ジョイスマイル矯正歯科医院HP

大阪府豊中市新千里東町1-4-2 千里ライフサイエンスセンター15階

矯正治療について

歯並びが悪いと、虫歯や歯周病に掛かりやすくなる、発音が不明瞭になりやすい、食べ物がよく噛めないなどの問題が出ることが考えられます。
当院では、矯正治療を通じて健康的な噛み合わせ・美しい歯並びを導き、患者様にはより素敵な笑顔を浮かべていただけるように努力しています。

そのためには、当院側からの治療や提案が一方通行にならないよう、初診相談時・診断時・治療期間中を通してできるだけ患者様の「声」を伺い、患者様が質問しやすく、心を開いていただきやすい歯科医院でありたいと考えています。

矯正治療の流れ

初診相談

初診相談の際に、ご質問にお答えするとともに治療方法や費用について概略をお話させていただきます。
説明の際に、お写真と治療予定書をお渡ししますので、内容をよくご検討いただき、治療を受けるかを決めていただきたいと思っています。

精密検査

噛み合わせや骨格のズレ、骨の中の様子を徹底的に調べ分析を行います。

写真	口の中の写真	現在の口の中の状態を記録します。
写真	顔の写真	正面・笑顔・横顔のお写真を撮ります。
歯の型		噛み合わせの状態を立体的に残し、関節のズレも測定します。
レントゲン撮影	パノラマ	まだ生えていない歯や親知らずの有無など、色々なことが分かります。
	頭部	骨格と歯を標準と重ね合わせて、正しい噛み合わせの状態と比較します。
	顎関節	顎関節に異常がないか確認します。

診断

精密検査の内容をふまえて、不正咬合の状態・治療方法・治療期間などについて詳しくご説明します。
また、お口の写真と分析結果、治療計画書をお渡しし、患者様には矯正治療を受けるかをご検討いただきます。
- ▲ 噛み合わせを精密に再現
- ▲ 骨格の分析
- ▲ 口腔内写真
矯正治療開始

診断計画に沿って矯正治療を行います。
治療に使用する装置の選択については、患者様ご本人や、お子様の場合は保護者の方とのご相談をし、できる限りご要望に沿ったものを使用して治療をご提供しています。
1～2ヵ月に1回の頻度で通院した場合の一般的な治療期間と治療回数は以下の通りです。

混合歯列期から治療開始する場合

【前期】

治療期間：2～4年、通院回数：24～36回

【後期】

治療期間：1.5～2.5年、通院回数：18～30回

永久歯列期から治療開始する場合

治療期間：1.5～3年、通院回数：18～36回
保定期間（アフターケア）

通常矯正治療が予定通りに完了し、矯正装置を取り外してからは保定期間に入ります。
これは歯並びの安定を計るための期間で、保定期間中は目安としては2年程度、年に2～3回程度の来院をしていただきます。
保定期間が終わり、問題ないと診断できたら矯正治療はすべて完了となります。

エッジワイズ装置について

エッジワイズ装置とは、金属製またはセラミック製のブラケットと呼ばれる装置を上下すべての歯に接着し、その装置に屈曲したワイヤーをはめて治療を行う矯正装置の総称です。
ワイヤーは細いサイズの丸いものから、徐々に太いサイズの角のワイヤーへと治療の進行に合わせて交換してきますし、素材も軟らかいものから硬いものへと変わっていきます。
様々な材質や種類のワイヤーを使うことによって、歯を3次元的にコントロールし、綺麗な歯並びと噛み合わせに改善していく治療方法です。

子どもの矯正治療

矯正の開始時期について

お子様の不正咬合を「様子を見ましょう」で良いのでしょうか？

お子様の歯並びが心配になった時、「このまま様子を見ましょう」という診断でいいのかと考えています。
もし様子を見るなら、どのような理由でいつまで様子を見るかが重要だと考えています。
当院では適切な治療の開始時期について、ご説明できるように努めています。

