はーさんの相談
カテゴリ:装置、治療法
昨年下顎前突症と診断され、顎変形症治療のために先月SSRO手術を受けました(歯科での最初の検査では上顎劣成長下顎過成長と言われました)。術後すぐは下の前歯が上の前歯の後ろに収まっていることを喜んでいたのですが、別の2つの症状が改善されておらず、ここで相談させていただきたいです。
下顎を後ろに下げることで、術前の舌のサイズが口蓋?上顎の歯列弓?と合わず溢れそうな状況が改善されると思っていました。しかし、術後舌を正しい位置に置くと、術前よりは改善されたもののやはり舌と口蓋のサイズが合っておらず舌先が前歯の裏に重なります。
また、もともと上顎の咬合平面が傾いています。口腔外科の先生は初診時に上顎が傾いてることに気づいていたため、上顎を手術するリスクとメリットを天秤にかけた結果、下顎単独手術に決めたのだと理解しています。しかし、下顎が正常な位置になり、術後の腫れがひいたことで、咬合平面の傾きが目立つようになりました。
そこで質問です。顎変形症の手術後でも、MSEといった上顎骨拡大装置を使って上顎を拡げることは可能でしょうか。また、アンカースクリューを使って咬合平面の傾きを改善することは可能でしょうか。
審美目的の矯正・手術ではないことを口腔外科の先生から何度も伝えられており、これらの質問をすると機嫌を損ねてしまうのではないかと不安になり、こちらで質問させていただきました。
ご回答よろしくお願いいたします。
- Silver Lace矯正歯科
- ( 埼玉県 さいたま市浦和区 )
- 2021-09-21 21:08:00
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。
上顎拡大装置で上顎を広げることは可能だと思いますが、舌のためにそれをするのであれば、残念ながらあまり効果はないと思います。歯並びはUの字型をしているため、横幅が広げた上で整えようとすると、縦幅が縮む、もしくはスキッ歯になってしまうからです。
実際にお口の中を拝見したわけではありませんので何とも言えませんが、もしかすると舌のサイズの問題かもしれません。そうなると舌縮小術等で舌を小さくするという方法もあるかと思います。
咬合平面の傾きに関しては、どの方向に傾いているのか不明ですので何とも言えませんが、咬合平面というのは仮想の平面なので、これの傾きを変えるということの実態は、全ての歯の生え具合を調節するということになり、アンカースクリューを使ってもかなり難しい治療になると思います。
相談者さんの改善されていないという2つの症状については、審美目的というわけでもないと思いますので、担当ドクターに質問しても特に問題はないと思います。ご検討下さい。
上顎拡大装置で上顎を広げることは可能だと思いますが、舌のためにそれをするのであれば、残念ながらあまり効果はないと思います。歯並びはUの字型をしているため、横幅が広げた上で整えようとすると、縦幅が縮む、もしくはスキッ歯になってしまうからです。
実際にお口の中を拝見したわけではありませんので何とも言えませんが、もしかすると舌のサイズの問題かもしれません。そうなると舌縮小術等で舌を小さくするという方法もあるかと思います。
咬合平面の傾きに関しては、どの方向に傾いているのか不明ですので何とも言えませんが、咬合平面というのは仮想の平面なので、これの傾きを変えるということの実態は、全ての歯の生え具合を調節するということになり、アンカースクリューを使ってもかなり難しい治療になると思います。
相談者さんの改善されていないという2つの症状については、審美目的というわけでもないと思いますので、担当ドクターに質問しても特に問題はないと思います。ご検討下さい。
- はー(23歳 女性 学生 )
- 2021年09月21日23時25分
ご回答ありがとうございます。
・上顎のサイズについて
生えかけの親知らず2本は抜いていないものの小臼歯を左右1本ずつ抜歯しているため、ご指摘のとおりすきっ歯になるかもしれません。また、今ですら鼻唇溝や上唇溝の深さが気になっているため、これ以上縦幅が縮むのは避けたいです。上顎拡大装置が最適解ではないことが理解できました。
・咬合平面の傾きについて
素人測定で右下がりに4度傾いています。複数の歯科のホームページで、顎矯正手術適用になるような上顎の傾きやガミーをアンカースクリューを用いて治療した症例をみたため、私の症状にも適用できるのではないかと考えていましたが、アンカースクリューで生え具合を調節することが難しいことが理解できました。
外科矯正も行なっているSilver Lace矯正歯科様に回答いただき、現状の理解と不安解消につながりました。明日の検診で口腔外科の先生、矯正歯科の先生それぞれに質問してみようと思います。すぐに回答していただき、ありがとうございました。
・上顎のサイズについて
生えかけの親知らず2本は抜いていないものの小臼歯を左右1本ずつ抜歯しているため、ご指摘のとおりすきっ歯になるかもしれません。また、今ですら鼻唇溝や上唇溝の深さが気になっているため、これ以上縦幅が縮むのは避けたいです。上顎拡大装置が最適解ではないことが理解できました。
・咬合平面の傾きについて
素人測定で右下がりに4度傾いています。複数の歯科のホームページで、顎矯正手術適用になるような上顎の傾きやガミーをアンカースクリューを用いて治療した症例をみたため、私の症状にも適用できるのではないかと考えていましたが、アンカースクリューで生え具合を調節することが難しいことが理解できました。
外科矯正も行なっているSilver Lace矯正歯科様に回答いただき、現状の理解と不安解消につながりました。明日の検診で口腔外科の先生、矯正歯科の先生それぞれに質問してみようと思います。すぐに回答していただき、ありがとうございました。