akoさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

アンカースクリューとⅡ級ゴムの効果の違い

表側ブラケット矯正9ヶ月目です。
治療に踏み切ったきっかけは、自然に口が閉じられない、梅干し顎、カワハギのように口元が突出した横顔がコンプレックスだったためです。
これまで5番と7番それぞれ上下4本(神経無かったため)抜歯しています。

犬歯の遠心移動が概ね完了、いよいよ上下の前歯4本を下げる段階へ移りますと主治医から言われました。前歯を下げる方法を訊いたところ、Ⅱ級ゴムを使用する予定とのこと。

Ⅱ級ゴムを用いた際の下顎の前進、下奥歯の挺出が心配です。
また、抜歯痕を最大限後退したい気持ちがあり、固定源となるアンカースクリューを用いた治療が安心なのでは、と思ってしまいます。
主治医曰く、アンカーを用いて前歯を下げることも可能だが、ゴムではなくあえてそれを選ぶ人はめったに居ないそう。
経験豊富な主治医の判断にお任せした方が当然良いと思いながらも、先述した気持ちもあります。専門的な知識も無く生意気ですが、より後悔しない選択をしたいのです。
アンカーまたはⅡ級ゴム、両者により前歯を下げることについて、実際の仕上がりにどれ程違いがあるのか、率直にどちらがお勧めか、お教えいただければ幸いです。

ご質問ありがとうございます。名駅MA矯正歯科でございます。
早速ではございますがご質問に答えさせて頂きます。
マルチブラケット装置で治療中、犬歯遠心移動が完了し、前歯の後方への移動開始するとのことですが、方法はいくつかあるかと思います。
ako様はかなりお調べされているかと思いますので歯科用語も交えてお話しさせて頂きます。
ako様の仰る通り、二級ゴムを使用する際下顎の前方移動、下顎臼歯の挺出は起こりうるとは思いますが、そこまで大きな動きは起こらないと考えて良いかと思います。
インプラントアンカーに関しましては、最大限上顎前歯を下げる方法としては、良いことだと思います。上顎前歯の引っ張り方にも方法がいくつかございますので、何とも申し上げられませんが、インプラントアンカーを使用すると確実に下げることができるかと思います。
ako様の矯正治療がスムーズに進むよう願っております。
またご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。
                              名駅MA矯正歯科
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

アンカースクリューとⅡ級ゴムでは、前歯を下げる時の最大量に差があると思いますが、前歯は必ずしも限界まで下げれば良いというものではなく、相談者さんの場合にも前歯をどれだけ下げる治療計画になっているのかわかりませんので、仕上がりにどれくらいの差がでるのかもわからないと思います。

また、Ⅱ級ゴムで下顎が前に引っ張られて前進するということは一般的にはないと思います。

Ⅱ級ゴムの副作用として下奥歯の挺出は有名ですが、これが生じると右を向いた横顔で言うところの下顎骨の時計回りの回転が起こりますので、その場合、下顎は前進するのではなく後退します。

今後の治療方針につきましては、矯正担当ドクターとよく相談して決めていかれると良いと思います。ご検討下さい。

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