目次
歯医者の多くは「完全予約制」
近頃の歯科医院の多くは予約制を導入しています。
歯科治療は虫歯や歯周病の状態によっては一度では終わらないこともあり、定期的な通院が必要となる場合があります。
患者さんそれぞれに合わせた治療内容や期間、治療の順番など計画が練られており、1回につき30分から1時間ほどの枠を確保してお待ちしていることがほとんどです。
それぞれの患者さんの治療計画をもとにスケジュールが決まっていくので、十分な治療ができるようにする工夫としてあらかじめ時間が確保できる予約制を採用していることが多いのです。
すでに通院されている患者さんにとっては待ち時間が少なく済むので忙しい方でも安心です◎
予約なしは断られることもある
予約のない方、飛び込みの急患の方の場合、すでに予約の患者さんで埋まっている状況下にあると治療時間に余裕がないことがしばしばあります。
きちんと時間の確保ができない場合、治療内容が疎かになるといけないので診察を断られる場合もありますよ。
今日歯医者に行きたいときの3ステップ
それでも当日、今すぐに歯医者に行きたい!という時におすすめの3ステップについてご紹介します☆
①当日予約可の歯科医院を探す
かかりつけの歯科医院がない場合は、検索サイト等で「当日予約可」「今日の◯時空きあり」といった表記がある歯科医院を探しましょう。
または「予約不要」の歯科医院も探してみましょう☆
②今日行きたい理由をまとめる
①でヒットした歯科医院に直接連絡をし、②でまとめた理由を伝えて受け入れてもらえるかどうかの確認をしましょう。
最近ではメールやサイトからの予約方法も増えていますが、当日の場合は歯科医院側の確認が遅れることもありますので電話予約が確実です。
当日予約・当日通院のデメリット
①事前予約なしは待ち時間が長い
当日の予約ができても、前日以前に予約されていた患者さんが優先されます。
そのため診療室に入るまでの待ち時間がとても長かったり治療の合間で待ち時間が発生することがあります。
②応急処置のみになる可能性がある
すでに予約が入っている患者さんと患者さんの間の隙間時間に診てもらうことになり時間が十分に確保できないため、事前に予約を入れていた場合に比べて処置内容が少なかったり、応急処置だけで終わったりすることがあります。
③毎回当日予約だと治療の進行が遅れる
複数回に分けて長期的に治療が必要な場合、毎回当日の予約だときちんと時間が確保されないままなので治療の進度が遅れることがあります。
忙しい中ですが、自分の身体の健康に関わることなのでできるだけ事前に予約をして自分自身を労る時間を作ってあげてほしいというのが願いです。
まとめ
歯科医院への予約なしでの飛び込み急患は断られてしまうことがあります。
事情を説明すると診てもらえることもありますが、あまりにも痛みが強く痛み止めの薬が効かない、前歯の被せ物が取れた、といった緊急時以外は事前に予約を取って受診することをおすすめいたします。
もとより、痛くなる前に予防的に定期検診へ通っておくことが何よりも大切です☆
記事執筆・監修
中村 優佳
国立大学歯学部卒業後、歯科衛生士として勤務。
同時取得した養護教諭免許も活かし、患者様の口腔内のケアを通して全身の健康をサポートさせていただいております。
〈取得資格〉
・歯科衛生士国家資格
・養護教諭一種免許状
・ホワイトニングコーディネーター
・日本歯周病学会認定歯科衛生士資格取得
〈所属学会〉
・特定非営利活動法人 日本歯周病学会
・一般社団法人 日本歯科審美学会