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お子さんの出っ歯(上顎)の矯正治療
乳歯から永久歯にはえかわるには、十分なスペースが必要になります。
乳歯列や混合歯列期(乳歯と永久歯が混じった時期)にガタガタがあったり八重歯がある場合、程度にもよりますが、何もしないでそのまま永久歯にはえ変わると、約70%の方が永久歯の抜歯を伴う矯正へ以降してしまいます。
逆に小児期の時期に取り外し式装置を使用し、顎の成長を利用して永久歯のスペースを確保することにより、抜歯治療の可能性を大きく減らすことができます。
ガタガタや八重歯の状態のままですと、清掃性も悪く虫歯のリスクが高まります。特に永久歯は、はえたばかりは幼弱で虫歯になりやすい時期でもあります。
小児期にガタガタをほどいてあげることは、将来的に永久歯のスペースを確保するだけでなく、間接的に虫歯のリスクも減らすことにもつながります。
小児期のガタガタの歯の場合、主に取り外し式のプレートタイプという簡単な装置を使用します。1週間に約0.2ミリほど顎を広げて永久歯のスペースを作ります。少しずつ緩徐に広げていくため、少し装置のきつさ等ありますが痛みなど気になりません。
また、装置を裏側に装着し表から見えなくする方法もあります。
出っ歯(上顎前突)の矯正の症例
子供のうちに矯正治療をすることにより永久歯を抜くことなく非抜歯で治療をすることが出来ました。成長期であったため、上下の顎の成長のバランスも整えることができ、また効果的に上の奥歯を後ろに動かす事が出来ました。
歯並びだけでなく口元も含めたお顔立ちもきれいになりました。
※治療結果は症状により個人差があります。
治療前
治療後