かなおさんの相談
カテゴリ:抜歯について
親知らずの抜歯
下顎前突と診断され現在上だけ装置をつけたばかりです。上左右4番目を抜歯済みで、抜歯はそれだけのはずだったんですが、口腔外科の先生から手術するときに左下の親知らずがもしかしたら割れるかも知れないから抜いた方がいいと言われ、矯正歯科の先生へのお手紙を預かりました。それを矯正歯科の先生に見せたところじゃあ抜きましょうってすごく軽い感じに感じたんですが、すごく不安です。元々抜くはずじゃなかったのに抜いてしまったら、治療終了時の完成度に差が出るのではないか?とか左上にも親知らずがあるんですが、もし、下の親知らずを抜いたら上の親知らずに対向歯がないので、噛み合わせが合わないし、相手の歯が居ないので、歯茎に当たり痛いのではないか、また噛めないのではないか、と不安です。
左下しか聞いてないので左上は抜かないと思います。本当に抜いてしまって大丈夫なのか、抜いてしまったら治療が上手く行くのか不安です。回答よろしくお願いいたします。
- 医療法人 くす矯正歯科
- ( 京都府 京都市下京区 )
- 2018-05-07 16:32:00
かなおさん、はじめまして、京都市 くす矯正歯科 楠 です。
外科矯正で下顎を手術するとき口腔外科の先生の見解により親知らずが手術の切開などの邪魔になる場合、基本残しておいても利用できないことが多いので抜歯します。
上顎も手術する場合は抜くことが多いですが、上顎左右4番目の歯を抜いている場合、下の一番後ろの歯と半分だけ咬ます場合があります。しかし何よりも主治医と抜歯が本数、部位、理由などご自身がご理解できるまでご相談されてはいかがでしょうか、よろしくお願いいたします。
外科矯正で下顎を手術するとき口腔外科の先生の見解により親知らずが手術の切開などの邪魔になる場合、基本残しておいても利用できないことが多いので抜歯します。
上顎も手術する場合は抜くことが多いですが、上顎左右4番目の歯を抜いている場合、下の一番後ろの歯と半分だけ咬ます場合があります。しかし何よりも主治医と抜歯が本数、部位、理由などご自身がご理解できるまでご相談されてはいかがでしょうか、よろしくお願いいたします。
- 銀座EAST矯正歯科
- ( 東京都 中央区 )
- 2018-05-08 09:41:00
御相談内容拝見いたしました。
顎変形症の場合は極端な言い方をすれば、たとえ手術後のかみ合わせが多少ずれたとしても、手術がうまくいくために必要があれば最善のことを行うべきです。
手術後の矯正治療で改善すればいいことです。
口腔外科医が抜歯した方が良いとの判断でしたら、通常矯正医はそれに従います。
何故抜歯が必要なのかの説明をしてもらい、納得されてからのほうが良いですが問題はないと思います。
顎変形症の場合は極端な言い方をすれば、たとえ手術後のかみ合わせが多少ずれたとしても、手術がうまくいくために必要があれば最善のことを行うべきです。
手術後の矯正治療で改善すればいいことです。
口腔外科医が抜歯した方が良いとの判断でしたら、通常矯正医はそれに従います。
何故抜歯が必要なのかの説明をしてもらい、納得されてからのほうが良いですが問題はないと思います。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2018-05-08 10:18:00
読ませていただきました。
かなお様は骨格性下顎前突で手術されるのですね。
下顎の親知らずは埋まっていても抜歯するのが一般的です。手術する時に骨を割りますその骨折線が親知らずに近い場所に来ます。そのため親知らずがあると感染などのリスクが増します。そこで手術の半年ぐらい前には抜歯しておくのがよいです。手術する時には親知らずはなくすでにきれいな骨の状態になっています。
また上顎の第一小臼歯(4番目)の歯を抜歯して下顎は抜歯していません。上顎だけ1歯少ない状態になります。従って上顎の親知らずは抜歯しなくても下顎の第二大臼歯と咬合します。上顎は1歯少ないのでこれで数が合います。場合によっては上顎の親知らずも抜歯する事があります。これは上顎の叢生(でこぼこ)の状態が厳しくて歯を排列する場所がない場合です。
