Y.Hさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
顎が小さく小さい頃から歯並び(上下共に特に1〜3番までの前歯)がガタガタで、昨年6月頃からインビザラインとリンガルアーチを併用して矯正治療中です。親知らず以外の抜歯はしない方向で進めてきました。現在は、特にひどかった八重歯がある程度他の歯列に近づいてきたため、一旦リテーナーをつけてまた治療計画を練り直していただいているところです。
そして先日担当の先生にお話をうかがったところ、やはり歯並びのガタガタが大きく、歯間を削ったり奥歯を奥に動かしたりしても、歯を並べるスペースが足りないかもしれないとのことでした。
そこで抜歯矯正に切り替えるご提案をしていただいたのですが、歯の土台の骨がかなり華奢であるため、一般的にスペースを作るために抜くことが多い4番あたりの歯を抜いても、まわりの歯を動かすことができないと思う、無理に動かそうとすると歯が土台の骨から外れてしまう可能性があるとうかがいました。
そこで先生からご提案いただいたのが、以下の2つの方法です。
(1)リンガルアーチを再度とりつけて奥歯を奥方向と横方向に広げ、スペースをとることができるかやってみる。
(2)上顎2番を片方と下顎1番を片方抜き、スペースを作る。(この場合、歯の本数が左右不揃いになるため歯の中心が少し横にずれる可能性があるとのことで、見た目不自然になるのであればそれは避けたいと思っています)
この2つの方法だとどちらが現実的で綺麗な歯並びを実現できるのか、私では判断がつかなかったため、先生方のご意見を聞きたいです。よろしくお願いします。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2020-01-28 12:32:00
読ませていただきました。
不明な点は“歯の土台の骨がかなり華奢であるため、一般的にスペースを作るために抜くことが多い4番あたりの歯を抜いても、まわりの歯を動かすことができないと思う、無理に動かそうとすると歯が土台の骨から外れてしまう可能性があるとうかがいました。”という記載が私にはよくわかりません。それほど骨が痩せているという事でしょうか?私には現在まで経験はありません。
記載されている内容ですとやはり第一小臼歯の抜歯症例です。しかし、ご使用になている装置の作用に制限があるように思われます。マウスピース様の装置は抜歯症例になるような難しい症例には無理があるのではないでしょうか?
(1)歯列の拡大ですが、それこそ歯が骨の外に出ていくような作用です。成人の方は成長発育はありません。骨が増える事はありません。拡大はあまりしたくない方法です。後戻りしやすいです。おこなってもわずかです。
(2)左右非対称に抜歯する事は成人の矯正治療ではあります。しかし、気をつけなければいけないのはご指摘のように上顎の正中線がお顔の正中からずれる事です。これは気になります。それと中切歯の隣に犬歯がくることです。
リンガルブラケットによる治療をお考えにならなかったのでしょうか?リンガルブラケットは前歯を内側に移動する事を得意にしています。装置が内側についているからです。
治療が成功する事を祈っています。
不明な点は“歯の土台の骨がかなり華奢であるため、一般的にスペースを作るために抜くことが多い4番あたりの歯を抜いても、まわりの歯を動かすことができないと思う、無理に動かそうとすると歯が土台の骨から外れてしまう可能性があるとうかがいました。”という記載が私にはよくわかりません。それほど骨が痩せているという事でしょうか?私には現在まで経験はありません。
記載されている内容ですとやはり第一小臼歯の抜歯症例です。しかし、ご使用になている装置の作用に制限があるように思われます。マウスピース様の装置は抜歯症例になるような難しい症例には無理があるのではないでしょうか?
(1)歯列の拡大ですが、それこそ歯が骨の外に出ていくような作用です。成人の方は成長発育はありません。骨が増える事はありません。拡大はあまりしたくない方法です。後戻りしやすいです。おこなってもわずかです。
(2)左右非対称に抜歯する事は成人の矯正治療ではあります。しかし、気をつけなければいけないのはご指摘のように上顎の正中線がお顔の正中からずれる事です。これは気になります。それと中切歯の隣に犬歯がくることです。
リンガルブラケットによる治療をお考えにならなかったのでしょうか?リンガルブラケットは前歯を内側に移動する事を得意にしています。装置が内側についているからです。
治療が成功する事を祈っています。