ミィさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
出っ歯が治らない
相談させてください。出っ歯で矯正しています。上2本抜歯し、下は抜くと歯列が小さくなるとのことで非抜歯です。口が小さく歯列がV字でしたので、上下とも歯列を広げました。今はほぼきれいに並んだところです。先日先生から「歯が人より厚いので下の歯にあたっていて引っ込めるのに限界がある。歯を問題ない範囲で削れば多少引っ込むが完全には引っ込ませるのは無理だと思う」と言われてしまいました。歯を削るのは抵抗がありますが、もともと出っ歯を治したくて始めたことなので、「問題ない範囲でなら」と削ってもらうことにしました。この前一度削る作業をしました。また動きの様子を見て調整をするとのことでした。治療前よりは良くなりましたが、まだ少し力を入れないと口が閉じにくいし、出っ歯のままです。歯をあまり削りたくないけど、口を閉じにくいような状態では治療した意味がないのではと思い、悲しい気持ちでいます。周りには「気にするほど出っ歯ではもう無いし、歯を削るのは良くない」と言われます。でもお金をかけたのに治ってないような仕上がりなのは悲しいです。
このようなことは通常あるのでしょうか?
問題ない範囲で削ってもらってそれ以上は諦めるしかないのでしょうか?
病院選びを間違えてしまったのではと思うくらい悩んでいます。何かアドバイスいただけたら嬉しいです。
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2018-11-27 12:38:00
読ませていただきました。
成人の患者様の上顎前突は骨格の問題は治りません。もちろん上下の顎骨の位置に大きな問題があればそれは外科手術をして改善する必要があります。それほどではなかったのだと最初の診断から判断できます。
上下で抜歯しなかった事を考慮すると、外科手術をするほどではないが、上下顎骨の前後的な位置には問題あったと判断できます。そこで下顎は歯を抜かなかったのだと思います。もし上下顎骨の前後的な位置関係が正常であれば上顎前歯の前方傾斜によってできた上顎前突であれば治療効果はもっと大きく、満足いく状態であったと思います。
担当医もなるべく上顎前歯を内側に移動したいと思っているので少し出ている感じが残っているのは事実なのでしょう。またエナメル質の範囲ないでの削合であれば問題はありません。
問題は患者様ご自身の思われているゴールと結果の差ではないかと思います。周囲の方も改善している事は認識されています。拝見していないので何とも言えませんが、骨格性の上下顎骨の差は改善できないので正直に申しあげて残念ですが限界かもしれません。
治療が成功する事を祈っています。
成人の患者様の上顎前突は骨格の問題は治りません。もちろん上下の顎骨の位置に大きな問題があればそれは外科手術をして改善する必要があります。それほどではなかったのだと最初の診断から判断できます。
上下で抜歯しなかった事を考慮すると、外科手術をするほどではないが、上下顎骨の前後的な位置には問題あったと判断できます。そこで下顎は歯を抜かなかったのだと思います。もし上下顎骨の前後的な位置関係が正常であれば上顎前歯の前方傾斜によってできた上顎前突であれば治療効果はもっと大きく、満足いく状態であったと思います。
担当医もなるべく上顎前歯を内側に移動したいと思っているので少し出ている感じが残っているのは事実なのでしょう。またエナメル質の範囲ないでの削合であれば問題はありません。
問題は患者様ご自身の思われているゴールと結果の差ではないかと思います。周囲の方も改善している事は認識されています。拝見していないので何とも言えませんが、骨格性の上下顎骨の差は改善できないので正直に申しあげて残念ですが限界かもしれません。
治療が成功する事を祈っています。
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- ミィ(38歳 女性 会社員 )
- 2018年12月03日15時08分
丁寧なお返事ありがとうございます。
先日担当の先生に今後の治療について相談をしてきました。先生のおっしゃる通り、私は上顎と下顎の位置に問題があり、また歯の厚みが厚い方になるため前歯が下がりきらず、私のイメージしていた仕上がりになるのは難しいということが確認できました。
担当の先生としては現状が最終段階と言える状態であるけれど、私の希望(出っ歯を少しでも解消したい)をできるだけ叶えたいと仰ってくださり、前歯は一度削っているので、下側の歯を調節することで数ミリ程度かもしれないが、今よりは下げれるかもしれないと提案を頂きました。
下の歯列は歯を抜いたり削るのは勧めたくないとのことで、①歯を少し倒すか②歯列を少し下げるということを提案されました。ただこれもできるかどうかは次回の治療までに先生の方で私の歯の状態を確認して検討してくれるそうなので、やれるかどうかはわかりませんが。
私の詳しい状態がわからない状況で恐縮ですが、こういう治療について先生はどうお考えになりますでしょうか?私としては今よりはわずかでも下がるのならばやりたいと考えています。よろしくお願いします。
