監修医師
歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開
歯科矯正中はなるべく口元に注目されたくないですよね。
「口元へ目がいきにくいメイクの方法があれば…」そんな方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、歯科矯正中のメイクについてご紹介します。
公開日:2024/03/18
歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開
目次
「歯科矯正をしたらできるメイクが制限されたりしない?」
もしかすると、このような心配事があるかもしれません。
結論からお伝えすると、矯正中だからといってメイクが制限されることはありません。
矯正中でもご自身の好きなメイクを楽しみましょう。
ただ、メイクの方法によっては口元が目立ってしまう可能性があります
口元が目立ちすぎないようにするためには、落ち着いた色の口紅やリップを選ぶようにしてみてください。
淡いピンクやベージュ系などのナチュラルカラーの口紅やグロスを使用したり、リップクリームで潤いを与えたりする程度にとどめておくと、比較的目立ちにくくなるでしょう。
矯正装置を着けている間は口元が少し出っ張った感じに見えてしまうこともあります。
そのような状態の唇にくっきりとした赤いルージュを塗ってしまうと、さらに立体感が出て目立ってしまうかもしれません。
同様に、唇の輪郭をはっきりとさせるペンシルも避けた方がいいでしょう。
そして、以下の3つの塗り方を試してみてください。
・笑いながら口紅やリップを塗る
・ティッシュで余分な口紅を取る
・リップコートを塗る
余分な口紅をティッシュオフしたり、リップコートで口紅が落ちないように保護することで、歯や矯正装置にリップが付いて目立つことを予防できます。
また、にっこりと笑顔を作りながら唇の外側に口紅やリップを塗ることで、笑った時に口紅が付いてしまうのを防ぐことができますよ。
目元は一見口元と関係ないように思えますが、メイクのやり方次第で口元から目線をそらす効果が期待できるんです。
口元に注目されてしまう原因のひとつが、顔全体のメイクが薄すぎること。
特に口元に明るい色のリップを付け、それ以外のメイクが薄いと自然と目は口元に向いてしまいます。
また、顔全体のメイクが薄すぎるとメリハリがなく、口元がどうしても派手に見えてしまいます。
そのため、目元はパッチリとアイカラー、アイライン、マスカラをしてポイントを上にもっていく工夫をするといいでしょう。相手の目線を顔の半分から上にすることで、口元の矯正器具に意識がいきにくくなる効果が期待できます。
矯正中は、虫歯・口臭予防のために食後に歯磨きが欠かせません。以下のアイテムを常に携帯しておきましょう。
・歯磨きセット(歯ブラシ・フロス・歯磨き粉など)
・フェイスパウダー
・口紅、リップコート
歯磨きをすると、口元のメイク直しが必須。
上記のアイテムを持っていれば矯正中でも安心ですね。
歯科矯正中は口元が目立ちやすくなってしまいます。
口元に注目されにくくするためには、
・口元の色合いを抑える
・頬をふっくらさせる
・目元をパッチリさせる
これら3つのポイントを抑えてみましょう。矯正中でも口元に注目される可能性は低くなるので、矯正中のメイクが気になっている方はぜひ、試してみてください!