すみっこぐらしさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
6歳女児。下の前歯が2本ほぼ同時に抜けて永久歯が生えてきているところですが、歯の隙間が狭いようで、両方とも斜め向きに生えてきています。他の下の歯もあまり隙間なく、下の顎が小さいのかなと思います。
かかりつけの歯医者さんは、隙間ないから仕方ないと経過観察程度にしか言われませんでしたが、このままでいいのでしょうか。早めに今から何か対処することはあるのでしょうか。
いずれ矯正の必要があるのか。もしあるならどういう治療があるのか。費用もおおよそどれくらいかかるか教えていただけますでしょうか。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2019-11-07 14:15:00
読ませていただきました。
矯正治療開始には適した年齢です。これから歯の生え変わりが進んで行きます。
そこで歯の問題と骨格の問題、そしてその両方に問題のある場合があります。
まずは歯の問題について記載します。歯を排列させるためだけに顎を大きく拡大する事はできません。できたとしてもほんのわずかです。過剰に拡大したために口もとが突出したり、口が大きくなったりします。これは将来、横顔に影響が出ます。ほんのわずかの不足であれば拡大可能です。
わずかな不足でしたら乳歯の生え変わりで解決できることがあります。特に下顎第二乳臼歯は大きな歯です。これが第二小臼歯に生え替わる時に数ミリなら隙間ができます。その隙間を利用するという事ができます。Eスペースとかリーウエイスペースと呼びます。特に下顎では大きいです。自然にはこの場所を保持する事はできません。矯正装置が必要になります。理由は後方にある第一大臼歯が前方に移動してくるからです。
これ以上の不足があれば小臼歯を抜歯して排列する事になります。
次に骨格性の問題です。これは成長発育とともに治療していきます。遺伝的な要因もありますが、改善する事も期待できます。上顎骨の成長時期は10歳頃まで、下顎骨は13から15歳頃までです。
参考になればと思います。いずれにしても矯正歯科専門歯科医院へ相談に行かれください。矯正治療は何歳でも矯正歯科の領域です。保険の適応はできないと思います。矯正歯科医院で費用の事は相談してください。おそらく治療が終了するのは高校卒業ぐらいだと思います。
治療が成功する事を祈っています。
矯正治療開始には適した年齢です。これから歯の生え変わりが進んで行きます。
そこで歯の問題と骨格の問題、そしてその両方に問題のある場合があります。
まずは歯の問題について記載します。歯を排列させるためだけに顎を大きく拡大する事はできません。できたとしてもほんのわずかです。過剰に拡大したために口もとが突出したり、口が大きくなったりします。これは将来、横顔に影響が出ます。ほんのわずかの不足であれば拡大可能です。
わずかな不足でしたら乳歯の生え変わりで解決できることがあります。特に下顎第二乳臼歯は大きな歯です。これが第二小臼歯に生え替わる時に数ミリなら隙間ができます。その隙間を利用するという事ができます。Eスペースとかリーウエイスペースと呼びます。特に下顎では大きいです。自然にはこの場所を保持する事はできません。矯正装置が必要になります。理由は後方にある第一大臼歯が前方に移動してくるからです。
これ以上の不足があれば小臼歯を抜歯して排列する事になります。
次に骨格性の問題です。これは成長発育とともに治療していきます。遺伝的な要因もありますが、改善する事も期待できます。上顎骨の成長時期は10歳頃まで、下顎骨は13から15歳頃までです。
参考になればと思います。いずれにしても矯正歯科専門歯科医院へ相談に行かれください。矯正治療は何歳でも矯正歯科の領域です。保険の適応はできないと思います。矯正歯科医院で費用の事は相談してください。おそらく治療が終了するのは高校卒業ぐらいだと思います。
治療が成功する事を祈っています。