サメになりたいさんの相談

カテゴリ:抜歯について

下の両6番が根幹治療済みの場合の矯正治療について

こんにちは。初めて投稿させていただきます。
件名のとおり、下の歯の6番が両方とも根幹治療済みで矯正治療をする予定です。
現在、矯正の型取りの前に歯医者で治療を行っている段階です。

悩んでいることは、神経のない下の両6番を抜歯して、横向きに生えている両親知らず(浅い位置で埋まっていて、片方は若干歯茎から出ています)を7番と一緒に移動させる、というのが可能かどうかについてです…。

神経のない歯の寿命は短いことと、昔一度根幹治療をしたのに状態が悪く再治療中で、被せ物を被せても違和感があることから、生きている親知らずをなんとか利用できないかと考えております。

ただ、矯正歯科でのカウンセリングでも親知らずを移動させることはできるが横向きだと難しいということは説明をいただき、ネットで調べても横向きは基本抜歯になってしまうということで、納得はしているのですが希望を捨てきれません…泣

そこで、横向きに生えている親知らずはやはり抜歯しかないのか、矯正に利用するのは諦めた方がいいのか、率直なご意見をいただきたいです。

ご回答のほどよろしくお願いいたします。

親知らずの位置や状態によって治療方針は異なります。一般的に、横向きに生えている親知らずは抜歯が推奨されることが多いです。これは、横向きの親知らずが周囲の歯や歯茎に影響を及ぼすリスクが高く、また、歯の移動が困難な場合が多いためです。

あなたの場合、神経のない下の両6番を抜歯し、親知らずを移動させることを考えているとのことですが、以下のポイントを考慮することをお勧めします。

1. **親知らずの位置と状態**: 親知らずが埋まっている場合、十分なスペースがないと、矯正的に移動させることは難しいでしょう。また、根の形や生え方も影響します。

2. **矯正治療の計画**: 矯正医に再度相談し、親知らずを移動させる可能性や、別の代替手段について詳しく話し合うのが重要です。その際、親知らずを使うメリット・デメリットについても理解を深めましょう。

3. **他の選択肢**: 6番を抜歯することが決まっているなら、その後の治療計画としてインプラントを考えることも一つの手です。親知らずを利用する場合のリスクや不確実性を考えると、むしろ安定した結果が期待できることがあります。

4. **専門家の意見**: 矯正専門医だけでなく、口腔外科医とも相談することで、親知らずの抜歯が必要かどうか、また抜歯後の矯正治療についてのより具体的なアドバイスを受けられるでしょう。

最終的には、あなたの口腔内の状況や目指す治療結果に基づいて、最適な選択をすることが大切です。希望を持ちつつも、現実的な選択肢についても検討し、専門医としっかり話し合うことをお勧めします。
第一大臼歯(6番目の奥歯)を抜歯して、まずは第二大臼歯を近心に移動させて来ます。第ニ大臼歯を近心に移動させていくと、年齢にもよりますが多くの場合で、親知らずも第二大臼歯に連れて自然に近心に移動を開始して来ます。親知らずが移動して矯正装置を付けれる段階になれば装置を接着してワイヤーで倒れている親知らずを起こしつつさらに近心移動させます。このように時間はかかりますが、第二大臼歯を第一大臼歯に、そして親知らずを第二大臼歯の位置に移動することは可能な場合も少なくありません。残念ながら途中で困難と判断された場合でもそこから移植に切り替えることも可能ですので是非チャレンジしてみると良いのではないでしょうか。

また、親知らずの移動が終わった際に、対合する歯との噛みあわせが合わないのでセラミック治療等が必要になることも想定する必要があるかと思います。

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