裏側矯正の費用が表側矯正と比べて高いのはナゼ?

歯の表側に装置がつく表側矯正よりも目立ちにくい裏側矯正。
少し値段が高いのは何故なのでしょう。
当記事では裏側矯正の詳細についてお伝えします!

公開日:2022/11/14

監修医師

中村 優佳

国立大学歯学部卒業後、歯科衛生士として勤務。
同時取得した養護教諭免許も活かし、患者様の口腔内のケアを通して全身の健康をサポートさせていただいております。

〈取得資格〉
・歯科衛生士国家資格
・養護教諭一種免許状
・ホワイトニングコーディネーター
・日本歯周病学会認定歯科衛生士資格取得

〈所属学会〉
・特定非営利活動法人 日本歯周病学会
・一般社団法人 日本歯科審美学会

目次

  1. 裏側矯正ってどんな矯正治療?
  2. 裏側矯正の費用が高いのはナゼ?
  3. 裏側矯正にかかる主な費用
  4. 少しでも費用を抑えるためのポイント
  5. 医療費控除を活用
  6. 費用を抑えたいなら「ハーフリンガル矯正」
  7. まとめ

裏側矯正ってどんな矯正治療?

裏側矯正とは、舌側矯正、リンガル矯正とも呼ばれています。
表側矯正と同じようにブラケットと呼ばれる装置を装着し、ブラケットにワイヤーを通して固定しますが、歯の裏側に装置をつけるので目立ちにくく、見た目上のメリットが大きいです。

最近はマスクをしてお口を見せる機会が減っていますが、接客業や営業職、人前でプレゼンをする機会がある方などにはおすすめの矯正方法です。

裏側矯正の費用が高いのはナゼ?

審美的に優れる裏側矯正ですが、費用が高いのは何故なのでしょう。

それはやはり、表側に装置をつけるよりも技術的な難易度が上がるためで、表側矯正に比べて少し費用が高くなります。
時間や手間もかかりますが、つるっとした歯の表面に比べて裏面は窪みがあったりしますので装置自体の費用も高くなります。

健康保険の適用されない自由診療のため、歯科医院それぞれの価格設定にもよりますが、表側矯正の相場が70~130万円に対し、裏側矯正だと100~170万円ほどかかります。
下記が、裏側矯正にかかる主な費用です。

裏側矯正にかかる主な費用

・カウンセリング料  無料~1万円程
・診査、診断料    1~5万円程
・虫歯や歯周病治療料 1千~1万円程/歯
(保険診療で受けられる場合があります)
・抜歯        5千~2万円程/本
・裏側矯正装置代   100~170万円程
・矯正装置の調整料  3千~1万円程/都度
・保定装置料     1~5万円程
・保定経過観察料   3千~1万円程

※歯並びやお口の中の状態により変動があります。
※通院毎に調整料がかかる場合と総費用に含まれている場合がありますので契約前にお確かめいただくことをおすすめいたします。

少しでも費用を抑えるためのポイント

決して安いとはいえない矯正治療ですが、歯並びを良くすると見た目以外にも機能面でのメリットが大きいです。
虫歯は歯周病のリスクも下げられる矯正治療を受けるかについて金銭面だけがお悩みポイントの場合は、以下の方法で費用を抑えてみるのはいかがでしょうか♪

医療費控除を活用

医療費控除という言葉を聞いたことはありますか?
1年間(1/1~12/31)に10万円以上の医療費がかかった場合に所得税の一部が還付される制度です。

自分や生計を共にする家族の医療費、通院のためにかかった交通費(自動車のガソリン代は含まれず、電車やバスなどの運賃が対象となります)の総額を申請することになります。

美容目的の治療は医療費控除の対象ではありませんが、歯並びを良くして噛み合わせを整えることによる機能面の改善を図る目的としての矯正治療は控除が認められています。

例えば、医療費が100万円かかり所得が500万円程の場合、30万円程の還付を受けられる可能性がありますよ。
また基本的に医療機関では領収書の再発行ができないため、きちんと整理して保管しておくことが大切です。

費用を抑えたいなら「ハーフリンガル矯正」

また控除の他にも、ハーフリンガル矯正を選択することで費用を抑えられます。

ハーフリンガル矯正とは、上の歯は裏側矯正で、下の歯が表側矯正で行う方法です。
普段笑った時に上の歯が主に見える方の場合は、下の歯の表面にワイヤーがついていてもそこまで目立たないことがあります。

ハーフリンガル矯正だと上下とも裏側で行う矯正より20~30万円ほど費用を抑えられる可能性がありますよ。

まとめ

「マウスピース矯正はつけ外しが面倒だし、管理できそうにない…」一方で、「矯正していることに気づかれたくない、表側にワイヤーが見えると仕事や生活に支障が出る…」といったお悩みがあるかと思います。

裏側矯正は審美面は優れていますが少し費用が高くなりますので、今回ご紹介した医療費控除やハーフリンガル矯正を活用して少しでもお得に矯正治療が受けられましたら幸いです♪