ふぁらんさんの相談
カテゴリ：抜歯について
ふぁらん
失礼します。
3日前に矯正治療を始めたのですが、ほかの先生の意見も聞きたいと思い、投稿させていただきます。
まず、歯列のアーチを外側に広げることはできるのでしょうか?
矯正が終わったあと、舌が口の中で窮屈になることは無いのか
抜歯をして口元を引っ込めるのですが、2番抜歯と4番抜歯で後退度合いが変わることはあるのでしょうか?また、かみ合わせは大丈夫なのでしょうか?
また、私は少し顔が歪んでいるのですが、顔の歪みは矯正で治せるのでしょうか?
よろしくお願い致します。
-
- マロニエ矯正歯科クリニック
- （ 埼玉県 草加市 ）
- 2022-05-23 15:38:00
初めまして、マロニエ矯正歯科クリニックの栗田です。
ご質問にお答えします。
治療を開始したということでしたら、すでに相談→検査→診断の流れを経て、
担当の矯正歯科医師と治療法についての合意が得られている段階であると思います。
ご質問にはお答えしますが、治療の段階によっては引き返せない場合もあります。
また、回答によって治療方針を変更したい場合は直ちに担当矯正歯科医師に相談しましょう。
�．◆璽舛鮃�げられるか？
広げようとすれば広げられます。広げる必要があるかどうかです。
成長期ではない質問者様は、広げようにもそこまで大きくは広がらないと思います。
治療上、必要なら多少の側方拡大をすることもあります。
無理に広げると、咬み合わせが悪くなったり、頬側の歯茎が減ってしまいます。
なぜ広げたいと思ったかは分かりませんが、これは担当医に相談すべき内容と思われます。
広げる必要が無ければ、広げない方がいいと思います。
��矯正が終わった後に舌が窮屈になるか？
抜歯矯正をすると、前歯が後退し、歯並びも小さくなるので、舌のスペースは減ります。
どれだけ前歯を下げるかにもよりますが、大量に下げれば窮屈に感じるかもしれません。
すでに抜歯矯正の方針に決まっているとお見受けしますが、もし抜かなかった場合、
おそらく口が閉じにくくなるはずです。非抜歯矯正だと仕上がりが悪くなると予想されます。
歯を前に出せば、口が閉じにくく、歯を後退させれば、舌のスペースは狭くなります。
どちらかを選ぶしかありません。矯正治療とはそういうものです。
よほどのことが無い限り、舌のスペースが狭くなったことで息苦しくなったり、
しゃべりにくくなることはありませんのでご心配なく。これも担当医と相談しましょう。
��２番抜歯と４番抜歯の違い
２番抜歯と４番抜歯で歯の後退量に差はありません。
抜歯矯正時に奥歯が前方移動しないように、色々な治療上の工夫があります。
それを怠らなければ、歯の大きさも似たようなものなので、差は出ないでしょう。
また、咬み合わせに関しても、適切な処理をすれば問題はありません。
１・３・４と前歯が並ぶことになりますが、３を２っぽく、４を３っぽくすれば問題ありません。
私のひとつ前の回答で、２番抜歯について詳細に説明しているので、そちらをご覧ください。
�こ椶力弔澆麓�るのか？
顎の歪みの由来が何か、にもよりますが、治らないと思ってください。
骨が曲がっているから、顔が曲がっているわけで、歯を動かしても骨の曲がりは治りません。
骨ごと治す必要があるので、根本的な解決方法は顎を切る手術となります。
人間はそもそも左右対称に作られていないので、対称性にこだわる必要はありません。
一応、矯正治療単独で顎の歪みが改善される可能性について説明します。
咬み合わせが変に干渉して、顎をずらして咬む癖がついている場合、
矯正で干渉を取り除くことで、本来の顎の位置に戻り、歪みが治るでしょう。
また、咬み合わせが悪いことで、歯ぎしりや片側咬みの癖がついている場合、
咬み合わせが改善することで、筋力バランスが整って歪みが治るかもしれません。
上記に該当しない場合は、矯正治療によって顎の歪みは改善しないので、期待しないようにしましょう。
まだ、治療開始して間もない状態ですから、気になることは担当医に言うべきです。
まだ治療方針を変更できますし、実際に質問者様の状態を一番わかっているのが担当医だからです。
担当医に聞いても有効な回答が得られず、不信感を抱いているのであれば、
直ちに矯正治療を停止し、セカンドオピニオンなどを利用すると良いでしょう。
治療がある程度進んでしまうと取り返しが効かないので、今ならまだ間に合います。
以上を、質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。
ご質問にお答えします。
治療を開始したということでしたら、すでに相談→検査→診断の流れを経て、
担当の矯正歯科医師と治療法についての合意が得られている段階であると思います。
ご質問にはお答えしますが、治療の段階によっては引き返せない場合もあります。
また、回答によって治療方針を変更したい場合は直ちに担当矯正歯科医師に相談しましょう。
�．◆璽舛鮃�げられるか？
広げようとすれば広げられます。広げる必要があるかどうかです。
成長期ではない質問者様は、広げようにもそこまで大きくは広がらないと思います。
治療上、必要なら多少の側方拡大をすることもあります。
無理に広げると、咬み合わせが悪くなったり、頬側の歯茎が減ってしまいます。
なぜ広げたいと思ったかは分かりませんが、これは担当医に相談すべき内容と思われます。
広げる必要が無ければ、広げない方がいいと思います。
��矯正が終わった後に舌が窮屈になるか？
抜歯矯正をすると、前歯が後退し、歯並びも小さくなるので、舌のスペースは減ります。
どれだけ前歯を下げるかにもよりますが、大量に下げれば窮屈に感じるかもしれません。
