那緒さんの相談
カテゴリ:抜歯について
歯科医の先生方にご意見を頂きたいので投稿させて頂きます。
現在歯列矯正を検討中です。
かかりつけの歯科医に相談したところ、歯がかなり詰まっているので抜歯が必要になるため長期間になるだろうからやめた方がいいと言われてしまいました。
しかし前歯がガタガタなのが気になり、個人的にはとてもコンプレックスなので転院してでも矯正をしたいと思っております。
その際歯列矯正の抜歯は第一小臼歯が通常だと思うのですが、私は左上の側切歯が虫歯、右上の側切歯は過去に根元から折れてしまい現在保険適用の差し歯になっているため、上顎の左右側切歯を抜歯したいと思っております。
昔からよく虫歯になってしまい健康な歯があまりないので、数少ない健康な歯である第一小臼歯は残したいです。
しかし調べてもなかなか側切歯抜歯矯正の症例が出てこないので、側切歯を抜歯するのはデメリットが大きいのかと不安を感じています。
側切歯を抜歯した際のデメリットなどあるようでしたら教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
- 目黒青葉台矯正歯科クリニック
- ( 東京都 目黒区 )
- 2019-04-16 08:04:00
歯には、それぞれの形に応じた役割があります。
虫歯のない健康な歯を残すということも大切ですが、役割に応じた適切な場所に適切な歯、いうことも同じように大切です。
どの歯を抜歯とすると一番デメリットが少なくメリットが大きいか、という判断は、患者さんの状況により異なってきます。
上顎側切歯の場合、物を噛み切る前歯という役割と同時に、見た目・審美にも大きく関ています。側切歯を抜歯とするもともと側切歯があった場所に犬歯がならぶことになりますが、形も厚みも異なる犬歯が配列されることが、見た目にも噛み合わせにもどのような影響を生じるか、患者さんの現状に合わせて総合的に判断する必要のある問題です。
審美に影響の大きい側切歯を抜歯とするのは、必ずしもデメリットとなるかはともかく、それなりに影響のありえる選択ですので、実際に今回の治療では、どの選択がどのような見込みと考えられるのかを、実際の矯正治療を前提にお話し合いになる必要があります。
矯正治療としてもそれなりに複雑さのあるお話ですので、かかりつけの先生が矯正のご専門ではないようでしたら、矯正歯科や矯正をご専門とされている先生なども受診され相談されてみると良いと思います。
虫歯のない健康な歯を残すということも大切ですが、役割に応じた適切な場所に適切な歯、いうことも同じように大切です。
どの歯を抜歯とすると一番デメリットが少なくメリットが大きいか、という判断は、患者さんの状況により異なってきます。
上顎側切歯の場合、物を噛み切る前歯という役割と同時に、見た目・審美にも大きく関ています。側切歯を抜歯とするもともと側切歯があった場所に犬歯がならぶことになりますが、形も厚みも異なる犬歯が配列されることが、見た目にも噛み合わせにもどのような影響を生じるか、患者さんの現状に合わせて総合的に判断する必要のある問題です。
審美に影響の大きい側切歯を抜歯とするのは、必ずしもデメリットとなるかはともかく、それなりに影響のありえる選択ですので、実際に今回の治療では、どの選択がどのような見込みと考えられるのかを、実際の矯正治療を前提にお話し合いになる必要があります。
矯正治療としてもそれなりに複雑さのあるお話ですので、かかりつけの先生が矯正のご専門ではないようでしたら、矯正歯科や矯正をご専門とされている先生なども受診され相談されてみると良いと思います。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2019-04-16 09:59:00
読ませていただきました。ぜひ矯正治療をお考え下さい。
まず抜歯する歯の選定ですが、記載されているように価値のない歯がその第一候補になります。側切歯も状態が悪ければ例外ではありません。どの歯も状態が悪ければ抜歯する候補になります。そういった歯がなければ第一小臼歯あるいは第二小臼歯が選択される事が多いです。
そこで側切歯を抜歯した時のデメリットを記載します。側切歯の後方の歯は犬歯です。犬歯は一般的には先が尖っていて矢じりのような形の歯です。さらに大きさも側切歯に比べて大きく、厚い、そして非常に歯根の長い歯です。そこで側切歯を抜くと前歯(まんなかの歯は中切歯と呼びます)その中切歯の隣に犬歯がきてしまう事が一番の問題だと思います。形の問題です。個人差もあります。犬歯があまり大きくなければ大丈夫です。綺麗に並んだ時に犬歯の形が気になる事はあります。少し削れば済む患者様もいますし、形態を変える人もいます。
デメリットはこれだと思います。まずは矯正歯科専門歯科医院で検査を受けてください。側切歯が抜くほど悪いのか?を含めて判断してくれます。
治療が成功する事を祈っています。
まず抜歯する歯の選定ですが、記載されているように価値のない歯がその第一候補になります。側切歯も状態が悪ければ例外ではありません。どの歯も状態が悪ければ抜歯する候補になります。そういった歯がなければ第一小臼歯あるいは第二小臼歯が選択される事が多いです。
そこで側切歯を抜歯した時のデメリットを記載します。側切歯の後方の歯は犬歯です。犬歯は一般的には先が尖っていて矢じりのような形の歯です。さらに大きさも側切歯に比べて大きく、厚い、そして非常に歯根の長い歯です。そこで側切歯を抜くと前歯(まんなかの歯は中切歯と呼びます)その中切歯の隣に犬歯がきてしまう事が一番の問題だと思います。形の問題です。個人差もあります。犬歯があまり大きくなければ大丈夫です。綺麗に並んだ時に犬歯の形が気になる事はあります。少し削れば済む患者様もいますし、形態を変える人もいます。
デメリットはこれだと思います。まずは矯正歯科専門歯科医院で検査を受けてください。側切歯が抜くほど悪いのか?を含めて判断してくれます。
治療が成功する事を祈っています。