いなみ矯正歯科 医院HP
京都府宇治市広野町東裏62-1
成人矯正について
審美的な面での改善
大人になってから歯列矯正を考える方の場合、小さい頃からのコンプレックスがあるように感じています。
例えば、出っ歯、受け口、八重歯などでいつも口元を気にして、思いっきり笑えなかったという人もいるのではないでしょうか。
矯正治療によって、これまでの自分と決別し、お口元を気にすることなく笑える、前向きな自分に変わりたいという方には、歯列矯正治療はおすすめできる治療法だと考えています。
噛み合わせの改善
大人の歯列矯正治療は、外見の変化だけではなく、「噛み合わせの改善」が大切だと考えています。
噛み合わせが悪いと診断できる状態を『不正咬合(ふせいこうごう)』といいます。
不正咬合を改善しないと、頭痛、肩こり、腰痛、膝痛など全身の色々なところに影響があるといわれています。
逆に、歯並びが良くなると、今まで歯ブラシが届きにくかった部分なども、ブラッシングができるようになり、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
食べ物もよく噛んで食べられるようになり、消化や吸収を助けることにも繋がります。
子ども時期の歯列矯正治療との違い
自己管理がしやすい
お子様の時期の歯列矯正と違って、大人の矯正治療はご自身が決断し医師の説明を受け、納得して歯列矯正治療を開始するので、最後まできちんと続けられる傾向があります。
歯列矯正中は、いつも以上にブラッシングを丁寧にしなくてはなりませんが、大人の場合は歯周病や虫歯にならないよう、ご自身で気を付けながら治療を進めていただきやすくなります。
治療計画が立てやすい
成長期の治療に比べると歯の移動速度はゆっくりになります。
そのため、一般的に成人期の治療はお子様の矯正治療と比べて長引く傾向が考えられます。
その反面、成人の治療は成長発育がほとんどないため、歯科医師の視点からは歯列矯正の治療計画を立てやすいという利点もあります。
【考慮すべき点】
・成人矯正の場合、通常矯正よりも期間が長くなり、それだけ金額もかかってしまう
・噛み合わせを変えることにより、顎関節へ影響を与える可能性がある
小児矯正について
矯正治療をはじめるタイミング
子どもの場合、美しい歯並び、整った噛み合わせになるように早い時期から成長発育を見守ることが大切だと考えています。
顎が成長する子どもの頃に、乱れた歯並びやお口に関する癖を放っておくと、顎の発育が正常に行われず、顔の形などに影響が出ることがあります。
例えば、上下の顎の位置がずれることで起こる受け口などの症状は、乳歯の生えている早い時期からの治療をお勧めしております。
小児歯科のメリット
小児期から矯正治療を行なうことにより、バランスのとれた偏りの無い噛み合わせに導くことができます。
顎の変形の悪化や歯の傾きを防ぎ、将来的な手術の必要性や抜歯の可能性を減らす、または非抜歯にて治療が可能になる確率が高められます。
また、早めに目立つ部分の歯並びを改善し、コンプレックスを早く解消することで、健全な精神発達の環境を整えてあげることにも繋がる場合があります。
小児歯科のデメリット
小児矯正に使用する装置は、その多くが家庭で患者様本人に装着してもらうタイプのものです。
患者様本人が治療に協力的でない場合には、治療の結果に差が出てしまいます。
また、複雑な形をした装置をつけるため、磨き残しが出ることが多く、虫歯になりやすくなるため、注意深く歯のケア(ブラッシング)を行う必要があります。
治療後の歯並びを保つために
「子どもの時に一度矯正すれば、歯並びが悪くなることはないの？」という疑問を持たれる方がよくいらっしゃいます。
通常の矯正治療に比べて小児矯正は後戻りしにくい傾向があるとされていますが、やはり定期的なチェックを受けたほうが良いでしょう。
メインテナンスを合わせて行うことで、より綺麗な歯並びをキープできます。
※治療結果は個人差があります。
