医療法人社団 朝菊会 昭和歯科・矯正歯科 医院HP

福岡県福岡市西区北原1-55

診療案内

不正咬合のタイプ

あなたはどのタイプ?

矯正治療が必要となる、不正咬合にはいくつかのタイプがあります。
矯正治療には最適といえるような唯一の治療法はありませんが、当院でも主訴、年齢、骨格、歯列など患者様自身の症状を総合的に分析して、それぞれの方に合わせた治療のご提供に努めています。
不正咬合について、それぞれに問題点や治療方法が異なりますが、大きく4つのタイプに分けて説明します。

【叢生】

【叢生】

歯がガタガタに並んでいるような状態で、不正咬合の中でも比較的多い症状です。
顎の成長が適切にされないことから起きやすい症状で、歯が重なりあっている部分などでは歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病のリスクを高めることにも繋がります。
奥歯に負担がかかりやすい歯並びで、症例的に奥歯から歯を失いやすくなることや、経年的に症状が悪化する傾向があります。
健康面、審美面どちらを考えても、できる限り早い時期に矯正治療を受けることをお勧めする症状となります。

【上顎前突】

【上顎前突】

出っ歯と呼ばれることもあり、見た目を気にされて相談いただくことが多い症状です。
重度の場合は前歯がしっかりと噛むことができず、奥歯の寿命への悪影響、口が閉じにくい、噛みにくいなどの症状などが出やすくなります。
矯正治療後のインパクトも大きく、きちんと治療を受けた結果、20mm以上前歯の切端を引っ込めるような改善がされることもあります。

【下顎前突】

【下顎前突】

正常な咬合では、上顎が下顎より前にあり、少し被さるような歯並びなのですが、下顎前突は下顎の方が前に出てしまっている症状です。
反対咬合や受け口などともいわれることもあり、不正咬合の中でも最もよくないとされている症状です。
見た目にも影響が出やすく、三日月様顔貌を特徴とした特有の症状がでます。
重度の反対咬合の場合は遺伝的要素によるものもあり、骨格の問題が大きい場合は、矯正治療だけでの改善は難しくなります。顔つきへの影響を改善する場合は、外科矯正の適応になる場合もある症状です。

【開咬】

【開咬】

前歯が噛んでいない噛み合わせの状態を開咬と呼び、軽度の場合は見た目では分かりにくい症状です。
そのため、患者様ご自身から開咬の治療を希望されるケースは少ないと感じています。
ただ、重度の場合は、前歯で食べ物が噛み切れないなどの訴えをいただく場合もあります。
舌を使って、器用に噛み切るなど、舌を使う癖が開咬の大きな特徴であり、大きな難関になります。
治療を行う場合も、舌癖があると改善しにくく、後戻りしやすくなる原因にもなります。
そのため、舌癖を改善するための装置や訓練が必要になることもあります。
一方で、開咬の治療を行うことで、自然と舌癖の改善に繋がることもあります。

矯正治療の流れ

  • 矯正治療前の検査

    矯正治療前の検査

    矯正治療において大切に考えているのは、治療のゴールの設定です。
    この治療のゴールを設定するためには、いくつかの検査が必要になります。
    当院では顔貌と口腔内の写真、歯型から作る石膏模型、セファログラムなどのレントゲン各種の撮影などを検査として行います。

  • 矯正治療の計画を説明

    矯正治療の計画を説明

    検査結果より診断を行い、治療計画を立てます。
    患者様の主訴を加味し、矯正治療の専門的な見地からいくつかの治療パターンを選択できるように考えます。
    また、歯を抜くか抜かない、治療に使用する矯正装置の選択を行います。

  • 矯正装置の装着(動的治療の開始)

    治療計画に合わせて、歯を動かす矯正装置を装着して、矯正治療を開始します。
    矯正装置の種類によって治療の開始時期は異なり、表側矯正の場合は比較的早期に治療を開始できますが、マウスピース矯正や裏側矯正の場合は装置の作製に1〜2ヶ月かかり、準備ができてからの治療開始となります。
    治療開始後は1ヶ月に1回程度の受診をご案内しています。ご来院いただいた時には、症状に合わせての経過観察や、調整、クリーニングを行います。
    また、患者様によっては矯正治療を始める前に親知らずの抜歯が必要になるケースもあります。

