まー坊さんの相談
病院選びと矯正方法の相談です。
幼少期から遺伝性の反対咬合・かなりの受け口で、
下顎前突症との病名で12才から5年間ワイヤーで矯正、
その後17才の時に外科手術を行いました。
大学の附属病院で、全て保険適用でした。
手術した後は同じ病院に何度か通院しましたが、高校卒業後は終了だと言われたような覚えがあり、それきりそこには行っていません。
それからかなり時間が経ち、歯科検診など定期的なケアが出来ていなかった時期もあり、
現在は左の前歯が前に出たり右の前歯は後ろに下がっていたりと、上下共にズレてガチャ歯になってきています。
噛み合わせも前歯では物が噛み切れなくなりました。
また矯正した方がいいのかな…とよく考えています。
また矯正するなら自費になるとは思いますが、病院をどうするかが悩ましいです。
大学附属病院に20年近く前のカルテが残っているのかどうか、たとえ残っていたとしても病院の当時の先生方は退職されているご年齢で、同じ病院に行くメリットがあるのかどうか…通院には電車で片道1時間程かかる場所です。
また、大学併設のためか、研修医の見学が多く、時々治療の際に不快感があった覚えもあります。
信頼よりも不安の方が大きいです。
また、小さい頃に神経を抜いて差し歯にしたものがあったり、歯には難が多く、その後は色んな歯科医を転々としていて、かかりつけ医は居ない状態です。
カルテのことは気にせず新しい歯科医を探しても良いものでしょうか?
また、最近よく聞くインビザラインに興味がありますが、マウスピースとの違いがよく分かりません…同じ治療法でしょうか?
ワイヤー矯正は思春期に5年間毎月痛くてもう嫌、というのが正直な感想です。
多少の痛みはあってもワイヤー以外の矯正方法で良い方法があれば知りたいです。
どうぞよろしくお願いします。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2021-01-07 11:23:00
本来は大学病院へ行かれる事をお勧めします。再治療となります。大学病院はその目的からして研修医を避けるのは難しいです。ただ見学をやめてください。と言って見てください。私の経験ではそういった患者様の場合は見学させない事にしていました。また担当医も通常は若い先生になります。大学病院はそういった研修道場といった性格のある病院です。従って数年すると通常は退職して異動します。初診時の資料が残っているはずです。これがメリットではあります。後戻りは矯正治療前の状態になろうとします。また以前は保険だったのでその可能性もあるかもしれません。
大学病院意外でしたら矯正専門歯科医院ですね。またマウスピース系の装置で痛みがないというのは嘘です。歯を動かすために歯に力を加えるのは同じです。違和感もあります。マウスピース型の装置はワイヤーとブラケットを使用した装置ほどの能力はありません。日本矯正歯科学会のホームページにもその事が記載されています(http://www.jos.gr.jp/news/2019/0605_13.html)。参照して頂くと理解できます。痛みに関しては個人差がすごくあります。同じように治療しても痛みがないという事を言う患者様もいます。
治療が成功する事を祈っています。
- ニコニコ歯科 伊那矯正オフィス
- ( 長野県 伊那市 )
- 2021-01-07 11:40:00
矯正治療を保険で行う場合、かみ合わせの症状に対して病名をつけます。その病名の病気を長年がんばって通院して手術もして治したわけですから、その病名はもう付きません。よって保険で矯正治療を行うのは難しいと考えて良いと思います。しかし、顎変形症の病名は、ずっと通院している患者さんに対しては治った後も付けることは可能です。大学病院で治療をするかどうかは別にして、一度相談に行っても良いかもしれません。そこで、自分の受けた治療の詳細や初診時のかみ合わせなどを聞くことができれば今後の治療にも活かせます。
インビザラインはマウスピース矯正のひとつです。マウスピース矯正にはたくさんの種類がありますが、歯が動く時の骨の反応はワイヤー矯正と同じなので、痛みがないわけではありません。マウスピースだと痛くないと言っている歯医者さんはワイヤー矯正が苦手で、ワイヤー矯正が苦手な歯医者でマウスピース矯正をすると、万が一の時にリカバリーができません。
ワイヤー以外の矯正方法はマウスピースになります。
その他にもないわけではないですが、この二つが確実です。
何かあれば、またご質問ください。