マナマナさんの相談

カテゴリ:治療の開始時期

10歳の息子の過蓋咬合について

10歳息子の矯正時期について相談です。
下の左右の4番の歯が、抜けてから2年以上生えてこないのを気にしていましたが、幼児期から通っている一般歯科医院では、そのうち生えると言われていました。しかし、そうしているうちに生えるスペースは無くなり、将来矯正になるが、大人の歯が生え揃ったら考えればよいと言われました。
心配だったので2箇所の矯正専門の歯科医院で相談した所、1つ目の所は噛み合わせたときに下の歯が全く見えない状態で、ひどい過蓋咬合だと言われ、すぐにでもマウスピースの矯正を始めたほうがいいと言われました。
2つ目の所は、確かに下顎が小さく、過蓋咬合だが、これから成長期を迎えるので、下顎の成長を見てからにしたほうがよいとの事でした。しかし、その子にもよるから、精密検査をしないと確定はできないとの事で、その検査は診断込みで5万円かかります。検査して、今は矯正はやらなくてよいと判断された場合、検査だけで5万円かかってしまい、なかなか決断できずにいるのでアドバイスを頂きたいです。

さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

実際にお口の様子を拝見したわけではありませんので何とも言えないと思いますが、恐らく子供の矯正をするには遅すぎて、大人の矯正をするには早すぎるという時期であるため、2つの医院で意見が分かれているのではないかと思います。

子供の矯正で顎骨の成長を正しくコントロールしようとするなら時間的猶予はないと思いますが、大人の矯正では、どんな風に成長したかは別として、成長が終わった顎骨に調和するような咬み合わせや歯並びを整えることを目的としてますので、急ぐ必要はないということになると思います。ご検討下さい。
  • マナマナ(42歳 女性 )
  • 2022年11月17日22時55分
早速ご回答頂きありがとうございます。
確かに最初に相談した矯正専門の歯科医院で、2年早く来て欲しかったと言われました。
しかし、大人の歯になってからでは顎が動かないから、歯並びだけできれいに並べるだけだから、小児の今からやったほうがいいと言われました。早くやらないと、下の前歯が上の歯の付け根に当たって押しているので、出っ歯になるとも言われました。
2つ目の矯正歯科医院では、顎を前に出す矯正はほとんど成功しないからと、顎の矯正自体をあまり勧めていないようでした。
噛み合わせについて息子本人に聞いた所、麺類などは前歯で噛み合わせて切るのが難しく、唇で挟んで切って食べているとの事でした。特に不便は無いようです。
アドバイス頂いたように、大人の歯になってからでも手遅れではないようなら、時期も中途半端なので矯正もやっている歯科医院で経過を見てもらいながら様子を見ようと思います。ありがとうございました。
矯正治療は何のためにしますか。
過蓋咬合を治すためですか。
正常咬合を作るのが目的です。
正常咬合は前歯の被盖を治すのも重要ですが、犬歯の関係を正常にするのが一番大切です。
そこまでの矯正をするのに10才ではちょっと若いかな?
本気で矯正をするのには、本人のやる気が必要です。
私の矯正はスピード矯正をしていますが年齢は結構高いです。
40代50代も普通にしています。
矯正はできるだけ早くは必要ありません。
本人のしたい気持ちがなければ失敗します。
それより十分な協力を得てこれから一生使うためのしっかりとしたかみ合わせを作る矯正をおすすめします。
精密検査をしても本人のやる気までは考えてくれません。
あせらずゆっくりと考えてみませんか。
  • マナマナ(42歳 女性 )
  • 2022年11月19日19時04分
ご回答頂きありがとうございます。
私自身は息子が中学生くらいになったら矯正になるのかなと考えていましたが、診察してもらった矯正専門の先生からすぐにやった方がいいと言われて、慌ててしまっていたのかもしれません。
本人のやる気が何より大事ですね。焦らずに考えていきたいと思います。ありがとうございました。
ベストな矯正開始時期の判断は、とても難しく、専門家でも意見が分かれるところです。
一般に早期にはじめた方が成長を利用することができるので、将来抜歯矯正せずに済むことがおおくなります。しかし、将来生えてくる歯の大きさ、今後の成長の程度がわからないので「平均値的な成長をもとに準備をする」といった認識となります。バランスを取るためには成長させること前提です。ただ、平均的な成長予測でバランスを取るので、個性的な成長の部分に関しては2期矯正が必要となってきます。2回に分けることになりますが、トータルの矯正期間が短くなる傾向にあります。

大人の歯が生えそろったあとの矯正は、成長もすべて完了に近くなっているので、成長は利用できない代わりに、どの歯を抜いたら理想の歯並びに持って行けるかを計画できます。バランスを取るためには抜くこと前提です。1回で済んでしまう利点はありますが、トータルの矯正期間が長くなる傾向にあります。

矯正の専門家ですら、どちらの方が良いのか意見が分かれています。どちらのタイプの方が希望かを含め、自分のイメージに合ったところで矯正されるとよいでしょう。

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