった歯周組織の炎症が再発する可能性もあります。歯周ポケットが4,5mmを超えているなら、歯周外科によりポケットを小さくしてから矯正を始めるほうがいいと思います。もちろん矯正治療を始めてから歯周外科も出来ますが、痛みなどが続き辛い時期が伴います。ただ、矯正が終わった後は、以外に歯がしっかりして歯周組織の状態が治療前よりよくなっていることが多いです。これは、特に歯や歯肉周辺の清掃状態がよくなって来たこと、歯の移動に伴い周囲組織が活性化(これは、まだ公には認められていないです)したのかもしれないなどが、考えられます。
本来、歯は口唇、舌、かみ合わせ、頬などの圧力のバランスの位置に動くものです。ですから、上顎前歯が前方に出てきているのは、上口唇の上顎前歯に対する圧力が減ってきているからなのです。ですから、口唇の力を強くするというのも1方法なのです。
笑顔の時、三角笑いといって、上唇は横に一直線、下唇は中央を下げた逆三角(2等辺3角形)の笑い方をすると自然に上顎前歯を後方に押しますが、この笑顔を毎日長時間続けて頂くという方法があります。良い結果が出るまではかなりの時間を要しますし、対咬する歯があたってきている場合は効果はありません。でも状態がより悪くなることを防ぐというメリットがあります。
ですから矯正で綺麗な元の状態に戻ったとしましても、口唇の圧力が低下したままでは、また歯が前方にでてくるということがあります。そういうこともあって後戻りが起こりやすい治療ですので、リテイナーという保定装置をつけることは必須です。
十分な回答とはいえませんし、装置も結構目立つ可能性もあります。
信頼できる、歯科医、矯正歯科医に相談されることが大事と思います。