口ゴボって自力で治せるの?ポイントは呼吸法にアリ!?

最近、インターネットなどで「口ゴボ」という言葉をよく目にするようになりました。口元が強調されてしまっている状態をこのように呼ぶことがありますが、正確にはどのような状態を指すのでしょうか。
この記事では、口ゴボそのもののほか、口ゴボを自力で治すことができるのか解説します。「口元が気になっているけれど、もしかしたらこれが口ゴボ?」と不安に思っている方、ぜひご覧ください。

公開日:2021/11/10

目次

  1. 口ゴボは自力で治せるの?
  2. 口ゴボを治したい方は矯正治療の検討を
  3. まとめ

そもそも口ゴボってどんな状態?

口ゴボ(くちごぼ)は、鼻の下や口元などがもっこりと出ていてゴリラのように見える状態のことです。

口ゴボがより目立ってしまうのが、顔を横から見たときです。横顔には「Eライン」と呼ばれる理想的な形がありますが、口ゴボによって口元が強調されてしまい、バランスが悪くなります。顔に自信がもてなくなってしまい、コンプレックスに感じてしまう人もいるようです。

口ゴボは自力で治せるの?

口元が突出した状態を自力で改善するのは、ほぼ不可能といっていいでしょう。口ゴボは、幼少期の指しゃぶりのほか、下唇を噛む、柔らかいものばかり食べる、といった習慣が積み重なって形成されるケースもあります。

このほかにも口ゴボにつながりやすい癖として口呼吸があります。
本来の呼吸である鼻呼吸は口を閉じているので、口の周りの筋肉である口輪筋が縮み、唇が歯を軽く押さえるような状態になっています。

ところが、口呼吸は口が開いてしまっているので口輪筋が使われず、舌も唇も歯を押さえていません。支えがなくなった歯は歯列が乱れやすくなり、口輪筋も衰えて口元が突出しやすくなってしまうのです。

顎まわりの筋肉の衰えや歯並びの乱れは、こうした悪い癖を改善しても治りづらいため、歯列矯正などの処置が必要となります。

口ゴボを治したい方は矯正治療の検討を

すでに口ゴボになっていて、どうしても改善したいという場合は、歯列矯正を検討することになります。

歯列矯正というと、銀色の装置を歯に取り付けるので抵抗がある方もいるのではないかと思います。しかし、矯正装置の中には白いワイヤーを使ったものや、透明なマウスピースを使ったものなど、口元を目立たせずに矯正治療を続けられる方法もあります。

もし、骨格が原因であると診断された場合は、美容外科手術が必要なケースもあります。

まとめ

コンプレックスになりやすい口ゴボは、鼻呼吸を意識することで予防できる可能性が高まるものの、癖の改善によって乱れてしまった歯列を治すことは困難です。口ゴボを治してきれいな横顔にしたいという場合は、歯の矯正治療を検討することになります。お口周りの状態によっては外科手術が必要となる場合もあるので、歯科医師とよく相談してください。
この記事で、口ゴボに対するあなたの不安が少しでも解消されたら幸いです。