  • 矯正治療の終了・保定(メインテナンス)

    治療計画に合わせて、歯が目的の位置まで動き、歯並びの改善がされたら矯正治療は終了となります。
    矯正装置を外し、保定期間に移行します。
    保定期間は治療後の歯並びを安定させるための処置期間です。保定装置を使用していただきますが、矯正治療で歯を動かした同程度の期間保定を受けていただきます。
    当院では保定装置は、基本は上顎が取り外し式で、下顎は固定式となります。取り外しできる装置は、食事のとき以外常時の装着が必要となります。

矯正装置の種類

表側矯正

表側矯正

矯正装置の中でも古くからある種類の装置で、様々な術式に対応し、応用しやすい特徴があります。
費用面でも比較的負担を抑えて治療を受けていただけるものですが、一方で歯の表面に矯正装置が付くことで、目立ちやすいことや、矯正装置によって歯磨きがしにくく、虫歯などの原因リスクが高まるため、治療中の口腔内のケアも大切になります。

裏側矯正

裏側矯正

矯正装置を歯の裏側に装着することで、目立ちにくい状態で治療をうけていただける方法です。
表側矯正と似ていますが、出っ歯、噛み合わせが深い症例などは、裏側矯正の方が治療の効果を期待しやすい特徴があります。
一方で、費用が表側矯正に比べて高くなりやすく、装置が舌にあたりやすく話しにくさなどの原因になります。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正

患者様自身で取り外しができる、マウスピース型の矯正装置を使用して治療を行う方法です。
目立ちにくい点でもメリットがあり、マウスピース矯正特有の歯の移動などができる特徴があります。
ただ、費用が表側矯正よりもかかり、歯を大きく動かすような治療には向かない傾向があります。
また、1日の装着時間を守れないと歯が動かず、治療が進まなくなるリスクがあります。

部分矯正

部分矯正

治療計画によって最小限の矯正装置の装着で済み、治療費や治療期間を抑えることができる治療法です。
ただ、噛み合わせを大きく改善するような症状には向かず、固定源となる歯が少ないため、動かす予定ではない歯まで動いてしまうリスクもあります。
また、部分的な治療となるため、経年的に口腔内の状況が変わると、再度治療が必要になる場合もあります。

※治療結果は個人差があります。

矯正治療の症例

【症例1】ブラケット矯正治療による叢生(凸凹)と出っ歯の改善

  • 治療前
  • 治療後
  • 治療5年後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後(保定後)
  •  
治療名
ブラケット矯正治療による叢生(凸凹)と出っ歯の改善
患者様
28歳 女性
費用
979,000円(税込)
期間
16ヶ月
通院頻度
月1回

治療内容

患者様の症状

前歯のガタガタと口元の突出感を主訴に来院されました。
短期間での矯正治療を希望されました。

治療法

セルフライゲーションブラケットによる矯正治療を行いました。
口元を引っ込めるため、小臼歯を4本抜歯しました。
神経のない歯を選択的に選択しました。
矯正用ミニスクリューを2本使い、ガタガタを改善しながら、口元を内側に引っ込めました。

治療結果

歯並び、噛み合わせを改善するだけでなく、口元を引っ込め、審美的なスマイルを獲得しました。
矯正治療後5年経ちますが、後戻りなく安定しています。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

矯正治療により歯肉、歯槽骨、歯根が減少することがあります。
異常習癖などがある場合は、治療期間が長くなることがあります。
矯正治療後装置が脱落することがあります。

【症例2】ブラケット矯正治療による受け口と上顎前歯のガタガタの改善

  • 治療前
  • 治療後
  • 治療5年後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
治療名
ブラケット矯正治療による受け口と上顎前歯のガタガタの改善
患者様
26歳 女性
費用
979,000円(税込)
期間
13ヶ月
通院頻度
月1回

治療内容

患者様の症状

受け口と上顎前歯のガタガタを主訴に来院されました。
短期間での矯正治療を希望されました。

治療法

セルフライゲーションブラケットによる矯正治療を行いました。
下顎の歯全体を後ろに引っ込めるため、下顎の親知らずだけ抜歯しました。
上顎前歯のガタガタを改善しながら、下顎は矯正用ミニスクリューで歯全体を後方へ引っ込めました。

