りんごさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
チンキャップについて
・10歳、女児
・軟口蓋裂(1歳半時に手術済)
・歯並びが悪く、反対咬合
・2歯ほど欠損
・現在矯正治療中(チンキャップ)
・大学病院小児歯科に、2ヶ月に1度通院
(チンキャップのメンテナンスの為)
「チンキャップ」を就寝時のみで、1日8時間くらい装着しています。
9歳の時に、軟口蓋裂手術後に発生したろう孔を閉鎖する為の手術を受けました。
その後、手術によって骨格が変わったのか、寝てる姿勢が原因なのか、チンキャップをつけて寝ると、顎にあてている金具がずれて、あごに打撲痕がついてしまうようになりました。
矯正の担当医に相談して、金具にあてる保護カバーをもらったのですが、効果がありません。
ガーゼマスクをあててみたり、医療用テープで保護カバーやガーゼを肌に固定したりしてみましたが、効果がないようです。
チンキャップにつける輪ゴムの引っ張りを強くしてみると痛いようで、なかなか輪ゴムの強度も強くできません。
何度担当医に相談しても解決策をみつけてくれず、ネットで検索してもなかなか解決策をみつけられていないのが現状です。
※一部内容を修正・割愛しました(運営部)
- マロニエ矯正歯科クリニック
- ( 埼玉県 草加市 )
- 2025-01-09 20:41:00
初めまして、マロニエ矯正歯科クリニックの栗田です。
ご質問にお答えいたします。
チンキャップは最近ではあまり使われなくなっている装置ですが、好んで使う先生もいるようです。
おそらく欠損歯もある軟口蓋裂ですので抜歯の本格矯正を行う前提の治療をしていると思います。
下顎骨が過成長すると本格矯正治療の難易度が上がってしまうので、チンキャップで下顎の成長を抑制しているのでしょう。
チンキャップは顎先に圧をかけて使用しますが、ズレやすかったり顎に跡がついたりしてしまうこともあります。
ズレないように歯科医師が器具を調整したり引っ張る方向を変えたりして改善するしかないですし、
それでもズレてしまうようであれば今質問者様がやっているようにタオルなどを当てるしかないです。
なので、ズレても仕方なく使用し続けるか、チンキャップを止めてしまうかです。
あくまで本格矯正前提ですから早期矯正をどこまで頑張るかですね。
本格矯正でどうにか出来るのであれば早期矯正を長くやらなくても良いですし、
場合によっては顎を切る手術を行えば骨格性の問題は解決することが出来ます。
また、チンキャップの効果については現在では懐疑的とされているのもあります。
下顎骨は抑えても成長を止められないとされているため、受け口の治療は上顎前方牽引装置が主流です。
ただ、担当の先生も何かしらの意図をもってチンキャップを選択しているものとは思います。
大学病院であれば担当の先生より上の先生に話を通したり、担当医変更なども出来ると思います。
あまり良い対応をされていないと思うのであれば、今まで以上に強めに訴えかけても良いと思います。
軟口蓋裂の保険矯正は対応できる矯正歯科が限られるため、なかなか医院自体を変えるのも困難と思います。
通院中の大学病院の先生とよく話し合い、解決策を探していきましょう。
以上を、ご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。
ご質問にお答えいたします。
チンキャップは最近ではあまり使われなくなっている装置ですが、好んで使う先生もいるようです。
おそらく欠損歯もある軟口蓋裂ですので抜歯の本格矯正を行う前提の治療をしていると思います。
下顎骨が過成長すると本格矯正治療の難易度が上がってしまうので、チンキャップで下顎の成長を抑制しているのでしょう。
チンキャップは顎先に圧をかけて使用しますが、ズレやすかったり顎に跡がついたりしてしまうこともあります。
ズレないように歯科医師が器具を調整したり引っ張る方向を変えたりして改善するしかないですし、
それでもズレてしまうようであれば今質問者様がやっているようにタオルなどを当てるしかないです。
なので、ズレても仕方なく使用し続けるか、チンキャップを止めてしまうかです。
あくまで本格矯正前提ですから早期矯正をどこまで頑張るかですね。
本格矯正でどうにか出来るのであれば早期矯正を長くやらなくても良いですし、
場合によっては顎を切る手術を行えば骨格性の問題は解決することが出来ます。
また、チンキャップの効果については現在では懐疑的とされているのもあります。
下顎骨は抑えても成長を止められないとされているため、受け口の治療は上顎前方牽引装置が主流です。
ただ、担当の先生も何かしらの意図をもってチンキャップを選択しているものとは思います。
大学病院であれば担当の先生より上の先生に話を通したり、担当医変更なども出来ると思います。
あまり良い対応をされていないと思うのであれば、今まで以上に強めに訴えかけても良いと思います。
軟口蓋裂の保険矯正は対応できる矯正歯科が限られるため、なかなか医院自体を変えるのも困難と思います。
通院中の大学病院の先生とよく話し合い、解決策を探していきましょう。
以上を、ご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。