mikaさんの相談

カテゴリ:抜歯について

セラミック治療後の矯正と抜歯について

歯の欠け、矮小歯などの理由で右前歯、左右の側切子にセラミックを被せています(神経はあります)。
最近、噛み合わせが気になり(開咬というものだと思われます)矯正を考え始めたのですが、セラミックが入った歯でも可能なのでしょうか?
もし可能で抜歯が必要である場合、既に治療済みである側切子を抜歯という形になるのでしょうか?
健康な歯を出来るだけ残したいと考えております。
見なければ分からないこともあると思いますが、できましたらご回答いただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。

 mikaさんお問い合わせありがとうございます。
 私は鹿児島で開業しておりますえなつ歯科・矯正クリニック院長の江夏国禎と申します。
 お問い合わせの件ですが、セラミックが入った歯があっても矯正治療は可能です。ただし通常の歯に比べセラミックの歯は、ブラッケットが外れやすかったり、マウスピース矯正用のアタッチメント(プラスチックの出っ張り)がつけにくかったりはあるかと思います。
 また、一般的に歯列が狭くて歯並びがガタガタになっている場合、歯を並べる隙間を作るために、第一小臼歯(前から4番目の歯)を抜歯することが多いです。側切歯は見た目のバランスに大きく関わる歯なので、一般的には抜かないことが多いです。
 ご参考になれば幸いです。
  • mika(24歳 女性 )
  • 2023年02月20日17時36分
お忙しい中丁寧なご回答ありがとうございます。
側切歯は残す形になる事が一般的なのですね。
開咬についてなのですが、早急に治す必要はありますでしょうか?
眼科手術直後のため、お金を貯め出来れば2〜3年後に矯正開始したいのですが、それでは手遅れということもあるのでしょうか?
お時間あります時にご回答頂けますと幸いです。
mikaさん
 開咬に関しては現在のご年齢から考えると早く治さなくてはならないということはないと思います。
 開咬があると奥歯ばかりで噛むため奥歯がすり減ったり、負担がかかりすぎたりすることがあるので、将来的には治した方が良いと思いますが、緊急性を要するものではないので、ご自身の状況が整ってからで良いと思います。
 ご参考になれば幸いです。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

セラミックが入った歯でも矯正治療自体は可能ですが、歯の根に対してセラミックをかなり無理をした状態で付けていることが多いため、そのままの状態で矯正治療をスタートできるかどうかは、より精密な検査・分析をした上での判断になると思います。

健康な歯よりも治療済みの歯の方が寿命が短くなりますので、抜歯が必要な場合には治療済みの歯を優先して抜歯の可能性を検討すると思います。

ただし、側切歯のように一般的には抜歯の対象にならないような歯を抜くと、その後の矯正治療の難易度が上がってしまいますので、その辺りのメリット・デメリットを総合的に判断することになると思います。ご検討下さい。
  • mika(24歳 女性 )
  • 2023年02月20日17時43分
お忙しい中丁寧なご回答ありがとうございます。
セラミックがあると矯正の難易度が上がってしまうのですね。
矯正や抜歯について、一度検査を受けてみようと思います。
また、開咬は早急に治さないといけないということはありますでしょうか?
費用面もあり、2〜3年後に開始したいと考えているのですが、その頃には手遅れということもあるのでしょうか?
お時間ある時にご回答頂けるとありがたいです。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

開咬については、いくつかの原因が考えられますが、舌の動きや顎関節症が原因の場合は、日々症状が進んでいく可能性があります。

どうなったら手遅れというのもケースバイケースで難しいのですが、治療の難易度は上がっていくと思われますので、年単位での放置は危険かと思います。ご検討下さい。

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