noyuさんの相談
カテゴリ:治療後・アフターケア
リテーナー保定期間終了後の通院について
- 投稿者 noyu さん [38才 女性 ] 2023/01/20/ 17:06
- カテゴリー 成人矯正 治療後・アフターケア 治療済
矯正治療が終わり、リテーナーになってから約7年経ちますが、まだ半年に一度定期検診に行っています。
通常は、リテーナー保定期間後は通院は終了なのかと思っていましたが、いつぐらいまで通院すべきなのでしょうか?
リテーナーは夜間だけ毎日装着しています。
もし、一生通院が必要であれば、今通っている歯医者は遠いので、近くの歯医者に転院したいのですが、リテーナー保定期間過ぎたあとでも転院できるのでしょうか?
新規として検査料金などから費用が発生してしまうのか気になります。
- マロニエ矯正歯科クリニック
- ( 埼玉県 草加市 )
- 2023-01-20 18:36:00
初めまして、マロニエ矯正歯科クリニックの栗田です。
ご質問にお答えいたします。
リテーナーはいつまで使用すべきか、保定の転院は可能かどうか、という質問ですね。
まず、リテーナーに関しては可能であれば一生使用し続けた方が良いかと思います。
というのも、そもそも人間の歯並びが一生ものではないからです。
人間は生きている限りエイジングによって変化していきます。
そのエイジングの中に「歯並びの崩れ」があり、人は勝手に歯並びが崩れていくように出来ています。
7年も経過していれば、矯正治療後の後戻りとして歯並びが崩れることはないでしょうが、
エイジングとして自然に歯並びが崩れていってしまいます。
一生ものではない歯並びを、一生維持する唯一の方法が、一生リテーナーを使用することです。
リテーナーを使い続けていれば維持できますし、止めてしまえばいつの日か必ず崩れてしまいます。
若く、美しく、健康な状態を維持するためには、それなりに努力が必要になります。
エイジングにゴールが無いので、アンチエイジングにもゴールが無い、ということになります。
リテーナーをやめるとほぼ100%歯並びが崩れてしまうわけですが、
ネットで調べたり、人の話を聞くと、リテーナーの使用には期限がある場合が多いと思います。
およそ矯正治療後2年間は通院し、それ以降は通院を終了してよいという歯科医院が多いのではないでしょうか。
これはどういう意味かというと、「もう通院しないでください」と言う意味です。
歯並びを一生維持するためには、一生リテーナー使用が必要であり、
そのためにはリテーナーの調整を行う矯正歯科医院へかかり続ける必要があります。
ただ、保定患者さんはほとんど支払いが無く、医院に利益をもたらす存在ではありません。
保定患者が全員通院し続けると、予約が保定患者で埋め尽くされ、新規患者を獲得できなくなります。
つまり、「本当は一生通院すべきだけれど、医院の経営のために来ないでください」という
歯科医院側の利益を追求した考え方から、ゴールを設定されてしまっているのが通例となっています。
リテーナーをやめれば歯並びが崩れることは矯正歯科医師は全員知っています。
なので、今も通院されている歯科医院は、利益よりも患者さんの健康を考えている良心的な歯科医院となります。
ただ、歯並びをずっと維持させていく上で、毎日リテーナーを使用するのは大変かと思います。
元々の歯科医院の考えもあると思いますが、歯並びはかなり安定しているはずなので、
週一回寝るときだけ使用する程度でもそうそう崩れたりはしないと思います。
リテーナーの使用頻度を減らした方がリテーナーも長持ちしやすくなります。
一切歯並びを崩したくない、ということでしたら今まで通りに毎日使用が理想ではあります。
通院困難であれば、転院も可能です。そこまで面倒な手続きもないと思います。
矯正器具を外してリテーナーになるまでが一区切りとなり、動的治療は完了しています。
なので、多くの場合は転院に関して検査を行ったり、矯正治療費をまた支払う必要はないと思います。
当院を例とするなら、転院保定患者さんに関しては処置料のみで治療を行っています。
使用しているリテーナーが合わなくなったり、壊れたりする場合に元の歯科医院にすぐ行くのも難しいと思うので、
質問者様が行きやすい歯科医院に転院し、そちらの管理下に入った方が安心かと思います。
転院される場合は、気まずくなければ元の歯科医院に連絡した方が丁寧かと思います。
リテーナーの再作製費や再矯正料金などは、元の歯科医院よりも高くなるかとは思います。
リテーナーに関しては歯科医師ごとに考え方も違いますし、システムも異なりますが、
止めてしまうといつか歯並びが崩れてしまうのは紛れもない事実です。
矯正治療後の歯並びが一生ものではないことをちゃんと説明する歯科医師の方がごく少数なので、
世間では矯正後患者さんたちが面倒なリテーナーを止めてしまうのは無理もなく、
矯正やっても結局歯並びが崩れてしまったとネットに大量に書き込まれています。
これは、リテーナーをずっとやるべきだと本当の事を言わない歯科医師の責任であると思います。
質問者様は真面目にリテーナーを使用し続けてこれたので、苦でなければ継続した方が良いかと思います。
リテーナーを継続するということは、どこかの矯正歯科に属するということなので、探してみるといいでしょう。
以上を、ご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。
