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開咬を従来より早い矯正装置で治療した症例
患者さんのお口の中の状態は人によって違います。ご自身と似た症例を御覧頂き、治療を検討する際のご参考として治療前・治療後の症例を紹介いたします。
患者様 : Sさん(38歳) 女性
職業 :OL
症状 :開咬
抜歯 :なし
その他の処置 :上下ディスキング(少し歯を削る)
装置 :表側矯正(従来の装置より摩擦が少ないセルフライゲーションタイプ)
治療前
上下の前歯が接触していない開咬
この患者様は上顎の歯と下顎の歯の前歯が接触しておらず、隙間があり開咬の状態でした。原因として子どものころの指しゃぶりや舌を突き出す癖、口呼吸などが考えられます。下顎の歯も少し叢生(でこぼこ)の状態です。
治療中(7ヶ月後)
装置を取りつけて7ヶ月後の状態
抜歯はしませんでしたが、1本1本の歯(エナメル質の部分だけ)の横幅を削り、スペースを確保しました(ディスキング)。ワイヤーを通したときに摩擦が少ないセルフライゲーションブラケットを使用した表側矯正で治療をしました。7ヶ月後、歯並びが少しづつ改善され、上の前歯と下の前歯の隙間が狭くなってきました。
治療後
装置をはずした状態
上の前歯と下の前歯の隙間がなくなり、かみ合せも改善されました。矯正装置をはずすことができましたので、今後はリテーナーで保定期間に入ります。下の歯は固定式のリテーナーを歯の裏側に装着し、上の歯は取り外し式のリテーナーを使用しました。