治療結果

歯並び、噛み合わせを改善するだけでなく、口元を引っ込め、審美的なスマイルを獲得しました。
矯正治療後5年経ちますが、後戻りなく安定しています。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

矯正治療により歯肉、歯槽骨、歯根が減少することがあります。
異常習癖などがある場合は、治療期間が長くなることがあります。
矯正治療後装置が脱落することがあります。

【症例3】マウスピース矯正による上顎前歯の空隙歯列の改善

  • 治療前
  • 治療中
  • 治療後
  • 治療前
  •  
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  •  
  • 治療後(保定後)
治療名
マウスピース矯正による上顎前歯の空隙歯列の改善
費用
232,000円(税込)
期間
7週間
通院頻度
月1回

治療内容

患者様の症状

上顎前歯の空隙を主訴に来院されました。
マウスピース矯正を希望されていました。

治療法

シミュレーションで前歯だけの矯正治療で良好な結果が得られることがわかったため、前歯の限局矯正をマウスピースを用いて行いました。

治療結果

7週間という短期間ですきっ歯は改善し、美しいスマイルを獲得できました。
後戻り防止のため、就寝時にはマウスピースを入れるよう指示しています。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

矯正治療により歯肉、歯槽骨、歯根が減少することがあります。
異常習癖などがある場合は、治療期間が長くなることがあります。
矯正治療後装置が脱落することがあります。

【症例4】ブラケット矯正治療による八重歯の改善

  • 治療前
  • 治療後
  • 治療5年後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
治療名
ブラケット矯正治療による八重歯の改善
患者様
28歳 女性
費用
979,000円(税込)
期間
13ヶ月
通院頻度
月1回

治療内容

患者様の症状

八重歯の改善を主訴に来院されました。
短期間での矯正治療を希望されました。

治療法

セルフライゲーションブラケットによる矯正治療を行いました。
口元を前に出さずに八重歯を治すため、小臼歯を4本抜歯しました。
神経のない歯を戦略的に選択しました。
矯正用ミニスクリューを用いることで、口元が前に出ないように配慮しました。

治療結果

歯並び、噛み合わせを改善するだけでなく、審美的なスマイルを獲得しました。
矯正治療後5年経ちますが、後戻りなく安定しています。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

矯正治療により歯肉、歯槽骨、歯根が減少することがあります。
異常習癖などがある場合は、治療期間が長くなることがあります。
矯正治療後装置が脱落することがあります。

【症例5】ブラケット矯正治療による開咬(前歯が噛んでない状態)の改善

  • 治療前
  • 治療後
  • 治療3年後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  • 治療後(保定後)
  • 治療前
  • 治療後
  •  
治療名
ブラケット矯正治療による開咬(前歯が噛んでない状態)の改善
患者様
22歳 男性
費用
979,000円(税込)
期間
15ヶ月
通院頻度
月1回

治療内容

患者様の症状

前歯が噛んでない状態を改善したいとのことで来院されました。
右上小臼歯が1本足りく、正中が大きくズレていました。

治療法

セルフライゲーションブラケットによる矯正治療で開咬を改善し、右上には1本歯を入れるスペースを作りました。矯正治療後、インプラント治療を行いました。

治療結果

歯並び、噛み合わせを改善するだけでなく、審美的なスマイルを獲得しました。
矯正治療後3年経ちますが、後戻りなく安定しています。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

矯正治療により歯肉、歯槽骨、歯根が減少することがあります。
異常習癖などがある場合は、治療期間が長くなることがあります。
矯正治療後装置が脱落することがあります。

医療法人社団 朝菊会 昭和歯科・矯正歯科の治療サービス

矯正の種類
部分矯正 / インプラント矯正 / 成人矯正 / 目立ちにくいワイヤー / 審美ブラケット
矯正中の治療
虫歯治療対応
その他のサービス
抜歯対応

医療法人社団 朝菊会 昭和歯科・矯正歯科の基本情報

住所
819-0379
福岡県福岡市西区北原1-55

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土曜 09:00〜13:00
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