ご質問にお答えいたします。
リテーナーはいつまで使用すべきか、保定の転院は可能かどうか、という質問ですね。
まず、リテーナーに関しては可能であれば一生使用し続けた方が良いかと思います。
というのも、そもそも人間の歯並びが一生ものではないからです。
人間は生きている限りエイジングによって変化していきます。
そのエイジングの中に「歯並びの崩れ」があり、人は勝手に歯並びが崩れていくように出来ています。
7年も経過していれば、矯正治療後の後戻りとして歯並びが崩れることはないでしょうが、
エイジングとして自然に歯並びが崩れていってしまいます。
一生ものではない歯並びを、一生維持する唯一の方法が、一生リテーナーを使用することです。
リテーナーを使い続けていれば維持できますし、止めてしまえばいつの日か必ず崩れてしまいます。
若く、美しく、健康な状態を維持するためには、それなりに努力が必要になります。
エイジングにゴールが無いので、アンチエイジングにもゴールが無い、ということになります。
リテーナーをやめるとほぼ100%歯並びが崩れてしまうわけですが、
ネットで調べたり、人の話を聞くと、リテーナーの使用には期限がある場合が多いと思います。
およそ矯正治療後2年間は通院し、それ以降は通院を終了してよいという歯科医院が多いのではないでしょうか。
これはどういう意味かというと、「もう通院しないでください」と言う意味です。
歯並びを一生維持するためには、一生リテーナー使用が必要であり、
そのためにはリテーナーの調整を行う矯正歯科医院へかかり続ける必要があります。
ただ、保定患者さんはほとんど支払いが無く、医院に利益をもたらす存在ではありません。
保定患者が全員通院し続けると、予約が保定患者で埋め尽くされ、新規患者を獲得できなくなります。
つまり、「本当は一生通院すべきだけれど、医院の経営のために来ないでください」という
歯科医院側の利益を追求した考え方から、ゴールを設定されてしまっているのが通例となっています。
リテーナーをやめれば歯並びが崩れることは矯正歯科医師は全員知っています。
なので、今も通院されている歯科医院は、利益よりも患者さんの健康を考えている良心的な歯科医院となります。
ただ、歯並びをずっと維持させていく上で、毎日リテーナーを使用するのは大変かと思います。
元々の歯科医院の考えもあると思いますが、歯並びはかなり安定しているはずなので、
週一回寝るときだけ使用する程度でもそうそう崩れたりはしないと思います。
リテーナーの使用頻度を減らした方がリテーナーも長持ちしやすくなります。
一切歯並びを崩したくない、ということでしたら今まで通りに毎日使用が理想ではあります。
通院困難であれば、転院も可能です。そこまで面倒な手続きもないと思います。
矯正器具を外してリテーナーになるまでが一区切りとなり、動的治療は完了しています。
なので、多くの場合は転院に関して検査を行ったり、矯正治療費をまた支払う必要はないと思います。
当院を例とするなら、転院保定患者さんに関しては処置料のみで治療を行っています。
使用しているリテーナーが合わなくなったり、壊れたりする場合に元の歯科医院にすぐ行くのも難しいと思うので、
質問者様が行きやすい歯科医院に転院し、そちらの管理下に入った方が安心かと思います。
転院される場合は、気まずくなければ元の歯科医院に連絡した方が丁寧かと思います。
リテーナーの再作製費や再矯正料金などは、元の歯科医院よりも高くなるかとは思います。
リテーナーに関しては歯科医師ごとに考え方も違いますし、システムも異なりますが、
止めてしまうといつか歯並びが崩れてしまうのは紛れもない事実です。
矯正治療後の歯並びが一生ものではないことをちゃんと説明する歯科医師の方がごく少数なので、
世間では矯正後患者さんたちが面倒なリテーナーを止めてしまうのは無理もなく、
矯正やっても結局歯並びが崩れてしまったとネットに大量に書き込まれています。
これは、リテーナーをずっとやるべきだと本当の事を言わない歯科医師の責任であると思います。
質問者様は真面目にリテーナーを使用し続けてこれたので、苦でなければ継続した方が良いかと思います。
リテーナーを継続するということは、どこかの矯正歯科に属するということなので、探してみるといいでしょう。
以上を、ご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。
- noyu(38歳 女性 )
- 2023年01月20日23時23分
ご回答いただきありがとうございます。リテーナー保定期間と転院について詳しいお話をしていただき、ずっと気になっていた謎が解けました。
リテーナーは一生必要だということは、先生から聞いていたので覚悟してずっとつけていこうと思っていました。
つまり、それはずっと矯正歯科にお世話になるということなのですね。
ずっと通い続けるとなると、近場の歯医者の方が良いので、転院も視野に入れて考えたいと思います。
ありがとうございました。
リテーナーは一生必要だということは、先生から聞いていたので覚悟してずっとつけていこうと思っていました。
つまり、それはずっと矯正歯科にお世話になるということなのですね。
ずっと通い続けるとなると、近場の歯医者の方が良いので、転院も視野に入れて考えたいと思います。
ありがとうございました。