ゆうさんの相談

カテゴリ:抜歯について

始めの治療計画から変わるさらに2本抜歯が必要になった

  • 投稿者 ゆう さん [35才 女性 その他] 2021/04/09/ 17:08
  • カテゴリー 成人矯正 抜歯について 治療中
  • お悩みの歯 上あご右3番 上あご左3番 下あご右5番 下あご左5番

1年前から上を裏側、下を表でワイヤー矯正をしています。始めの治療計画では上の歯3番を2本抜くという計画で進めていましたが1年経ちこのままでは舌顎が前に出てしまうとのことで下の歯も2本抜く必要があるとの説明を受けました。
このように途中で当初の治療計画が変わることはあるのでしょうか?
宜しくお願いいたします。


ゆうさん
治療の途中で抜歯の計画が変わったとのこと、ご説明をうけてもよく腑に落ちない思いでしょうか。
上の2本しか抜かないというから治療を始めたのに!というそんなお気持ちかもしれません。

しかし矯正の治療計画は「抜くか抜かないか」ではなく、
治療のゴールをどこに定めているか、前歯をどこに置きたいか、奥歯のかみ合わせはどういう形にしたいかで決まるのです。
そのために必要なら抜歯はおこなうべきなのです。
抜歯の予定が治療開始時と変わってくることはときどきあります。
若い人では成長がおわったと判断して治療を開始したのに、あとから下あごが成長してきてしまうこともあります。
装置の破損や通院の中断で歯の移動が予定と違ってしまうこともあります。
いろいろな原因が考えられます。

ゆうさんのおくちの中を拝見していないのでわかりませんが、たとえば上だけ抜歯にしたくなるこんなケースがあります。
舌の位置が低い影響で、上の歯列は縮こまって八重歯がつよく下は比較的歯並びがいいタイプです。
実は上あごの土台が狭くなっているので、上だけ抜歯して歯の数を減らすと、上の歯列がきゅっと縮まって前歯のかみ合わせが浅くなったり反対咬合ぽくなったりしてしまうのです。
そんな場合あとからでも下の歯列を抜歯したりストリッピングを行って歯を小さくしたりして対処しなければなりません。

ゆうさんの場合がこうだとは限りませんが、歯を抜くか抜かないかを約束ととらえるのではなく、治療が終わったときにどういう状態を手に入れたいのかははっきりとイメージして、そのためにはどういう選択をしなければならないのかそのつど歯医者さんといっしょに考えていきましょう。
よりよいゴールにたどりつけますよう祈念申し上げます。

  • ゆう(35歳 女性 その他 )
  • 2021年04月09日21時55分
先生、早速のお返事ありがとうございます!
少し落ち着きました。先生のおっしゃる通り治療が終わったときにどういう状態を手に入れたいのかそのためにはどういう選択をしなければならないのかを考えてみます。
担当の先生とも仕上がりのゴールについて話してみます。
どうもありがとうございました!

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