ともさんの相談

カテゴリ:抜歯治療との違い

矯正の抜歯について

幼いころから出っ歯に悩み、大学生のころに非抜歯矯正をしました。3.4年かけて歯並びは良くなったのですが、上の歯の突出感にずっと悩んでいます。
閉じにくさや顎のシワに悩み、再度矯正を始めようと何件か歯科医院でカウンセリングを受け、すべての歯科医院で抜歯して口元を下げることをすすめられました。一件に決めて検査までしたのですが、親がどうしても抜歯に反対で、矯正自体をキャンセルさせられてしまいました。抜歯せずとなると、もう口元を下げることはできないということでしょうか。

非抜歯でも方法はありますが、治療の難易度が高くなったり体への負担が大きくなります。
それも含めて、親御さんと一緒に診断を聞きに行くと良いと思います。
実際に同じ流れで成人の方が親御さんと来ることがあります。
それでもだめなら非抜歯でしょうか。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

抜歯しなくても、奥歯から順番に全ての歯を奥の方に押し込むという方法で口元を下げることはできますが、矯正用スクリューアンカーが必須になりますし、かなりの時間と手間がかかると思います。

その他、上下の顎骨ごと手術で口元を下げるという方法もありますが、これはどちらかというと美容整形に近い方法になると思います。ご検討下さい。
いろいろとお悩みのことと思います。
矯正治療をされて上下顎ともに前歯がきれいに並んだけれどもでてしまったという感じかと思います。親御さまの一度矯正をしているのにというお気持ちもお察しします。

日本人は頭の前後径の短いいわゆる短頭型の方が多く欧米人とは構造が違うわけです。したがって口元を中へいれようとすると上下4番の抜歯をして口元をさげるということしか入る余地(場所)がないのです。ご相談に行かれた先生方もおなじお話をされたのではないでしょうか?

抜歯をせずすこしでも前歯をさげるというのであればIPR、ディスキングといわれる歯の間を少しずつ(0.5ミリずつなど)けずって隙間をつくり前歯をさげることをすることもありますがやはり抜歯をしたほどには効果がでないのでどちらを選ぶかは現在の前歯の出ている程度によります。
ご検討いただけますと幸いです。





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