りつさんの相談
矯正と外科手術
こんにちは。診断の違いについて、アドバイスを頂きたく投稿しました。本題としては「左右にずれ、かつその状態で噛み合わせている歯を外科手術なしで矯正できるのか」というものです。
数年前に歯列矯正が出来ないかとカウンセリングを受けたところ、顎変形症のため外科手術が必要と診断されました。
下顎が向かって左にずれており、噛み合わせるために過蓋咬合ぎみになっている、とのことでした。前歯の正中を合わせる位置に下顎をずらすと、右奥歯(向かって左側)は隙間が開いてしまい噛み合いません。これを直すためには顎の左右をずらすことのほかに、傾きを変え両側の奥歯が合う状態にしなければいけない。そのため外科手術で骨を削ったり移動させたりが必要になるとのお話で、確かにそうだと納得いたしました。顔の歪みは気になるものの、外科手術という大がかりなものをしてまで直したいという気持ちがなかったことと、歪み以外に支障がなかったため、当時は手術しないという選択をしました。
しかしながら、今回、出先で歯痛のためかかった歯医者さんで、「手術なしで矯正できると思うけどな」という話を頂きました。しかし遠方だったため、地元に帰ったら相談してみなよ、で終わったのです。
顎変形症かどうかの判断は医師によっても違うということは理解できるのですが、個人としては先のカウンセリングを受けた先生の説明(骨ごとなんとかしないと噛み合わせられない)がしっくりきたため、手術なしでと言われても本当か?という気持ちが強いです。
ですが手術なしで直せるものなら直したい。
傾きやずれの度合いによってできるできないが異なるのは当然ですが、手術なしで矯正できる可能性はあるのでしょうか?
また、可能性がある場合目立たない矯正を望んでおりますが、私の場合マウスピース系では不可能ですよね?
長くなりましたが、あくまで可能性の話として回答いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2018-06-28 14:19:00
治療したいのは顎のずれでしょうか?でしたら外科矯正は避けられません。成人の患者様で顎のずれを治療するということは外科矯正になります。これが成長中のお子様の場合は別です。なるべく成長を誘導することによって骨格的な治療を試みます。
ただしかみ合わせを治したいが、お顔のずれ、非対称性は治療しないとなれば話は違います。これは治療する事が可能な場合もあります。これは拝見しないと程度の問題があります。
マウスピース系はお考えにならない方が無難でしょう。できることに限界があります。ブラケットの装着しての治療になります。外科矯正は一般的な表側のブラケットを使用すれば保険の適応になります。顎変形症という診断が必要になります。大学病院やそれに準ずる育成・更生医療機関なら可能です。また裏側矯正で行う場合は保険の適応外になります。参考にしてください。
- りつ(33歳 女性 フリーター )
- 2018年07月07日13時07分
想像通り、前者は矯正専門歯科、後者が一般歯科でした。
治療したいのは外見の歪みが主となりますので、やはり外科手術が必要な可能性が高いのだな、と思いました。
とはいえ数年前よりも技術も進歩しているでしょうし、他の先生からもアドバイスをいただいたため、ブラケットなどで顎ずれが治療できるのか、また別の専門機関で相談してみようと思います。
ありがとうございました!
- 田園調布 ヴェルデ矯正歯科
- ( 東京都 大田区 )
- 2018-06-29 10:00:00
- りつ(33歳 女性 フリーター )
- 2018年07月07日13時19分
>正しい噛み合わせを〜のところでぴんときました。
今回かかった歯科の先生からは、口内のチェックをしていただいた際、「ずれてるねー、噛むの辛いでしょ? 矯正しないの?」というところからお話がスタートしたのです。
以前顎のずれも気になって診断してもらったら手術が必要と言われ、じゃあいいかと…、という話になった後の回答が「手術しなくてもいけると思う」だったのですが、きっと「(顎のずれはともかく、噛み合わせに関しては)手術しなくてもいけると思う」だったのかと思いました。
なんだかすっきりした気分です(笑)
私としては噛み合わせの面での困ったことはないのですが、他の先生からもアドバイスいただいたので、もう一度別の矯正専門のところで診断してもらおうと思います。
ありがとうございました!
- 目黒青葉台矯正歯科クリニック
- ( 東京都 目黒区 )
- 2018-07-06 13:34:00
一方で、多少の骨格的なズレ、たとえばある程度までの骨格的な上顎前突・下顎前突や横方向のズレは、時には抜歯や歯科矯正用アンカースクリューの併用などにより、歯の移動によって治療をおこなうわけですが、どこまでが非外科で、どこからが外科矯正か、という境界が明瞭でないことが、一般的にもこのような問題の判断を難しくしています。
根本的には、外科矯正として治療を行った場合と、非外科で治療を行う場合とで実際の治療目標が異なりますし、医療施設によって判断の考え方も異なるものだと思います。また従来と比較して、歯科矯正用アンカースクリューを利用することによって非外科で治療できるケースも拡大してきているように思いますので、治療を前提としてということになってしましますけれども、矯正専門のクリニックなどで検査診断をうけて、判断してもらうべき問題と思います。
本来、外科矯正の適応という前提の不正咬合という前提で考えると、手術を併用しない場合、どこをどういうふうに治せるのか、どの部分は治らないのか、変化しないのか、ということをきちんと把握された上で治療開始とすることが重要です。
もうひとつご質問のマウスピース矯正は、治療システムによって異なりますが適応範囲は徐々に拡大しているもののまだまだマルチブラケット装置の方が適応範囲が広い状況と思いますので、患者さんご自身の矯正治療に適しているかどうか、しっかりとご相談されると良いと思います。
- りつ(33歳 女性 フリーター )
- 2018年07月07日13時31分
アンカースクリューでの治療、というのは初めて聞きました。
調べてみたところ、比較的外科手術が必要なものでも治療できるという症例をみまして、今はこんなこともできるんだな、と感心しきりです。
数年前とはまた技術の進歩などありそうですし、再度相談に行ってみようと思います。
回答ありがとうございました!