かなさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
9歳の娘の事でご相談させて頂きます。上顎3番目まで下顎4番目まで生えかわっていますが下2番目の歯が左右とも内側から生えています。上の歯も2番目が少しだけ内側に生えています。矯正歯科専門医で診てもらったところ、噛み合わせや、歯の生える角度などは問題ないとのこと。乳歯より小さい永久歯もあるといわれました。
治療計画として、生えかけの永久歯と抜けそうな乳歯以外すべてにブラケットをつける。上の6歳臼歯をヘッドギアで奥にやり、永久歯の方が小さくなるスペースも使って全ての永久歯を並べると言われました。
ネットで調べても、乳歯にブラケットを付ける事に否定的な記述しか見当たらず、娘の場合は弱い力で少し動かすだけだから大丈夫なのかも知れないなどと考え先生に質問すると、その歯科では皆さんブラケットを使用するようで、段々太いワイヤーにする事も聞きました。
1 私の情報収集不足なだけで、乳歯にブラケットを使うことは一般的なのでしょうか。歯根吸収などの問題は大してないのでしょうか。
2 上の歯だけヘッドギアで動かして、下はワイヤーで調整するとの事でしたが、それで今合っている噛み合わせがずれてしまわないのでしょうか。下の歯をワイヤーで調整できるのなら、上の歯もワイヤーで動かせないのでしょうか。
3 家族で話し合い1期での治療を見送る事になったのですが、今だから出来る治療が他にもあるのではないかという思いが拭えません。治療しないにしても今以上歯並びが悪くならないように、習慣付けた方が良いことなどありましたら教えて頂けますか。
以上、ご回答頂けると幸いです。
- 医療法人 くす矯正歯科
- ( 京都府 京都市下京区 )
- 2017-12-26 10:16:00
かなさん、はじめまして 京都市 くす矯正歯科 楠 です。
順番通り質問にお答えさせていただきます。
1.乳歯にブラケットをつけることもあります。歯根吸収してもいずれ脱落するものですから大丈夫とかんがえます。
2.今のかみ合わせを変えるためにヘッドギアを使う意図だと思います。できれば下もヘッドギアのよな物を使えるといいのですが、下のは違和感も強く使用が難しいのでワイヤーを利用されるのかとかんがえます。
3.上記の治療方針は良く行われる治療であるかと思われます。放置することで基本的にはガタガタは強くなっていく傾向が強いと思われますのでなにもせずだと改善の方向にはいかないと考えます。
よろしくお願いします。
順番通り質問にお答えさせていただきます。
1.乳歯にブラケットをつけることもあります。歯根吸収してもいずれ脱落するものですから大丈夫とかんがえます。
2.今のかみ合わせを変えるためにヘッドギアを使う意図だと思います。できれば下もヘッドギアのよな物を使えるといいのですが、下のは違和感も強く使用が難しいのでワイヤーを利用されるのかとかんがえます。
3.上記の治療方針は良く行われる治療であるかと思われます。放置することで基本的にはガタガタは強くなっていく傾向が強いと思われますのでなにもせずだと改善の方向にはいかないと考えます。
よろしくお願いします。
- かな(40歳 女性 会社員 )
- 2017年12月26日12時14分
お忙しい所ご回答頂きありがとうございます。
良く行われる治療だと分かり安心しました。
今後どうするか良く考えたいと思います。
良く行われる治療だと分かり安心しました。
今後どうするか良く考えたいと思います。
- まぶち歯科医院
- ( 京都府 京都市伏見区 )
- 2017-12-26 14:01:00
かなさん、はじめまして。治療方法に関してのご質問でお悩みとのことですが、色んな治療方法の中の一案と考えていただけると分かりやすいです。その中で1の歯根吸収ですが、太いワイヤーになればなるほど成長期のお子さんの歯根には大いに関係があります。その点は矯正医はレントゲンや咬合干渉の面で理解しているはずですのでご安心下さい。術前、術中でレントゲンで判断できます。2のヘッドギアはおそらく遠心方向や圧下を行い、上下歯列咬合を正常に持って行くための計らいだと思います。よって、ブラケット治療の欠点をカバーする手段と思って下さい。
3のご質問が一番当院でも多い質問内容です。成長期にしか出来ない、指導できないこともありますので、小児歯科医やセカンドオピニオンを利用して下さい。原因があるから不正咬合は必ず生まれます。矯正したからと言って後戻りすることもあります。その子どもの癖や生活習慣を見抜けることが一番難しいのです。ご理解下さい。
3のご質問が一番当院でも多い質問内容です。成長期にしか出来ない、指導できないこともありますので、小児歯科医やセカンドオピニオンを利用して下さい。原因があるから不正咬合は必ず生まれます。矯正したからと言って後戻りすることもあります。その子どもの癖や生活習慣を見抜けることが一番難しいのです。ご理解下さい。
- かな(40歳 女性 会社員 )
- 2017年12月26日19時34分
分かりやすいご回答ありがとうございます。
ー原因があるから不正咬合は必ず生まれますー勉強になりました。セカンドオピニオンも考えてみようと思います。
ー原因があるから不正咬合は必ず生まれますー勉強になりました。セカンドオピニオンも考えてみようと思います。
- さわだ矯正歯科桂クリニック
- ( 京都府 京都市西京区 )
- 2017-12-29 12:39:00
上下の歯並びがせまく、奥歯が内側かつ前方へずれている状態です。前歯は乳歯よりも永久歯が大きく奥歯は乳歯よりも永久歯が小さいのが解剖学的に常識です。口をあいてたりよくかまないと歯並びが広がらずにそのような歯並びになります。治療としては奥歯を後ろに戻すと同時に広くしてゆくこととよく噛んで口を閉じて舌が上方に収まるように意識すること、就寝時に口を閉じることです。上の奥歯は前に寄りやすいためヘッドギアが有効です。
1の乳歯にブラケットをつける方法もあります。しかしながら、問題点として生え変わった後また永久歯の治療も必要なことがあることです。しかし逆に早い治療によって永久歯治療が不要になるメリットのケースも多いです。乳歯自体にブラケットを取り付けても問題ありません。しかし早い時期に生え変わった小臼歯など成長中の歯をブラケットで動かすと根が歪むためリスクがあるため完成を待ってからブラケット治療します。ですが当院では前歯にもブラケット治療せずに並んでしまう治療法もありますため早期の治療はブラケットなしで治療してよい結果が得られています。
1の乳歯にブラケットをつける方法もあります。しかしながら、問題点として生え変わった後また永久歯の治療も必要なことがあることです。しかし逆に早い治療によって永久歯治療が不要になるメリットのケースも多いです。乳歯自体にブラケットを取り付けても問題ありません。しかし早い時期に生え変わった小臼歯など成長中の歯をブラケットで動かすと根が歪むためリスクがあるため完成を待ってからブラケット治療します。ですが当院では前歯にもブラケット治療せずに並んでしまう治療法もありますため早期の治療はブラケットなしで治療してよい結果が得られています。
- かな(40歳 女性 会社員 )
- 2017年12月29日23時00分
ご回答ありがとうございます。乳歯にブラケットを取り付けることより、生え変わって間がない永久歯に付けることの方がリスクがあるのですね。歯茎の上に出る部分が全部生えきれば、根も完成しているのでしょうか。生え変わった永久歯にも、順次ブラケットを付けていくとのことでしたので。
ブラケットなしでもよい結果が得られる治療法もあるとの事で、やはり先生によって色々なやり方があるのですね。
ブラケットなしでもよい結果が得られる治療法もあるとの事で、やはり先生によって色々なやり方があるのですね。