さなさんの相談
カテゴリ：抜歯について
抜歯矯正適応かどうか
幼少期に歯列矯正済ですがここ数年、前歯が少しような気がして悩んでます。
かなり矯正歯科のカウンセリング回りましたが、どこも歯並びは良いし、抜歯したら下がりすぎてしまうと言われます。確かに歯並び自体は良いですが、顎が引っ込んでいて(ヒアルロン酸で誤魔化している) 口を閉じたときに上顎の前歯に下唇が乗っているし、口を閉じて笑った時にオトガイ筋が緊張するためオトガイに梅干し皺ができやすいのと、上唇と下唇の境目が滑らかでなく、逆三角形みたいな形になります(無理して笑ってるような)あと、歯を見せて笑った時、下唇の粘膜の部分じゃなく、唇自体に歯が乗っかります。仰向けで寝ると口を閉じずらく、朝起きる頃には口が半開きになってる事が多いです。どうしても矯正したいならスリッピングするのはどう?と勧められるのですが、なかなか見た目の変化はないと聞いたことがあり、症例写真も検索しても見た目の変化はなかなか見当たらないです。総合して考えた結果、抜歯矯正でもうこれ以上下げたくないとなったら後ろから歯を前にずらして止めてくれる歯科だったらいいのかな?と思いました。
先生達の意見を聞きたいです。よろしくお願い申し上げます。
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- （ 神奈川県 横浜市鶴見区 ）
- 2020-01-20 21:49:00
読ませていただきました。
口を閉じた時に下唇が上顎前歯にのっているのは標準です。上口唇（上の唇）は垂れ下がっているだけで何もしていないと思ってください。上下口唇が出会うのは正常者で上顎前歯切縁の上方約1�个任后�上顎前歯の上に下唇がくるのはまったく問題ありません。
上顎前突（出っ歯）や上下顎前突の患者様は、上下口唇を閉鎖した時に下顎の下部に梅干し様の筋肉の緊張が起きるのは下唇を持ち上げて上下口唇を閉鎖しているためです。
おそらく下顎骨の後退が原因だと思います。これは日本人の上顎前突（出っ歯）は骨格的には下顎骨の後退が原因です。しかし、下顎骨を前方に移動させる手術は、反対咬合（下顎前突）を治療するために下顎骨を後方に移動する手術よりも難しいです。
手術をしないならやはり抜歯矯正になります。上下の顎骨を動かさずに少しでも改善するとなれば上顎前歯を内側に、下顎前歯も同様に内側に移動し調和を取る以外には改善策はないと思います。それでも完全には無理かもしれません。しかし、成人の矯正治療というのは完全を望む事はできなくても納得できる。容認できると言うのが重要です。
治療が成功する事を祈っています。
口を閉じた時に下唇が上顎前歯にのっているのは標準です。上口唇（上の唇）は垂れ下がっているだけで何もしていないと思ってください。上下口唇が出会うのは正常者で上顎前歯切縁の上方約1�个任后�上顎前歯の上に下唇がくるのはまったく問題ありません。
上顎前突（出っ歯）や上下顎前突の患者様は、上下口唇を閉鎖した時に下顎の下部に梅干し様の筋肉の緊張が起きるのは下唇を持ち上げて上下口唇を閉鎖しているためです。
おそらく下顎骨の後退が原因だと思います。これは日本人の上顎前突（出っ歯）は骨格的には下顎骨の後退が原因です。しかし、下顎骨を前方に移動させる手術は、反対咬合（下顎前突）を治療するために下顎骨を後方に移動する手術よりも難しいです。
手術をしないならやはり抜歯矯正になります。上下の顎骨を動かさずに少しでも改善するとなれば上顎前歯を内側に、下顎前歯も同様に内側に移動し調和を取る以外には改善策はないと思います。それでも完全には無理かもしれません。しかし、成人の矯正治療というのは完全を望む事はできなくても納得できる。容認できると言うのが重要です。
治療が成功する事を祈っています。
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- さな(22歳 女性 その他 ）
- 2020年01月24日22時35分
返信ありがとうございます。安心しました。先生に最後にお聞きしたいです。
下顎を前に出す手術はリスクが大きい難しい手術なのですね。
やはり抜歯ですね。4番目の歯ではなく、5番目の歯を抜歯したら下がりすぎないですよね？もし、物足りないなと感じれば上顎の親知らずを2本抜歯して更に下げることも可能ですか？
やはり4番目の歯を抜歯して、空間が空いたり止められないとなったら怖いので
下顎を前に出す手術はリスクが大きい難しい手術なのですね。
やはり抜歯ですね。4番目の歯ではなく、5番目の歯を抜歯したら下がりすぎないですよね？もし、物足りないなと感じれば上顎の親知らずを2本抜歯して更に下げることも可能ですか？
やはり4番目の歯を抜歯して、空間が空いたり止められないとなったら怖いので
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- （ 神奈川県 横浜市鶴見区 ）
- 2020年01月25日12時17分
下顎骨を前方に移動させる手術はもちろん行わないわけではありません。少し説明を加えさせて頂くと、下顎骨には上方に持ち上げて噛む筋肉である咀嚼筋群と下顎を下方に移動させる、口を開けるための筋肉である下顎下制筋群が付着しています。とても強い筋肉群です。下顎骨を前方に移動させるという事はこれらの筋肉が引っ張られて緊張状態になると言う事です。筋肉の力で少し後戻りする事があります。ただし、口腔外科医の手術はかなりよくなっています。解決できるとは思います。
4番目か？5番目か？は担当医との相談になります。担当医もよくその辺は考えています。患者様の希望をしっかり把握してどちらを抜くかを決めます。さらに治療途中で“これぐらいでどうですか？”と確認する事に私はしています。患者様それぞれでも感じ方が違います。歯科医として専門的な部分でゆずれない事もありますが、患者様の希望は重要です。
