Shellyさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

大人の矯正治療における精密検査の位置づけ

  • 投稿者 Shelly さん [30才 女性 その他] 2021/08/11/ 14:36
  • カテゴリー 成人矯正 装置・治療法 治療中
  • お悩みの歯 上あご右1番 上あご右2番 上あご右3番 上あご右4番 上あご右5番 上あご左1番 上あご左2番 上あご左3番 上あご左4番 上あご左5番

初めまして。
私は以前から出っ歯気味であることと、ガミースマイルを気にしており、約1か月前に矯正治療を開始しました。

初回の治療ではアキシオグラフによる顎の検査、写真撮影、上顎のブラケットとワイヤー装着を予定しておりました。

しかし実際に伺うと、機械の調子が悪いとのことで、検査は実施されませんでした。また、何故かブラケットも上の歯全てにはついておらず、左右1番から5番目までなのです。

治療を行うにあたり、精密検査は治療前に行うものであり、必須だと思っておりましたが、実際にはどのような位置付けになるのでしょうか。

担当医師に確認すると、検査の結果は治療の中盤になってから必要なものなので、治療始めには影響がないとのことですが、不安です。

また、ブラケットの装着についても、私は抜歯しておりませんし、歯列全体の矯正のはずですが、このように時間差で部分的に装着していくものなのでしょうか。
教えて頂けると幸いです。
 

さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

アキシオグラフは下顎の運動を記録する装置で、保険適用の外科矯正では必須ですが、一般的な歯科矯正では、下顎の運動異常がかなり小さなものであり、記録を取っても大半は意味のないものになってしまいますので、行なわないことのほうが多いと思います。

ブラケットの装着に関しましては、ワイヤーが柔らかいうちは食事の際等に変形で、一番後ろがブラケットから抜けてしまったりすることがあるので、前歯のガタガタがある程度治ってきて太く硬いワイヤーが入るようになってから大臼歯に時間差で装着するということはあると思います。

矯正治療に関する疑問や不安は、矯正担当ドクターに質問して解決するのが一番確実ですので、納得いくまで聞いてみるのが良いと思います。ご検討下さい。
  • Shelly(30歳 女性 その他 )
  • 2021年08月13日14時45分
なるほど、アキシオグラフでの検査は必ずしも必要ではないのですね。

担当医の歯科医院にはセファロやレントゲンの検査設備は無いのですが、それらの検査も必須ではないのでしょうか。教えて頂けると幸いです。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

一般的な矯正治療の精密検査でのレントゲン撮影に法的根拠はありませんが、学問的にはかなり重要視されていて、特に側貌セファロX線写真については治療の根拠として必須とされています。

ただしその場合でも、X線写真が必要なだけで、セファログラムの検査設備自体が必須であるわけではありません。どこか別の施設で撮影したものであっても問題ないからです。

矯正治療前の精密検査でこれらのX線撮影がない場合、治療自体の根拠が疑われます。つまり、患者さんとの間のトラブルで訴訟沙汰等になった場合、医院側が一切反論できないということなので、普通はレントゲン無しでの矯正治療は考えられないと思います。

相談者さんの場合でも、セファロX線写真は撮影済みと考えておりましたが、もしそうでないとすると、アキシオグラフをするしないよりも問題は大きいと思います。
  • Shelly(30歳 女性 その他 )
  • 2021年08月16日14時00分
そうでしたか。 私の担当医も、法的に検査の義務がないことは話していました。
また、矯正医であれば口の中を見ただけでおおよそのことが判断できるのだという説明でした。医師の専門性や臨床経験の豊富さにもよるのだと思いますが。

担当医はブラケット装着後、次回以降に精密検査の事を話すつもりでいたようです。

現在、非常に不安が強まっています。キャンセルするにも、治療初日に既にブラケットが装着されている為、30万円のキャンセル料金が発生すると思われます。

事前の矯正相談では、担当医の印象はとても良かったのですが、治療に当たっての検査に関してこのような不安が生じるとは思いもよりませんでした。

出っ歯気味であるという悩みも、歯列のアーチをVからUにする。それだけで本当に口の閉じにくさが良くなるのかどうか、新たな疑問も生まれてきております。


セカンドオピニオン等も視野に入れ、今後の事を考えた方が良さそうです。もし、この状況に対してアドバイス等あればご意見頂けると幸いです。

さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

確かに矯正医であれば口の中を見ただけでおおよそのことが判断できますが、医療行為では、その裏付けとなるものが経験やカンではいけないということになっており、矯正の場合は、側貌セファロX線写真が必須と言われております。

