カラーゴムを使って可愛く矯正してみませんか？

ワイヤー矯正で使用する装置は一般的に金属製で銀色のため、それほど見た目が良いものではありません。口を開けたときには金属特有のギラつきがあり目立つので、会話や食事中に装置を他人に見せたくないという方もたくさんいます。
こうした方にとっては、矯正治療を受けている期間は写真を撮りたくない、できるだけ他人に口元を見られたくないでしょう。

しかし、カラーゴムを使うことでカラフルな見た目が特徴的でおしゃれだと思えるようになるかもしれません。
ゴムの色で矯正装置が目立ってしまいますが、カラーゴムの可愛さは自信をもって口を開けられるというポジティブな気持ちになるでしょう。

子供なら、学校の規則であまり派手なおしゃれができない中でもこっそり楽しめるおしゃれとして考えてみてはいかがでしょうか。

カラーゴムはさまざまな色が販売されています。
1色だけでも使えますが、青色や黄色など違う色を組み合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。

例えば、3月ならピンクと白の桜カラー、12月なら赤や白、緑でクリスマスカラーなど季節ごとのイベントに合わせて色を変えてみると、矯正装置を見せた笑顔の写真も楽しくなるでしょう。

また、服の系統に合わせて選ぶなど、さまざまなバリエーションでお口の中までコーディネートをするのも良いですね。
推し色でカラーゴムを決めるのも楽しめそうです。

カラーゴムは1か月～2か月で交換するので、気軽に好きな色を選んでみてくださいね。

一般的なモジュールは白か半透明なものが多く、コーヒーやカレーなど色の濃いものを飲食すると着色してしまい、モジュールが黄色くなって汚れているように見える場合があります。

カラーモジュールにすると青色や黒色など濃い色のものを使用できるので着色が目立ちにくくなります。
食べたいものを気兼ねせずに食べられ、ストレス軽減にもつながります。

カラーゴムはさまざまな色だけでなく、さまざまな形のものがあります。

例えばハートやクマの顔など、よりかわいく見せられる形のものも。
より個性を演出したい方や、小さな子供であれば形がかわいいだけでも楽しいですよね。

好きな色と形を選んで、一番かわいいと思える組み合わせを探してみるのもおすすめです。

ワイヤー矯正では、治療が最終段階に入るとカラーゴムを使用できない可能性があります。
ゴムではなく、細いワイヤーを使ってブラケットとワイヤーをつなぎ止めておく場合や、複数個のブラケットにゴムをかけるタイプのゴム（パワーチェーン）を使うなど、カラーゴムが使えないことがあります。

その間は、いわゆる金属の矯正装置が目立つ矯正治療の期間になります。
どうしても最後までカラーゴムを使って矯正治療をしたい場合は、歯科医師に相談してください。
治療方法を検討してもらえる可能性があります（どうしても使用できないケースもありますので、よくご相談ください）。

カラーゴムにはさまざまな色が用意されていますが、黄色やオレンジ系統の色を選んだ場合、歯の色が普段よりも黄色く見えるかもしれません。
これは、歯の色よりも目立つカラーゴムに影響され、歯もその色に近い色に見えてしまうと考えられています。

歯が黄色く見えると着色汚れのように感じる場合もあるので、カラーゴムの色を選ぶときは、担当の歯科医師に相談して一度試着させてもらえるといいかもしれません。

矯正のカラーゴムはすべての歯科医院で取り扱っているわけではありません。
取り扱っていない歯科医院もあるので、矯正治療を始める前にカラーゴムの使用が可能かどうか相談しましょう。

特別に購入してもらうこともできますが、その場合は多くの色を使うことは難しいです。
同じ色のカラーゴムをなくなるまで使うことになる可能性が高いので、よく確認してください。

カラーゴムを取り扱っている歯科医院では、カラーゴムの使用も矯正料金に含まれている歯科医院がほとんどです。

場合によっては初回だけ無料だったり、何度も色を変えると追加費用がかかることもあるため、前もって歯科医院に確認しましょう。

カラーゴムに限らず、モジュールは外れる可能性があります。
外れた場合はまず歯科医院に連絡をして、カラーゴムを付け直してもらいましょう。
外れたカラーゴムを持っていけば、再利用できることもあります。

休診日で対応できないけれどどうしても気になる場合は
・モジュールが外れた場所を矯正用ワックスを付けてカバーしておく
・外れたワイヤーが引っかかる場合は、ニッパーなどで切る・折り曲げる
などの応急処置をしてみてください。

※事前に休診日に外れた場合の対処法を聞いておきましょう。
自己判断で行って矯正器具が使えなくなった場合、新しい矯正器具へ交換するために追加費用がかかる可能性があります。
またワイヤーの切断にはお口の中を傷つけないよう鏡を見ながら十分に注意してください。

カラーゴムは通販でも取り扱っていますが、購入したからといって使用できるとは限りません。どれも同じモジュールとして売られていますが、ゴムの締め付けの強さや伸び縮みの程度、強度などが異なるため、歯科医院で使用を断られる可能性があります。

もし、歯科医院で取り扱っていない色や形のカラーゴムを装着したい場合は、担当医に相談するのも良いでしょう。

・桜の季節合わせた「ピンク×薄い緑」
・夏休みの季節に合わせた「青×白」
・ハロウィンの季節に合わせた「オレンジ×黒」
・クリスマスの季節に合わせた「赤×緑」

カラーゴムは、ワイヤーをブラケットに固定するために使用するモジュールに色がついたアイテムです。金属製の装置のギラギラ感を和らげ、ファッション感覚で矯正治療が楽しめます。

カラーゴムは一般的なモジュールと大きく変わる点はありません。
色の組み合わせが自由とはいえ、ご自身で取り付けることはできないのでご注意ください。

カラーゴムを用意している歯科医院であれば、無料（ワイヤー矯正の料金内）で選択できるところが多くなっています。ただし、追加料金がかかるところもあるので、料金をご確認のうえ、勇気をもってチャレンジしてみるのもよいでしょう。