良子さん(大阪府)の相談

カテゴリ:効果

こんにちは。
中学生の子供のすきっ歯を治療中です。

器具をはめて一年ほど。
先日、「もうすぐ治療は終わります」と子供が言われたそうですが、ぜんぜん歯のすきまは治っていません。
医師が言うには歯の裏側から見ればすきまがなくなっているとのこと。
でも、前から見たら以前とほとんどかわらず、隙間が目立ちます。

この隙間が気になるなら間につめものをする方法があると説明されたようですが、治療前には隙間が埋まらない事があるなんて一言も言われていないので、納得がいきません。

事前にそういう説明があれば、それでも治療をお願いするか、しないかを検討し、納得できたと思うのですが、前から見て隙間が埋まらないのは多いことなんでしょうか?

治療前の診断で、この歯並びだと隙間は完全になくならないと判断できないものなのでしょうか?

ご回答、お待ちしております。
よろしくお願いいたします。

さて、お子様の歯と歯の間に生じた隙間に関してですが、お写真などを拝見しておりませんのではっきりとしたことは申せませんが、「歯の裏から見たら隙間はない、だが表から見ると隙間がある・・・」から察するに、
ひとつは歯茎が下がって歯と歯の間の歯茎寄りに三角形の隙間が生じた可能性、
ひとつは歯の形が特徴的で、表からみて歯と歯の間に隙間があるように見える可能性、
もうひとつは本当に隙間がある可能性が考えられます.

1番目の可能性の歯茎が下がって黒い三角形の隙間が生じることは矯正治療中で比較的良く発生することですが、いったん下がった歯茎はなかなか回復しませんので、我々矯正医がとる方法として、歯の形を少し変えることで黒い三角形の隙間をなくす、もしくは小さくすることができます。

そして2番目の可能性である特徴的な歯の形をしている場合は、根本的な問題ですので、この場合は大きく歯の形を変えることが必要になるでしょう。

最後の可能性は,実際に隙間が残っているわけですから閉じる必要があります。
いずれにせよ、私の想像の域を脱していませんので、かかりつけの先生に再度見ていただくか、セカンドオピニオンとして他の矯正の先生にお聞きするのがベターと思います。

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