藤井歯科矯正歯科 医院HP
奈良県宇陀市榛原萩原818-1当院の矯正治療
子どもの矯正治療での治療方針
当院では『よりよい成長発育は、骨格を正すことから』だと考えているため、人間の基盤となる骨格を正すことに重きをおいた治療に取り組んでいます。
これは、見た目の歯並び改善が最終目標ではなく、「正しい発育」と「健やかな将来」を目指しているものです。
小学校低学年から矯正治療を開始することで顎の骨格のバランスを正し、成長に導きやすくなります。
実際の治療としては、顔と顎の骨格を矯正することで呼吸の質や姿勢の改善に導け、最終的に歯並びも整うことが期待できます。
お子様の今後の成長に重きをおいた矯正治療を行うことが、当院の治療方針といえます。
無料で矯正治療の相談を実施
当院の初診カウンセリングでは、患者様のお悩みをお伺いします。
カウンセリングを通じて、矯正治療に対する不安や疑問点を少しでも解消してもらえれば幸いです。
また、お話を伺う中で、次のような内容をお話しさせていただくこともあります。
【カウンセリングでお伺いすること】
・現代のお子様に関する不正咬合について
・お子様が不正咬合になった原因
・適切な治療方法や、治療の開始年齢など
【カウンセリングの方針について】
当院では、一人ひとりのカウンセリング時間をしっかりと確保したいと考えています。
そのため、ご来院時になるべくお待たせすることがないように、お電話での完全予約制を設けています。
また、夕方の16:00以降は矯正治療専用の時間を確保し、患者様と真摯に向き合う時間を大切にしています。
当院での治療方法
当院では一般的な、ブラケットとワイヤーを使用する矯正治療や、マウスピース矯正とは異なるバイオブロックセラピやランパセラピーと呼ばれる治療法で、子どもの矯正治療に対応しています。
【バイオブロックセラピー(BIOBLOC Therapy)】
生理的な成長を促してお口の中の空間を確保し、鼻呼吸を習慣化させる治療法です。
最初にお子様の歯型を取り、上顎用・下顎用の一人ひとり歯型や骨格に合わせたバイオブロック装置を作製し、治療に使用します。
バイオブロックは歯を動かすための装置ではなく、骨格のひずみを改善し、正しい成長発育ができるように設計された装置です。歯の裏側に装着するため、日常生活でも目立ちにくいのも特徴です。
治療期間中は、定期的に調整・チェックをし、その時のお口に合った装着が必要で、治療開始から終了までは10種類以上のバイオブロック装置を使用します。
【ランパセラピー(RAMPA Therapy)】
成長過程で起こる受け口や面長などをコントロールしながら行う治療法です。
治療では口腔内に装着する装置とマスクを使用して治療を行いますが、装置はお子様の頭の形や骨格に合わせて作製しています。
装置は基本的に夜、ご自宅にいる間に装着していただきますので、外出時などは使用しませんが、効果を得られるようにするためには、約半日の装着が推奨されています。
治療によって骨格の大きなひずみを改善し、顔立ちを立体的に成長できるように導きます。
治療期間中は、3,4回は装置を変える必要があります。
当院の矯正治療での5つの目的
(1)歪んだ骨格を、適切な骨格へ改善するための成長誘導を目的とします
(2)顎やお顔の骨格を、本来あるべきと考える位置へ誘導します
(3)面長になる原因でもある不正咬合の改善を行います
(4)歯並びを整えるための抜歯は行いません
(5)最終的には歯並びを整えますが、呼吸と姿勢の改善を最優先とします
お子様にこんな症状はありませんか?