すでに抜歯矯正の方針に決まっているとお見受けしますが、もし抜かなかった場合、
おそらく口が閉じにくくなるはずです。非抜歯矯正だと仕上がりが悪くなると予想されます。
歯を前に出せば、口が閉じにくく、歯を後退させれば、舌のスペースは狭くなります。
どちらかを選ぶしかありません。矯正治療とはそういうものです。
よほどのことが無い限り、舌のスペースが狭くなったことで息苦しくなったり、
しゃべりにくくなることはありませんのでご心配なく。これも担当医と相談しましょう。
��２番抜歯と４番抜歯の違い
２番抜歯と４番抜歯で歯の後退量に差はありません。
抜歯矯正時に奥歯が前方移動しないように、色々な治療上の工夫があります。
それを怠らなければ、歯の大きさも似たようなものなので、差は出ないでしょう。
また、咬み合わせに関しても、適切な処理をすれば問題はありません。
１・３・４と前歯が並ぶことになりますが、３を２っぽく、４を３っぽくすれば問題ありません。
私のひとつ前の回答で、２番抜歯について詳細に説明しているので、そちらをご覧ください。
�こ椶力弔澆麓�るのか？
顎の歪みの由来が何か、にもよりますが、治らないと思ってください。
骨が曲がっているから、顔が曲がっているわけで、歯を動かしても骨の曲がりは治りません。
骨ごと治す必要があるので、根本的な解決方法は顎を切る手術となります。
人間はそもそも左右対称に作られていないので、対称性にこだわる必要はありません。
一応、矯正治療単独で顎の歪みが改善される可能性について説明します。
咬み合わせが変に干渉して、顎をずらして咬む癖がついている場合、
矯正で干渉を取り除くことで、本来の顎の位置に戻り、歪みが治るでしょう。
また、咬み合わせが悪いことで、歯ぎしりや片側咬みの癖がついている場合、
咬み合わせが改善することで、筋力バランスが整って歪みが治るかもしれません。
上記に該当しない場合は、矯正治療によって顎の歪みは改善しないので、期待しないようにしましょう。
まだ、治療開始して間もない状態ですから、気になることは担当医に言うべきです。
まだ治療方針を変更できますし、実際に質問者様の状態を一番わかっているのが担当医だからです。
担当医に聞いても有効な回答が得られず、不信感を抱いているのであれば、
直ちに矯正治療を停止し、セカンドオピニオンなどを利用すると良いでしょう。
治療がある程度進んでしまうと取り返しが効かないので、今ならまだ間に合います。
以上を、質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。
-
- ふぁらん(19歳 男性 ）
- 2022年05月24日09時23分
回答ありがとうございます！
2番抜歯と4番抜歯で口元の後退度合いが変わらないのは何故でしょうか？素人の意見からすれば、歯の大きさが違うので、その分後退度合いも変わると思うのですが。
2番抜歯と4番抜歯で口元の後退度合いが変わらないのは何故でしょうか？素人の意見からすれば、歯の大きさが違うので、その分後退度合いも変わると思うのですが。
-
- マロニエ矯正歯科クリニック
- （ 埼玉県 草加市 ）
- 2022年05月24日17時06分
もちろん、抜歯した歯の大きさが異なれば、
生じるスペースも違うので後退量も変化します。
ただ、微々たるものであるということです。
２と４の大きさの違いは１〜２ｍｍ程度です。
でこぼこを改善した後で残ったスペース量を２で割ったのが前歯の後退量です。
つまり、４抜歯を２抜歯に変えても０．５〜１ｍｍ程度しか後退量に差は出ません。
１ｍｍ弱の差というのは、専門家が診ても違いを感じられないほどの差です。
また、歯自体の後退量よりも、それに伴う口唇の後退量の方が少ないです。
あえてセオリー通りの４抜歯ではなく２抜歯にするというのは、何か理由があるはずです。
２番が矮小歯である、２番が短根である、２番が無髄歯である、などが考えられます。
４番よりもあきらかに２番の方が歯的価値が低いときに、２番抜歯を選択します。
肉眼で見ても差の分からないレベルの口元の引っ込み具合を重視するよりも、
２番を抜歯して４番を残した方が、治療後の口腔内環境が良いだろう、ということです。
前歯の後退量が減ってしまうのが嫌ならば、抜歯以外の方法を追加しましょう。
スペース不足により、でこぼこや出っ歯になります。治療のためにはスペースを獲得します。
スペースを獲得する方法は、５種類しかありません。それらを組み合わせます。
� �抜歯する
�◆�顎を拡げる
��、歯を小さくする
�ぁ∋�を後方移動する
�ァ↓´↓��い鬚笋蕕覆�った、もしくはやってもスペースが足りない結果、歯が前に出る
あくまで抜歯というのはスペース獲得の一手段でしかありません。
抜歯でスペースが足りなければ、他の方法でスペースを作ります。
顎を拡げるのは前述のとおりです。歯の後方移動も大変なのであまり選択しません。
簡単なのは、歯の側面部を削ることです。そもそも２抜歯の場合は削ってバランスを取ります。
問題ない範囲で歯の側面部を削れば、最大で３ｍｍ程度はスペースが作れます。
スペース獲得方法の５種全部を取り扱う矯正歯科医師もいれば、限定している歯科医師もいます。
歯は抜かない先生、顎は拡げない先生、歯は削らない先生、後方移動はやらない先生。
担当する矯正歯科医師の考え方、技術、経験に左右されるところだと思います。
矯正治療のプランニングにおいて、２と４の大きさの違いというのはほぼ無視できるレベルの小さなことです。
もちろん、どの歯を抜歯すべきかを選択するのは質問者様自身なので、
担当の先生とよく話し合い、方針を決めましょう。
すでに方針が決まっていて、方針転換をしたいのであればすぐに担当医に提案しましょう。