先日担当の先生に今後の治療について相談をしてきました。先生のおっしゃる通り、私は上顎と下顎の位置に問題があり、また歯の厚みが厚い方になるため前歯が下がりきらず、私のイメージしていた仕上がりになるのは難しいということが確認できました。
担当の先生としては現状が最終段階と言える状態であるけれど、私の希望(出っ歯を少しでも解消したい)をできるだけ叶えたいと仰ってくださり、前歯は一度削っているので、下側の歯を調節することで数ミリ程度かもしれないが、今よりは下げれるかもしれないと提案を頂きました。
下の歯列は歯を抜いたり削るのは勧めたくないとのことで、①歯を少し倒すか②歯列を少し下げるということを提案されました。ただこれもできるかどうかは次回の治療までに先生の方で私の歯の状態を確認して検討してくれるそうなので、やれるかどうかはわかりませんが。
私の詳しい状態がわからない状況で恐縮ですが、こういう治療について先生はどうお考えになりますでしょうか?私としては今よりはわずかでも下がるのならばやりたいと考えています。よろしくお願いします。
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2018年12月04日13時08分
上顎歯列で抜いた場所は残っていますか?抜いた場所が残っていて、歯が厚く、下顎前歯とぶつかっているようでしたら下顎前歯をエナメル質の範囲で削り少しでも下の前歯が後方に移動すれば、上顎の前歯を中に入れられます。そうでなければ限界かもしれません。
担当医の先生に希望は伝わっています。先生に従った方がよいと思います。
患者様の希望をかなえられるか?というのは成人の患者様の治療では大変重要な事です。しかし、不可能な希望というのも無いわけではありません。そこをどう解決するか?これは難しい事です。
希望がかなえられる事を祈っています。
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- ミィ(38歳 女性 会社員 )
- 2018年12月06日21時44分
上顎の抜歯の後ですが、少しですが残っています。まだ上顎の歯列自体が隙間が多く、すきっ歯のような状態です。
成人の矯正は希望が全て叶うわけではないのですね。ネットで見ているときれいに治っている症例ばかりを目にしていたので、自分もそのようになれると思ってしまっていました。
自分の希望がどこまで叶うかはわかりませんが、担当の先生を信じて治療をがんばるつもりです。
そして叶わなかった場合のことも考えておこうと思います。
丁寧にいろいろ回答してくださり、ありがとうございました。
成人の矯正は希望が全て叶うわけではないのですね。ネットで見ているときれいに治っている症例ばかりを目にしていたので、自分もそのようになれると思ってしまっていました。
自分の希望がどこまで叶うかはわかりませんが、担当の先生を信じて治療をがんばるつもりです。
そして叶わなかった場合のことも考えておこうと思います。
丁寧にいろいろ回答してくださり、ありがとうございました。
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2018年12月07日20時03分
上顎前歯部にまだスペースが残っているようであれば下顎前歯を内側に傾斜できればまだ上顎前歯が内側に移動できるという事です。これには期待できると思います。
治療が成功する事を祈っています。
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- 医療法人社団双野会すずき歯科クリニック
- ( 千葉県 船橋市 )
- 2018-11-28 20:20:00
この度のご相談についてですが、前歯が出ていることの改善で治療を始められたとのことですが、それには3種類あると思います。
一つは骨格的に上の顎が下に比べて出ている、または歯だけが傾斜している、もしくは両方が原因となっている場合あがあります。
ミィさんのケースがどれに当てはまるかわかリませんが、抜歯をするということは必要以上に欠損スペースを作ってしまことも考えられますので、必ずしも最善の方法でない場合も考えられます。前医の先生も術前診査の上抜歯によるメリットデメリットを考慮されtいらっしゃるかと思います。
もちろんミィさんのご希望を改善することが第一優先だと思いますので、まず現状を非抜歯で行なった上での通過点と考えて、再度具体的な治療ゴールについて話し合われたらいかがでしょうか。またセカンドオピニオンとして近隣の矯正科でも治療方法についての見解を伺っていただくこともよろしいかと思います。
一つは骨格的に上の顎が下に比べて出ている、または歯だけが傾斜している、もしくは両方が原因となっている場合あがあります。
ミィさんのケースがどれに当てはまるかわかリませんが、抜歯をするということは必要以上に欠損スペースを作ってしまことも考えられますので、必ずしも最善の方法でない場合も考えられます。前医の先生も術前診査の上抜歯によるメリットデメリットを考慮されtいらっしゃるかと思います。
もちろんミィさんのご希望を改善することが第一優先だと思いますので、まず現状を非抜歯で行なった上での通過点と考えて、再度具体的な治療ゴールについて話し合われたらいかがでしょうか。またセカンドオピニオンとして近隣の矯正科でも治療方法についての見解を伺っていただくこともよろしいかと思います。