あいちさんの相談
カテゴリ:時間と期間
矯正の周期について質問です。
サイトや先生によって3週間毎の調整や1ヶ月毎の調整と目にすらことが多いのですが、3週間も1ヶ月も仕上がりは同じなのでしょうか?また違いがあれば教えてください。
- マロニエ矯正歯科クリニック
- ( 埼玉県 草加市 )
- 2023-03-28 19:47:00
初めまして、マロニエ矯正歯科クリニックの栗田です。
ご質問にお答えします。
矯正治療の通院頻度ですが、ワイヤー矯正なら4週間おきが一般的です。
歯科医師の考え方もあるかと思いますが、3週間おきは間隔が少し短いと思います。
通院頻度が一か月おきというのは、予約が分かりやすいのもありますが、
「歯がなぜ動くのか」という矯正治療の基本的なメカニズムと関係しています。
歯は骨に埋まっており、少し押しても歯は動きません。
長時間歯に力をかけ続けると、歯が骨に圧迫され、破骨細胞が集まってきます。
破骨細胞が骨を溶かし、空間が生じて初めて歯が動くことが出来ます。
歯が居た場所には骨芽細胞が骨を作り、骨の量が変わらずに済みます。
常に全身で行われている破骨細胞と骨芽細胞による骨代謝を、
歯の周囲で意図的に生じさせて歯を動かすのが矯正治療の理屈となります。
この骨代謝の適切なサイクルが4週間とされています。
2週間で骨を壊して歯を動かし、2週間で骨を回復させている、というイメージです。
矯正治療は歯肉退縮や歯根吸収など、不可逆的な副作用が生じてしまいます。
どれだけ気を付けても多少なりとも副作用が生じるので、治療プランも内容も注意します。
3週間おきの通院だと回復時間が短いため、歯や歯周組織へのダメージが大きくなる可能性があります。
アメリカは国土が広くて通院が困難なので6週おきと聞いたことがあります。
マウスピース矯正は2〜3か月に一回の通院が一般的です。
通院間隔に応じた工夫がなされているなら、問題はないかと思います。
特に策もなく短期間で通院するとなると、治療が早く完了したとしても、
歯や骨がボロボロになってしまう可能性があります。それは一生影響します。
また、短期間通院をしたとしても思ったほど治療期間の短縮にはならないことが多いです。
矯正治療はお時間がそもそもかかるもので、あまり早く治そうとすべきではないです。
歯や骨のダメージが大きかったり、後戻りしやすかったり、仕上がりがいい加減になりがちです。
大半の矯正歯科が4週おきにしていると思うので、3週おきにしている矯正歯科に相談にかかることがあれば、
なぜ3週おきで問題が無いのかを尋ねてみると良いでしょう。
以上を、ご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。
ご質問にお答えします。
矯正治療の通院頻度ですが、ワイヤー矯正なら4週間おきが一般的です。
歯科医師の考え方もあるかと思いますが、3週間おきは間隔が少し短いと思います。
通院頻度が一か月おきというのは、予約が分かりやすいのもありますが、
「歯がなぜ動くのか」という矯正治療の基本的なメカニズムと関係しています。
歯は骨に埋まっており、少し押しても歯は動きません。
長時間歯に力をかけ続けると、歯が骨に圧迫され、破骨細胞が集まってきます。
破骨細胞が骨を溶かし、空間が生じて初めて歯が動くことが出来ます。
歯が居た場所には骨芽細胞が骨を作り、骨の量が変わらずに済みます。
常に全身で行われている破骨細胞と骨芽細胞による骨代謝を、
歯の周囲で意図的に生じさせて歯を動かすのが矯正治療の理屈となります。
この骨代謝の適切なサイクルが4週間とされています。
2週間で骨を壊して歯を動かし、2週間で骨を回復させている、というイメージです。
矯正治療は歯肉退縮や歯根吸収など、不可逆的な副作用が生じてしまいます。
どれだけ気を付けても多少なりとも副作用が生じるので、治療プランも内容も注意します。
3週間おきの通院だと回復時間が短いため、歯や歯周組織へのダメージが大きくなる可能性があります。
アメリカは国土が広くて通院が困難なので6週おきと聞いたことがあります。
マウスピース矯正は2〜3か月に一回の通院が一般的です。
通院間隔に応じた工夫がなされているなら、問題はないかと思います。
特に策もなく短期間で通院するとなると、治療が早く完了したとしても、
歯や骨がボロボロになってしまう可能性があります。それは一生影響します。
また、短期間通院をしたとしても思ったほど治療期間の短縮にはならないことが多いです。
矯正治療はお時間がそもそもかかるもので、あまり早く治そうとすべきではないです。
歯や骨のダメージが大きかったり、後戻りしやすかったり、仕上がりがいい加減になりがちです。
大半の矯正歯科が4週おきにしていると思うので、3週おきにしている矯正歯科に相談にかかることがあれば、
なぜ3週おきで問題が無いのかを尋ねてみると良いでしょう。
以上を、ご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。