目次
ご自分の口もとと比較してみましょう
かみ合わせの深さと上下の咬みあわせの前後関係
歯並びや噛みあわせが悪いことを、専門用語で不正咬合[ふせいこうごう]といいます。
歯の凸凹や隙間ではなく、噛みあわせの深さや前後関係のチェックも重要です。あてはまるものがあるかどうか、ご自分の口もとを鏡で確認してみましょう。
上あごと下あごのかみ合わせの不正咬合
出っ歯:下あごの歯に対して、上あごの歯が前方に出ている噛みあわせです。横顔では「口元が出ている」感じがします。
受け口:上あごに対して、下あごが前方に出ている噛みあわせです。横顔が「三日月型」のように見えます。
前歯のかみ合わせの深さが関係する不正咬合
開咬[かいこう]:奥歯はきちんと噛めても、前歯は噛めないですき間があく状態を開咬といいます。口呼吸になりやすく、虫歯や歯周病になりやすい傾向があります。
過蓋咬合[かがいこうごう]:噛みあわせが深すぎる状態を過蓋咬合といいます。上の歯が下の歯に深くかぶさっているような状態です。出っ歯などの不正咬合と複合していることが多いです。顎の関節に負担が大きい場合もあります。
こんな場合は矯正治療の相談をしてみましょう
・上の表の「正常」以外であてはまるものがある
・でこぼこやすき間がきになる
・奥歯の噛みあわせがずれている
・正面から見ると、顔や噛みあわせが曲がっている
・横顔をきれいにしたい(三日月型の横顔や口元の突出感など)