法的なことは専門家に聞いてみないとわかりませんが、根拠のない診断に基づいた治療で詐欺行為と言われても仕方のないことをしていますので、キャンセル料は拒否できる可能性が高いと思います。

本来の精密検査は、矯正前の状態を調べるものですので、ブラケットが装着されてしまって矯正治療がスタートしているとなれば、治療の経過検査となり、厳密には別のものになります。

最終的には、矯正担当ドクターとの信頼関係になりますので、今後のことは相談者さんの考え方次第かと思います。ご検討下さい。
  • Shelly(30歳 女性 その他 )
  • 2021年08月17日09時52分
貴重なご意見ありがとうございます。
装置装着後に行う検査は経過検査という位置付けなのですね。

今回は、側貌X線を含む精密検査が治療前に行われていないことに加え、それらを他院で追加料金を支払い実施するという詳細も事前には伺っていないことでした。

このままでは、治療内容に関してもまた新たな不安が出てきそうで、さらに、相当な金額と時間を投じる治療ですので、安心してお任せが出来ないという心情です。

キャンセル規定には、装置を装着後は一律30万円のキャンセル料金の発生という文言がありますので、今思うと、このために治療初日からブラケットを装着したのでは、、という風にも感じてしまいます。

どちらにせよ、キャンセルの方向で担当医との話し合いをしたいと思います。

貴重なご意見とともに何度も返信頂き、大変感謝致します。ありがとうございました。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

他院でセファロX線写真を撮影する場合でも、撮影料が患者さん負担になるとは限らず、依頼した医院側がお支払いする場合もありますのでご注意下さい。

色々と大変かと思いますが、最終的には良い矯正治療になることををお祈り申し上げます。
shellyさんの先生の考え方は分かりませんが私のクリニックの仕方をお伝えします。
出っ歯の方は口もとを良くするために抜歯の診断の方はまず抜歯からかかります。
確実に前歯を下げるためにアンカースクリューをつけます。
装置は上下の6番から6番まで全部つけます。
上顎の犬歯の後方移動をアンカースクリューから力をもらい動かし始めます。
臼歯のロスを防ぐために。
下顎はケースによりますが犬歯の遠心移動を始めます。
犬歯の後方移動が終われば前歯の移動をアンカースクリューを使って動かします。
仕上げは犬歯をしっかりと噛ませて犬歯ガイドを与えてゆきます。
アキシオグラフは使っていません。
私は脳・かみ合わせ治療で、くいしばりを取り除く事で顎を楽にしてゆきます。
参考になれば幸いです。
  • Shelly(30歳 女性 その他 )
  • 2021年08月13日15時03分
ありがとうございます、とても参考になります。
私もアンカースクリューでの方法を以前尋ねましたが、奥歯を一本ずつ動かしていくので何年かかるか分からないと言われました。実際にはそうとも限らないのですね。また、歯槽骨のないところに歯は動かせないので、奥歯を後方に動かすことは難しいとのことでした。これは、視診、触診のみで判断できるものなのでしょうか。





shllyさんへ
アンカースクリューでアーチ全体を動かす事は可能です。
私の臨床では当たり前にしています。 
1本ずつ動かす訳ではありません。
特に余分に時間がかかるわけではありません。
ただ、その動きをさせる事に慣れているかどうかです。
初めてするのは冒険かもしれません。
加える強さも先生によってかなりの違いがあるでしょう。
私は結構強い力で引っ張っています。
臼歯の後方移動は親知らずの存在次第と考えてます。
参考になりましたでしょうか。
  • Shelly(30歳 女性 その他 )
  • 2021年08月16日13時39分
そうなのですね。親知らずは4本生えておりましたが、昨年抜歯致しましたので、少しスペースがあるということですね。 
アンカースクリューを使った治療が出来る先生とそうでない先生で、その治療に対しての捉え方や説明が異なるようですね。今回は貴重なご意見と情報を頂き感謝致します。

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