ちびたさんの相談
カテゴリ:効果
インビザラインでの抜歯の矯正の場合の歯根吸収について。抜歯をしてインビザでやることに決めました。最近知ったのですが歯根吸収は、長期での矯正の場合なりやすいのでしょうか?ワイヤーで短期間で直した方がリスクは減りますか??
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2018-08-20 15:15:00
読ませていただきました。
私はその装置を使用しての矯正治療を行っていません。ただ一般的に矯正歯科医が注意している歯根吸収について記載させていただきます。
・強い矯正力を加えた時
・長期間の矯正治療
・歯の移動量が大きい、特に不要な歯の移動は避けるべきです。
上記事が一般的に矯正治療による歯根吸収を注意する事です。しかし、私はこれ以外に注意している事があります。
・治療前から脆弱な歯根形態をしている。
治療前のレントゲン写真などから歯根の根尖が細い、あるいは脆弱に見える時、もともと歯の形態が悪いので矯正治療によってその部分が吸収する事があります。
・移動によって硬い皮質骨に歯根がぶつかった場合
矯正治療中に骨の表層を覆っている硬い骨(皮質骨)に当たった場合に歯根も硬いのですが骨も硬いので起きる事があります。
他にも考えられる事はあります。しかし、矯正治療によって歯根が短くなり、歯を失うような経験はありません。それはご安心ください。また、必ずしも歯根吸収を防ぐ事ができるか?と言えば不可能な事もあります。
治療が成功する事を祈っています。
私はその装置を使用しての矯正治療を行っていません。ただ一般的に矯正歯科医が注意している歯根吸収について記載させていただきます。
・強い矯正力を加えた時
・長期間の矯正治療
・歯の移動量が大きい、特に不要な歯の移動は避けるべきです。
上記事が一般的に矯正治療による歯根吸収を注意する事です。しかし、私はこれ以外に注意している事があります。
・治療前から脆弱な歯根形態をしている。
治療前のレントゲン写真などから歯根の根尖が細い、あるいは脆弱に見える時、もともと歯の形態が悪いので矯正治療によってその部分が吸収する事があります。
・移動によって硬い皮質骨に歯根がぶつかった場合
矯正治療中に骨の表層を覆っている硬い骨(皮質骨)に当たった場合に歯根も硬いのですが骨も硬いので起きる事があります。
他にも考えられる事はあります。しかし、矯正治療によって歯根が短くなり、歯を失うような経験はありません。それはご安心ください。また、必ずしも歯根吸収を防ぐ事ができるか?と言えば不可能な事もあります。
治療が成功する事を祈っています。
- Silver Lace矯正歯科
- ( 埼玉県 さいたま市浦和区 )
- 2018-08-25 15:35:00
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。
歯根吸収の原因については、まだよくわかっていない部分が多いのですが、従来のワイヤーを使った歯科矯正では、治療期間の長短とよりも、歯を動かす力が大きすぎるときに起こりやすいと言われています。
インビザラインを始めとするマウスピース矯正については、話題先行で研究が追い付いていないところがあり、インビザラインと歯根吸収の関係性についても、医学的な根拠となる研究はほとんどないというのが現状だと思います。
マウスピース矯正は、そもそも歯に強い力を加えにくい装置なので、通常であれば歯根吸収は起こりにくいという印象ですが、それも治療計画やマウスピースの設計の仕方によってどうにでもなりますので、矯正を担当する先生の考え方次第ということになると思います。
歯根吸収の原因については、まだよくわかっていない部分が多いのですが、従来のワイヤーを使った歯科矯正では、治療期間の長短とよりも、歯を動かす力が大きすぎるときに起こりやすいと言われています。
インビザラインを始めとするマウスピース矯正については、話題先行で研究が追い付いていないところがあり、インビザラインと歯根吸収の関係性についても、医学的な根拠となる研究はほとんどないというのが現状だと思います。
マウスピース矯正は、そもそも歯に強い力を加えにくい装置なので、通常であれば歯根吸収は起こりにくいという印象ですが、それも治療計画やマウスピースの設計の仕方によってどうにでもなりますので、矯正を担当する先生の考え方次第ということになると思います。