かふかさんの相談
カテゴリ:アフターケア
歯列矯正後のナイトガードについて
歯列矯正後2年が経過しましたが、歯ぎしりによる歯のすり減りが気になり、ナイトガードを検討しています。
ナイトガードの作成は矯正を行った歯科医院で行おうと考えていますが、その歯科医院ではマウスピースとして提供されており、厚さ0.5mmのハードタイプと言われました。
ネットで調べる限り、0.5mmだと歯ぎしり対策としては薄い(壊れやすい)のではないかと感じていますが、強度としては問題ないでしょうか?(その歯科医院に質問した限りでは、そんな壊れやすいものではない、といった回答でした。)
もしくは、厚すぎると噛み合わせに悪影響が出るなどで、矯正後は薄いものを使ったほうが良いのでしょうか?
- マロニエ矯正歯科クリニック
- ( 埼玉県 草加市 )
- 2024-08-05 17:40:00
初めまして、マロニエ矯正クリニックの栗田です。
ご質問にお答えいたします。
歯科で使うマウスピースは全部で5種類あります。
・歯ぎしり用のナイトガード
・スポーツ用のマウスガード
・顎関節症用のスプリント
・歯を動かすためのアライナー(マウスピース矯正)
・歯並びを維持するためのインビジブルリテーナー
用途によって形、厚み、硬さが異なります。
ここではナイトガードとインビジブルリテーナーについて説明します。
ナイトガードは厚くて柔らかい素材で出来ており、歯ぎしりのダメージを軽減してくれます。
これは歯ぎしりを治しているのではなく、ナイトガードが破壊されることで歯を守っているに過ぎません。
基本的には一般歯科で作製します。壊れたら作り直しとなります。
歯並びを維持する効果はありませんので、リテーナーの代わりにはなりません。
もし今、取り外し式のリテーナーを使用していて、ナイトガードに切り替えると歯並びが崩れてしまいます。
インビジブルリテーナーは、薄くて硬い素材で出来ており、矯正後の歯並びを維持するためのものです。
全体的に歯をカバーしているの歯並びが崩れにくいですが、薄さもあり強度的に壊れやすくもあります。
壊れてしまうと歯並びが維持できなくなるので作り直しする必要があるのがネックです。
主目的では無いものの、歯をカバーしているので歯ぎしりのダメージを肩代わりしてくれます。
インビジブルリテーナーは矯正終了後に段階的に使用時間を減らしていくことで長持ちさせますが、
歯ぎしり用として使うなら毎日使用しつつ歯ぎしりの力を受け続け、頻繁に壊れてしまうようになるでしょう。
全く用途が異なるものなので、インビジブルリテーナーを歯ぎしり用として使用するのはおすすめではありません。
かといってナイトガードを作製してリテーナーを止めてしまうと歯並びも崩れていってしまいます。
なので、ナイトガードとリテーナーを併用するのが良いと思います。
ナイトガードを一般歯科で作製し、一週間のうち6日使用して、残りの1日をリテーナーを使用するのはいかがでしょうか。
矯正治療が終わって2年経過していれば、リテーナーの使用頻度も「週一回就寝時のみ」で問題ないと思います。
なので、当院でナイトガードを希望された方には両方併用することをおすすめしています。
また、歯並びは一生ものではなく老化現象や歯ぎしりなどで自然と崩れていくものなので、
歯並びを出来るだけ長く維持していきたいとするならば、基本的にはリテーナーは止めずに使用し続けましょう。
もしリテーナーを止めてしまうと、いつの日か必ず歯並びは崩れますのでご注意ください。
リテーナーを止めないでナイトガードをどう併用するかが大事となります。
以上をご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。
ご質問にお答えいたします。
歯科で使うマウスピースは全部で5種類あります。
・歯ぎしり用のナイトガード
・スポーツ用のマウスガード
・顎関節症用のスプリント
・歯を動かすためのアライナー(マウスピース矯正)
・歯並びを維持するためのインビジブルリテーナー
用途によって形、厚み、硬さが異なります。
ここではナイトガードとインビジブルリテーナーについて説明します。
ナイトガードは厚くて柔らかい素材で出来ており、歯ぎしりのダメージを軽減してくれます。
これは歯ぎしりを治しているのではなく、ナイトガードが破壊されることで歯を守っているに過ぎません。
基本的には一般歯科で作製します。壊れたら作り直しとなります。
歯並びを維持する効果はありませんので、リテーナーの代わりにはなりません。
もし今、取り外し式のリテーナーを使用していて、ナイトガードに切り替えると歯並びが崩れてしまいます。
インビジブルリテーナーは、薄くて硬い素材で出来ており、矯正後の歯並びを維持するためのものです。
全体的に歯をカバーしているの歯並びが崩れにくいですが、薄さもあり強度的に壊れやすくもあります。
壊れてしまうと歯並びが維持できなくなるので作り直しする必要があるのがネックです。
主目的では無いものの、歯をカバーしているので歯ぎしりのダメージを肩代わりしてくれます。
インビジブルリテーナーは矯正終了後に段階的に使用時間を減らしていくことで長持ちさせますが、
歯ぎしり用として使うなら毎日使用しつつ歯ぎしりの力を受け続け、頻繁に壊れてしまうようになるでしょう。
全く用途が異なるものなので、インビジブルリテーナーを歯ぎしり用として使用するのはおすすめではありません。
かといってナイトガードを作製してリテーナーを止めてしまうと歯並びも崩れていってしまいます。
なので、ナイトガードとリテーナーを併用するのが良いと思います。
ナイトガードを一般歯科で作製し、一週間のうち6日使用して、残りの1日をリテーナーを使用するのはいかがでしょうか。
矯正治療が終わって2年経過していれば、リテーナーの使用頻度も「週一回就寝時のみ」で問題ないと思います。
なので、当院でナイトガードを希望された方には両方併用することをおすすめしています。
また、歯並びは一生ものではなく老化現象や歯ぎしりなどで自然と崩れていくものなので、
歯並びを出来るだけ長く維持していきたいとするならば、基本的にはリテーナーは止めずに使用し続けましょう。
もしリテーナーを止めてしまうと、いつの日か必ず歯並びは崩れますのでご注意ください。
リテーナーを止めないでナイトガードをどう併用するかが大事となります。
以上をご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。