みかんさん(京都府)の相談

カテゴリ:時間と期間

こんにちは。
私は、一度小学校の時に矯正治療を行いましたが、その後がたがたに動いてしまい、成人を過ぎたあたりから、前歯の2本のうち右の歯だけが前に出てしまい、とてもみっともない状態になりました。

下の歯もがたがたになり、結局矯正をした意味もなくなっていました。
3年前の23歳の時に、あまりに歯のガタガタがコンプレックスとなったので、「もう一度治療をしよう」と思い、子どものときの先生とは違う他の医院さんで、現在治療をしています。

下の歯は、私が見ても、ともてもきれいに並び(現在も装置はつけてますが)納得していますが、上の歯は、まだまだのように思えます。

一番嫌だった、上の歯の右前歯の出っ歯は納まってきましたが、右前歯の左側と右側両方に隙間ができて、なかなかこの隙間が埋まりません。
奥歯の奥にインプラントも利用して、わざわざ隙間を作った時期もあります。

先生は、「全体的な出っ歯を、この隙間を利用して引っ込める」というようなご説明をされてましたが、なかなか埋まらないことと、矯正してまら3年をすぎたことで、「いつになったら矯正装置がとれるのか」と思うと不安になります。

あと半年程度と治療の見込みもお聞きしましたが、子供の時を合わせて、現在まで、矯正をしている期間が長いだけに、少し疲れてしまいました。

このままあと少し辛抱した方が良いとはわかっていますが、本当に歯並びはきれいになるのでしょうか。


長々とすみません。
何かアドバイス、ご意見をいただきたくて相談いたしました。
ご回答よろしくお願いします。

歯がガタガタと並ぶというのは、きれいな歯列から、各歯の角々がずれて、凹凸のようになってきたということだろうと推察致します。

人は、生涯噛み続けますますから、噛む力が臼歯部では、それぞれの歯を前方に押すことになります。
歯の周りの歯周組織が弱ってきますと、特に影響を受けやすくなり、上顎前歯が前突したり、下顎前歯が叢生(ガタガタと、凹凸のある歯並びのこと)となったりしてきます。

ですから矯正が終わった後も、観察期間を長くおいて、後戻りをしないようにリテイナー(保定装置ー後戻り防止器具)も長期間(夜だけ、1週間毎、月に2晩、口腔内に装着)つけなければならないことが多いのです。
これは歯の形態、歯周組織の繊維の強さなども関連しますし、第3大臼歯(親知らず)の影響も考えられます。

ですから、リテイナーを装着する以外に、歯の形の修正、歯の周りの繊維の切除、親知らずの抜歯等を必要とすることが多くあります。

また歯周組織が弱るといけないので、徹底した口腔内の清掃(プラークコントロール)が必要ですし、もちろん歯石などがつかないようにしなければいけないと思います。
もし歯石などが溜まってくるようでしたら定期的に口腔内のクリーニングを歯科医院にてされる必要があります。歯が動揺してきている場合は、危険信号が出ていると思って下さい。

30代半ばでおられる場合は、歯周組織がダメージを受けている場合は少ないと思います。親知らずの存在、咬合の深さなどの影響、臼歯部のカリエス(虫歯)などの影響が挙げられると思いますが、現実にお口を見させていないので、はっきりとしたことは言えません。

下顎はきれいに並んできたということですので、上手に治療をされていることと思います。
上顎の前歯は、かみ合わせが深いと、後方に入ることが難しく(下の歯が突き上げるため)、そのためには。上の前歯の裏や、当たる下の歯を削合する必要があります。
下の歯の突き上げが強い場合は、上下の前歯をデプレス(抑え込むこと)をしなければならないと思います。この場合は歯周組織が弱って難しいのです。

担当の先生とよく相談されて、ご自分に合った方法をとって頂くようにご希望を言ってみて下さい。

相談を投稿する