あゆむさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

拡大床を入れた状態での治療ストップ

1カ月ほど前に、上前歯の翼状捻転が気になり、矯正専門歯科で歯列矯正をはじめました。

治療計画は、
・上顎のみ取り外し可能なファン型の拡大床で拡大、週に2度ネジを回す(2カ月)※現在ここ
・上の奥歯・前歯にブラケットとワイヤーを装着、同時に拡大床継続(1カ月)
・上の全体にワイヤーを入れる
・その後、下の歯にブラケットとワイヤーを入れる
と聞いています。

現在、拡大床を1カ月ほどつけており、
・上の歯は少しずつ動き、間にスキマができてきた
・歯が動いたことによってかみ合わせが悪くなり、食事が噛みづらい
・下の前歯の歯茎が下がり、長くなってきたように感じる。見えている歯の根が細い
・もう少しでブラケット装着だと思っていたのですが、新型コロナウイルスの影響で通院をするのが少し怖く感じきました。
といった状態です。

質問はこの3つです。

1、奥歯や前歯だけなど一部のみブラケットを付け、拡大床を継続するというのは一般的な治療なのでしょうか? ネットでもその治療をしている経験談も見つからず、あまりイメージできていません。どういう状態になるのでしょうか?

2、上の歯列を拡大することは、下の歯になにか影響を与えるのでしょうか? 歯茎が下がることと関係があるのでしょうか? また、矯正によって歯茎が下がりすぎて羽が抜けることはあるのでしょうか?

3、もし新型コロナウイルスの影響で、一旦治療をストップする場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。半端に拡大したまま長期間放置するのは、食事もしづらく、2の質問のように下の歯にも影響があるように感じ、心配しています。

ご意見、いただけますとありがたいです。

読ませていただきました。

通われているのは非抜歯専門とかの歯科医院ではないですか?そうでなければその治療は珍しいです。それほどやりません。というのは後戻りが気になるからです。小臼歯などを抜歯したくない患者様にはおこなう可能性があります。率としては少ないです。理由は後戻りです。広げた歯列はもどりやすいからです。

下顎の歯には影響はありません。歯茎が下がった事は以前からだと思います。これはよくあります。矯正治療を始めるとよく歯を見るようになります。そこで気づいたという事だと思います。

さらに、ブラッシングをよくするようになって、力が入ってしまいご自身で歯茎を下げてしまう患者様もいます。

拡大症1か月で下顎の歯の歯肉が下がる事はありません。上の歯が動いているので下の歯との噛み合わせは悪くなります。そのために下の歯にブラケット、ワイヤーを装着します。

拡大症の治療は小児の治療ではよくおこないます。小臼歯などを抜歯しておこなう必要のないほどのスペースの不足だったのでしょう。少し拡大すれば翼状捻転は治る。小臼歯を抜歯するほどではなかったということだと思います。さらに横顔からも口もとを下げる必要がなかったのだと判断したのでしょう。

コロナの影響で来院できないのは残念ですが、駅や電車などで感染は怖いですね。歯科医院での感染はないと思います。かなり注意しているはずです。それでも不安です。今は通院をキャンセルしてもよいと思います。拡大床の治療であれば影響はありません。休んだ分は全体の治療期間は延びます。しかし、このご時世です。仕方ありません。悪影響はないはずです。下顎の歯茎には影響はありません。

治療後にしっかりとリテーナーを使用してください。後戻りします。

治療が成功する事を祈っています。

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