・鼻炎の症状
・姿勢がよくない
・寝ているときにいびきをかく
・寝ているときはうつ伏せになりやすい
・いつも口が開いている(口呼吸)
治療できる代表的な症状
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不正咬合
不正咬合の治療にはバイオブロックセラピーが対応しやすい治療法となります。
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受け口
受け口の治療にはランパセラピーが対応しやすい治療法となります。
治療の流れ
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カウンセリング・相談
初診のカウンセリングでは、お子様の普段の食べ方・呼吸のしかた・睡眠中のいびき・歯ぎしり・姿勢など日頃の生活や癖、気になる部分について伺います。
「口元は目立たない?」「どんな装置を使う?」「痛くない?」など、矯正治療に対するご家族の不安に思う点をカウンセリングでしっかりと解決し、治療に対する希望をお聞かせください。
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審査・診断 レントゲン
当院では、撮影範囲の広い大視野CTを導入しています。
大視野CTでは顔面・頭蓋骨や骨格までの撮影が可能です。そのため、小児矯正を始める前に、3D画像で必要な頭部の顔面骨格の診断を行うことができます。
また、3種類のレントゲン撮影とCT撮影を行い、お子様の血中酸素の濃度やお顔とお口の筋肉の動きを診断していきます。
さらに幼少期から現在までの問診と今のお口の状態を診た上で今後の治療方針を考え、バイオブロックセラピーとランパセラピーそれぞれの違いと適応症例の説明を行います。 -
治療開始
カウンセリング・レントゲンによる診査・診断が終わったら、治療方法に沿って治療を開始します。
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治療の途中経過
お子様は身体の成長に伴い、お口の状態も変化していきます。
そこで定期検診では成長に合わせて矯正装置の調整・口腔内のケア・フッ素塗布・写真の記録を行います。
学校や習い事など、様々な環境の変化がある中でも定期的に通院し治療を受けることが大切になりますが、治療をスムーズに進めるためには、ご家族皆様の理解・協力が必ず必要になってきます。 -
治療終了
治療の完了となったら、後戻りさせないための定期的なケアや相談と生活指導を行っていきながら、お子様の健やかな将来を温かく見守っていきます。
※治療結果は個人差があります。
症例
【症例1】骨格性反対咬合 矯正治療(RAMPA療法) 重度の受け口
- 治療前
- 治療後
- 治療名
- 骨格性反対咬合 矯正治療(RAMPA療法) 重度の受け口
- 費用
- 1,199,000円(10%税込)
- 期間
- 5年
治療内容
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患者様の症状
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骨格性反対咬合改善のため、RAMPA療法を選択。
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治療法
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中顔面の劣成長改善のため、上顎骨への前上方への牽引(フェイスマスク使用)を夜間を中心に10〜12時間ずつ数ヵ月継続した。
これを1クールとし5クール施術。 -
治療結果
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骨格性反対咬合であっても外科処置を必要とせず顔面骨格の改善に成功。
その後は、永久歯の交換を待ち、噛み合わせを完成させることができます。※治療結果は患者様によって個人差があります。
治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)
指示通り、フェイスマスクを使用する必要があります。マスク使用時間短いと結果は出にくいです。
上記を守ることで、ほとんどのケースで外科を伴う矯正を回避することが可能です。
【症例2】反対咬合 矯正治療(BIO BLOC療法) 軽度の受け口
- 治療前
- 治療後
- 治療名
- 反対咬合 矯正治療(BIO BLOC療法) 軽度の受け口
- 費用
- 957,000円(10%税込)
- 期間
- 5年
治療内容
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患者様の症状
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噛み合わせの不正
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治療法
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この装置はお口の中だけの使用で24時間入れていただきます。お口の中の骨の歪みを治しながら噛み合わせを改善するため、歯に無理な「力」がかからず痛みはあまりありません。
ただ、年齢に制限があり、永久歯が生え揃ってからはこの装置だけでは不可能です。 -
治療結果
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反対咬合(骨格性ではない)で叢生(歯並びガタガタ)の症例でしたが、フェイスマスク不使用にて改善した症例です。
※治療結果は患者様によって個人差があります。
治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)
きちんと予約通りの通院や手入れは不可欠です。
指示通り、装置の拡大や口腔内のケアをしていただければ特に難しいことはありません。
【症例3】過蓋咬合と永久歯萌出スペース不足(ガタガタ) BIO BLOC療法
- 治療前
- 治療後
- 治療名
- 過蓋咬合と永久歯萌出スペース不足(ガタガタ) BIO BLOC療法
- 費用
- 869,000円(10%税込)
- 期間
- 4年
治療内容
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患者様の症状
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下の前歯がガタガタで揃っていない事を主訴に来院されました。
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治療法
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上の歯列が下顎をかかえ込んで下のガタガタの原因になっておりました。
上下共に顎の成長を促し、歯の動きを妨げない内側のスペースを確保することで唾の分泌も改善し、将来の虫歯や歯周病のリスクも回避することができました。 -
治療結果
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バイオブロックも歯列を3次元的に改善し、呼吸や飲み込む動作を改善できるので見た目優先の治療とは一線を画す方法です。
※治療結果は患者様によって個人差があります。
治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)
指示通りの予約頻度での通院が必要です。
藤井歯科矯正歯科の治療サービス
- 矯正の種類
- 部分矯正 / インプラント矯正 / 成人矯正 / 審美ブラケット
- 矯正中の治療
- 虫歯治療対応 / 口腔筋機能療法(MFT) / 顎関節症治療
- その他のサービス
- 抜歯対応