のあさん(福岡県)の相談

カテゴリ:小児矯正

右下の5番が欠損しており、乳歯に冠せ物をして今までもたせてきました。痛み等はないのですが、歯磨き時に少し歯茎から出血することはあります。別の歯の虫歯治療に行った際に、いずれ歯茎が炎症をおこす、と抜いてブリッジにすることを勧められましたが、健康な前後の歯を削ることを考えると即答できませんでした。今のままにしておくことも含め、ほかの方法となると、どういったものが考えられるでしょうか?
ちなみに、親知らずも抜歯したほうがいいといわれているのですが、たとえば矯正等で親知らずを欠損部分に生かすことはできないのでしょうか?下の親知らずは左右とも横に寝てしまっており、前の歯にぶつかって今の状態では絶対に生えてこれないといわれています。左は完全に歯茎の下ですが、右は少し覗いている状態です。上の親知らずは、左は虫歯になったため抜歯していますが、右は生えかけの状態で止まっています。今は痛み等はありません。もし親知らずを生かせるなら、抜いてしまうのも…と思っている次第です。

この度は、メールでのご相談ありがとうございます。ひびき歯科クリニックの末藤と申します。
>右下5の欠損について
 乳歯は永久歯に比べて、歯根が短く、歯の質も弱いです。一般的には、寿命は10年程度とされていますので、いずれは自然に抜けたり、歯根が折れたりすると思います。しかし、現在のところ歯の動揺もないようですので、歯肉炎に対する治療をされてみてはいかがですか?50歳位で、乳歯が残っている方もいますよ。
 もし、抜歯して補綴(歯を作る)する場合は、スペースの問題もありますが、親知らずの移植は難しい場合が多いです。(右下5のスペースより親知らずの方が大きい)移植以外の方法になると、義歯・ブリッジ・インプラントになります。

  ①義歯:隣在歯を削る必要がありません。保険外でしたら、ノンクラスプ義歯みたいに目立たない方法もあります。
  ②ブリッジ:隣在歯を削る必要がありますが、固定性(接着剤で着け る)のため、違和感が少ないです。
  ③インプラント:健康保険適応外ですが、隣在歯を削る必要がありません。また、取り外しの必要もなく違和感が少ないです。
 以上、様々な方法がありますが、一長一短ありますのでよく考えて結論を 出されてはと思います。

>親知らずについて
  真横をむいてはえている親知らずについては、抜歯をお勧めします。今後、歯肉の炎症・手前の歯の虫歯・歯並びが悪くなるなど影響がでる可能性が考えられます。まっすぐはえている場合は、移植等に使える場合もありますが・・・

ご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ね下さい。充分ご納得されてからの治療をおすすめします。

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