舌側矯正(裏側矯正)のメリット・デメリット

歯の裏で矯正を行う舌側矯正(裏側矯正)は周囲の人から気付かれずに矯正することが可能です。舌側矯正(裏側矯正)の基礎知識と、メリット・デメリットについて説明します。「矯正歯科ネットは矯正に関する情報を発信しているポータルサイトです。」

公開日:2019/10/01  更新日:2021/09/11

記事提供

目次

  1. 舌側矯正(裏側矯正)の基礎知識
  2. 舌側矯正(裏側矯正)のメリット
  3. 舌側矯正(裏側矯正)のデメリット

舌側矯正(裏側矯正)の基礎知識

舌側矯正は、歯の裏側に矯正装置をつけるので、表側からは矯正装置が見えにくいため、周囲の人から気付かれずに矯正治療を行うことができます。

また、治療中の歯の痛みは個人差によるところが大きいのですが、歯の裏側での治療は表側の治療と比較すると痛みを感じにくい傾向があるといわれています。その他、奥歯が前に動きにくいため、出っ歯の治療により合っているといったメリットもあります。

舌側矯正(裏側矯正)のメリット

・審美性
舌側矯正の最大のメリットとしては「審美性」が挙げられます。
歯の表側に矯正装置を装着する治療法では、ワイヤーが目立ってしまい、見栄えがよくないという点がありますが、舌側矯正は従来の歯の表に装置をつける治療法よりも目立ちにくいため、職業柄審美性に制約のある方などにもおすすめできる治療法です。

・安全性
舌側矯正は歯の裏側に矯正装置を装着するため、外から強い衝撃を受けたり何かにぶつかったりしたときに怪我をする可能性が低く、今までの方法よりも安全であると言えます。そのため、スポーツ選手など激しく身体を動かす職業の方にでも安心して治療を受けていただけます。

・むし歯になりにくい
歯の表側に矯正を内を装着する治療と比較すると、舌側矯正はむし歯になりにくい傾向にあります。歯の裏側の歯ぐきの部分には唾液の出る穴が集中しており、舌の動きとともに矯正装置に付いた汚れを洗浄する働きがあるのです。だからといって普段のブラッシング(歯みがき)に気を遣わなくてもいいわけではないので、普段通り丁寧にみがきましょう。

舌側矯正(裏側矯正)のデメリット

・歯の裏側に矯正装置を装着することで違和感を覚える
・発音しづらくなる
・歯の表側に処置する矯正治療と比べて費用が割高

(歯の裏側の治療は高度な技術を要します)

このようなデメリットは確かにありますが、小さな矯正装置を使用することにより、違和感・発音の問題を軽減出来る場合もあります。