くろさんの相談

カテゴリ:抜歯について

前歯の接触

  • 投稿者 くろ さん [24才 男性 会社員] 2020/07/21/ 11:10
  • カテゴリー 成人矯正 抜歯について 治療中
  • お悩みの歯 上あご右1番 上あご右2番 上あご左1番 上あご左2番 下あご右1番 下あご右2番 下あご右5番 下あご左1番 下あご左2番 下あご左5番

お忙しい中閲覧ありがとうございます。よろしくおねがいいたします。

矯正開始から3年経過
上下左右の親知らず+4番の計8本の抜歯済
装置上がリンガル、下が外側の一般的な装置

経過は歯列が改善され、担当医がそろそろ装置が外せると仰っているという状況です。

ただ、一つ大きな懸念点があります。
それは普通に噛んだ際に、上下の前歯が接触するということです。奥歯も触れないことはないですが、前歯の当たりが強いです。
顎を引いて噛むと前歯の接触はありません。

先生によると噛む力が強いらしいのですが、睡眠時に歯ぎしりもするので、当たらないようにすることはできないでしょう。
実際その影響で歯の隙間が生じることがしばしばありました。

上の前歯の偏流線や下の前歯を削ったりもしましたが、まだ当たります。
3、4回ほど削っているので、これ以上削るのはしみたりしそうで怖いです。
リテーナーで奥歯を高くして、前歯を当たらなくすることもできると仰っていましたが、長期になってきているからと早く装置を外そうとしているように感じます。
歯並びを保つにはリテーナーが終わったあとでも、ワイヤーで固定する必要があるとも仰っていました。

正直、この2年ほどは前歯と前歯の接触に悩まされてきました。
以前、下の歯を更に2本抜歯することで接触が解消できるのではないかと提案しましたが、その頃はまだ整いきっていなかったので、健康な歯でもったいないし、整えば当たらなくなると説得されました。

このまま死ぬまでこのような状態で生活することは精神的にキツイと思います。抜歯したらまた整うまでに時間がかかりますが、それで問題が解消できるのであれば、耐えられます。

長文になってしまいましたが、質問は3つです。
リテーナーで奥歯を高くして前歯が当たらないようにすることは現実的ですか?
リテーナーが終わったあとでも、ワイヤーで固定する必要があることは一般的ですか?
更に下の歯を2本抜歯することはどのような不都合がありますか?

さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

実際にお口の中を拝見したわけではありませんので何とも言えませんが、まず最初の質問につきまして、どんなリテーナーを使おうとしているのかは不明ですが、一般的な取りはずしできるタイプのリテーナーでは、奥歯を高くして前歯が当たらないようにすることは可能だと思います。

ただしこの方法は、リテーナーを装着して咬み込むたびに、奥歯が顎骨に向かって沈む方向に力を受けますので、リテーナーを外したときには余計に前歯が当たるようになってしまうので、普通はやらない方法だと思います。

第2の質問につきまして、リテーナーが終わった後というのがよくわかりませんが、リテーナーの1種に、固定式リテーナーやフィックスドリテーナーと呼ばれるものがあります。細く編んであるワイヤーを接着剤で歯に固定するもので、特に下顎の前歯の裏側等では一般的に使われていると思います。

第3の質問につきましては、更に歯を抜いてしまうと、下の前歯を更に後ろに下げて歯並びの大きさを小さくする必要が出て来ると思いますが、下顎には舌という強力な筋肉がありますので、歯並びを小さくするにも限界があり、舌がジャマして下の前歯が後ろに下がらず、抜歯でできたスキマが閉じ切らない可能性が高いと思います。

一般的には、上下の前歯の当たりが強いと保定期間に入っても安定しませんので装置を外すのは危険かと思いますが、相談者さんの場合にどのような事情があるかわかりませんので何とも言えません。今後のことは、矯正担当のドクターとよく相談されて決めていくのが良いと思います。ご検討下さい。
  • くろ(24歳 男性 会社員 )
  • 2020年07月22日11時22分
わかりやすい回答ありがとうございます!
装置を外す前に前歯の問題を解決するのがベスト、ですね。
担当医も正直悩んでいるようです...
先生ならば、この場合にどのような方針の候補が考えられますか?
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

実際にお口の中を拝見したわけではありませんので何とも言えませんが、一般的に前歯の当たりを弱くしたい時には、上下の前歯を顎骨方向に沈める「圧下」という動きをさせると思います。

ただ、この「圧下」という動きは、あらゆる歯の動きの中でも最も動きにくい動きですので、時にはオーバーレイワイヤーや矯正用インプラントアンカーなどといった特殊な装置を使う必要が出て来る場合もあるかと思います。

相談者さんの場合には、既に色々と試した後なのだと思いますが、その他、前歯の唇側傾斜や臼歯部の挺出等、副作用的に前歯の当たりを弱くできる動きも総動員する必要があるのかもしれません。ただし、そのような治療手段を患者さんが考える必要はなく、知恵を絞るべきは矯正担当のドクターだと思います。

そうした上で、手詰まりで治療が完了できないとなれば、契約未達成ということで治療費を全額返還し、大学病院の矯正科のようなあらゆる症例に対応できる医院へ転院してもらうべきだと個人的には思いますが、治療契約は各医院で内容が異なりますので難しいところかと思います。乱暴な意見かと思いますが、ご参考になれば幸いです。
  • くろ(24歳 男性 会社員 )
  • 2020年07月22日23時55分
わかりやすい回答ありがとうございます!
とても参考になりました。
圧下の件担当医に伝えてみようと思います。
読ませていただきました。

すでに小臼歯を4本、第三大臼歯(親知らず)を4本抜歯しています。これ以上の抜歯はできません。

ご質問ですが臼歯を高くして前歯が当たらないようにするというのは、おこなわないですね。それだとリテーナーを外した時に同じ事です。

ワイヤーで固定するタイプのリテーナーはよく使用します。これはありだと思います。

ブラケットを外す前に解決できるのがベストです。臼歯部を噛ませて、前歯を噛ませないようにするような治療をしてほしいですね。

治療が成功する事を祈っています。
  • くろ(24歳 男性 会社員 )
  • 2020年07月22日23時46分
回答ありがとうございます!
抜歯の件完全に素人考えでした。
ブラケットを外す前に解決できるように担当医に相談していきたいと思います。

相談を投稿する