ご心配は要りません。大丈夫です。
治療が成功する事を祈っています。
かなお様は骨格性下顎前突で手術されるのですね。
下顎の親知らずは埋まっていても抜歯するのが一般的です。手術する時に骨を割りますその骨折線が親知らずに近い場所に来ます。そのため親知らずがあると感染などのリスクが増します。そこで手術の半年ぐらい前には抜歯しておくのがよいです。手術する時には親知らずはなくすでにきれいな骨の状態になっています。
また上顎の第一小臼歯(4番目)の歯を抜歯して下顎は抜歯していません。上顎だけ1歯少ない状態になります。従って上顎の親知らずは抜歯しなくても下顎の第二大臼歯と咬合します。上顎は1歯少ないのでこれで数が合います。場合によっては上顎の親知らずも抜歯する事があります。これは上顎の叢生(でこぼこ)の状態が厳しくて歯を排列する場所がない場合です。
ご心配は要りません。大丈夫です。
治療が成功する事を祈っています。
- 京都三条大橋歯科診療所
- ( 京都府 京都市東山区 )
- 2018-05-09 17:07:00
こんにちは、京都三条大橋歯科診療所の川畑です。
お話しのご心配はよくわかります。治療する側にとっては当たり前のことでも、患者さんの方では、説明が少ないとちょっと心配になりますね。
顎矯正手術にもかかわったことがある立場から考えると、「下顎骨を手術で分割する際に親しらずの付近に下顎骨の分割部がくるので、親しらず自体ではなくて、顎の骨の方が親しらずの付近で予定外の割れ方をするかもしれない」と口腔外科の先生は考えたのだと思いますが、もしどうしてもその親しらずを残してほしいと思われるなら、それなりの経験のある口腔外科医であれば親しらずを残すことが絶対にできないということはないとおもいます。その希望を強くつたえてみられてはいかがでしょうか。
一方で、上顎の小臼歯を抜歯して術前矯正をされているのであれば、そのスペースの一部をつかって上顎の親しらずを少し前方に移動させて術前矯正を終える可能性もありますので、下顎の親しらず(第三大臼歯)を抜歯した場合でも下顎の第二大臼歯が、上顎の親しらずと部分的にでも咬合できる状態なのかもしれません。抜歯してしまう前に術後のシミュレーション画像やシミュレーション模型を見せてもらって当該の親しらずが術後にどんな位置になりそうか見せてもらってはいかがでしょうか。
親知らずを抜歯するべきかどうかは、それを残すことで増えるリスクと残すことで得られる満足の比較になると思いますが、どこか他の医療機関でセカンドオピニオンをもらってもいいかもしれませんね。
お話しのご心配はよくわかります。治療する側にとっては当たり前のことでも、患者さんの方では、説明が少ないとちょっと心配になりますね。
顎矯正手術にもかかわったことがある立場から考えると、「下顎骨を手術で分割する際に親しらずの付近に下顎骨の分割部がくるので、親しらず自体ではなくて、顎の骨の方が親しらずの付近で予定外の割れ方をするかもしれない」と口腔外科の先生は考えたのだと思いますが、もしどうしてもその親しらずを残してほしいと思われるなら、それなりの経験のある口腔外科医であれば親しらずを残すことが絶対にできないということはないとおもいます。その希望を強くつたえてみられてはいかがでしょうか。
一方で、上顎の小臼歯を抜歯して術前矯正をされているのであれば、そのスペースの一部をつかって上顎の親しらずを少し前方に移動させて術前矯正を終える可能性もありますので、下顎の親しらず(第三大臼歯)を抜歯した場合でも下顎の第二大臼歯が、上顎の親しらずと部分的にでも咬合できる状態なのかもしれません。抜歯してしまう前に術後のシミュレーション画像やシミュレーション模型を見せてもらって当該の親しらずが術後にどんな位置になりそうか見せてもらってはいかがでしょうか。
親知らずを抜歯するべきかどうかは、それを残すことで増えるリスクと残すことで得られる満足の比較になると思いますが、どこか他の医療機関でセカンドオピニオンをもらってもいいかもしれませんね。