なさんの相談
カテゴリ:その他
マウスピース矯正中です。
治療を始める前に、歯と歯の間の歯茎が下がってブラックトライアングルができる可能性があるというのは聞いていましたが、現在歯と歯の間では無く、歯の中心部分の歯茎が一部少し下がっている(裂けている?)状態です。 これはマウスピース矯正中に起こり得ることなのでしょうか。
矯正をしている病院に行くのが1番だと思いますが、都合が合わずなかなか行けません… 心配な為、回答お願いします。
- マロニエ矯正歯科クリニック
- ( 埼玉県 草加市 )
- 2024-02-01 03:45:00
初めまして、マロニエ矯正歯科クリニックの栗田です。
ご質問にお答えいたします。
矯正治療は骨を作ったり壊したりしながら人体の骨代謝を利用して歯を動かしていくため、
全体的な歯肉退縮が生じてブラックトライアングルが生まれます。
これは成人の矯正治療ではワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも、抜歯でも非抜歯でも起こります。
起きる可能性がある、というよりはほとんど起きるというのが正しいでしょう。
歯の中心部の歯肉が下がっているのは歯肉裂開という状態で、良い状態ではありません。
裂開が生じてしまう原因は、過度な矯正力や歯ぎしりによる物理的刺激で生じることもありますし、
歯根が歯槽骨から飛び出してしまうことによっても生じます。
特にマウスピース矯正は無理な歯の動きが出来てしまうので、歯根が出てしまいやすいと思います。
ワイヤー矯正はブラケットとワイヤーの間にゆとりがあるので無理な動きになりにくいです。
非抜歯矯正か抜歯矯正かはわかりませんが、叢生(でこぼこ)を非抜歯矯正で治療した場合、
側方拡大・遠心移動・ディスキングでスペースを作っても足りないと歯が前に飛び出して治ります。
抜歯した方が良いくらいでこぼこしている人を非抜歯で治すと歯肉が下がりやすいです。
対処法としては、歯根を歯槽骨の中に入れていく必要があります。
非抜歯矯正の場合は抜歯矯正に切り替えるなどもっとスペースを作るべきでしょう。
今よりもスペースを作れない場合は、マウスピース矯正の治療計画を変更し、
歯の位置はそのままで歯根が今よりも内側に入るように設定したマウスピースを再作製する必要があります。
どちらにせよ、矯正歯科医師が治療計画を見直しマウスピースを作り直すしかありません。
通院できないまま新しいマウスピースに交換していくと悪化していくかもしれません。
まずは通院中の歯科医院に連絡し、どうすべきかを聞きましょう。
早めに対処すれば治ると思いますが、放置していると今以上に裂け目が大きくなり治らなくなります。
お忙しいと思いますが、お早めに行動された方がいいと思います。
以上を、ご質問に対する回答といたします。よろしくお願いいたします。
ご質問にお答えいたします。
矯正治療は骨を作ったり壊したりしながら人体の骨代謝を利用して歯を動かしていくため、
全体的な歯肉退縮が生じてブラックトライアングルが生まれます。
これは成人の矯正治療ではワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも、抜歯でも非抜歯でも起こります。
起きる可能性がある、というよりはほとんど起きるというのが正しいでしょう。
歯の中心部の歯肉が下がっているのは歯肉裂開という状態で、良い状態ではありません。
裂開が生じてしまう原因は、過度な矯正力や歯ぎしりによる物理的刺激で生じることもありますし、
歯根が歯槽骨から飛び出してしまうことによっても生じます。
特にマウスピース矯正は無理な歯の動きが出来てしまうので、歯根が出てしまいやすいと思います。
ワイヤー矯正はブラケットとワイヤーの間にゆとりがあるので無理な動きになりにくいです。
非抜歯矯正か抜歯矯正かはわかりませんが、叢生(でこぼこ)を非抜歯矯正で治療した場合、
側方拡大・遠心移動・ディスキングでスペースを作っても足りないと歯が前に飛び出して治ります。
抜歯した方が良いくらいでこぼこしている人を非抜歯で治すと歯肉が下がりやすいです。
対処法としては、歯根を歯槽骨の中に入れていく必要があります。
非抜歯矯正の場合は抜歯矯正に切り替えるなどもっとスペースを作るべきでしょう。
今よりもスペースを作れない場合は、マウスピース矯正の治療計画を変更し、
歯の位置はそのままで歯根が今よりも内側に入るように設定したマウスピースを再作製する必要があります。
どちらにせよ、矯正歯科医師が治療計画を見直しマウスピースを作り直すしかありません。
通院できないまま新しいマウスピースに交換していくと悪化していくかもしれません。
まずは通院中の歯科医院に連絡し、どうすべきかを聞きましょう。
早めに対処すれば治ると思いますが、放置していると今以上に裂け目が大きくなり治らなくなります。
お忙しいと思いますが、お早めに行動された方がいいと思います。
以上を、ご質問に対する回答といたします。よろしくお願いいたします。