永久歯に生え変わってから十分な治療結果が得られるケース

逆説的な表現になりますが、「早い治療開始がベスト」ともいえないと考えています。
不正咬合の中で、骨格的不正があまり見られないようなケースであったり、永久歯に生え変わってからの歯列拡大でも十分に配列可能と予想される場合などがこれに該当すると考えています。

こういった場合、12歳臼歯（第二大臼歯）が萌出［ほうしゅつ］を開始する11～13歳頃が治療を開始する適齢だと考えています。
ただこれも、これもそろそろ治療が開始できますよという適齢であって、必ず治療を始めなければならない年齢ではありません。
お子様が、中学受験などの予定がある場合などは、進学後に治療を開始するという選択肢も考えられます。

クォードヘリックスについて

歯の裏側から歯列を側方へ拡大する際に使用する装置です。
ループ状になったところをヘリックスといい、4つの（quad）ヘリックスからなるものを『クォードヘリックス』と呼び、上顎の治療で使用する装置です。
一方で、下顎の歯列を側方拡大させる装置に、ヘリックスが2つという形状のもので『バイヘリックス』があります。
ほかにも、ヘリックスの無いものを『Wタイプ拡大装置』などといい、いくつかの種類の装置があります。

お子様の治療時期についてのまとめ

矯正治療は「長い」というイメージで語られることもあるかもしれません。
この「長い」という感覚ですが、骨格的な治療が必要な場合などはどうしても治療期間が掛かってしまい、5年以上になることもあります。
ただし、ケースによっては適切な時期に矯正治療を開始することで期間をできる限り短くできる場合もあります。

お子様の矯正治療において「早期治療」が必要かどうかは、ご家庭では判断は難しい問題だと考えています、せっかく矯正治療を受けるのであれば、時期を逃したばかりに抜歯が必要な治療になってしまうことや、不十分な結果になることは避けたいと思われるのではないでしょうか。
適切な時期に矯正治療を開始するためには、8～9歳頃を目安に一度お子様の矯正治療について受診・相談していただき、その後は年に1～2度程度経過観察を受けることをおすすめさせていただいています。

成人矯正について

治療方針について

一般的な話ですが成人の矯正治療の場合でも、非抜歯での治療を選択することは可能です。
ただ、その選択によって治療結果に差が生じる場合もあります。

また、すでに顎の発育など成長が期待できず、プロファイル（横顔のバランス）の改善を希望される場合は、抜歯治療をお勧めさせていただくこともあります。
プロファイルの判断の簡単な基準としてEラインいうものがあり、こちらについても説明させていただきます。

Eラインについて

鼻先と顎の先（オトガイ）を結んだ線をEライン（E-line:エステティックライン）という場合があります。
成人の場合、上唇がEラインより少し内側に、下唇がほぼライン上にあるのが、美しいプロファイル（横顔のバランス）の基準として考えられます。
一度、ご自分の側貌と見合わせてみていただき、気になるようでしたら、矯正治療で改善できる場合もあります。
矯正治療を受けるかどうかの参考にしてみてください。

抜歯・非抜歯による治療について

当院は十分に非抜歯での矯正治療をご提供できる治療技術を有していると考えています。
しかし、成長が終了した成人の方などは抜歯での治療をお勧めすることもあります。
非抜歯での矯正治療には歯列の改善に限界も考えられます。矯正治療は決して、歯を抜かないことが目的ではなく、正しい噛み合わせに改善することを目的にした治療です。

当院では抜歯・非抜歯については、両方の治療計画を提示し、患者様に選択いただけるように配慮をしています。
ただし、抜歯するかしないかで、最終的な治療結果が異なることもあります。
ご相談いただければ、こういった点についてもしっかりとご説明させていただきます。

※治療結果は個人差があります。

症例

【症例1】開咬の治療

治療前
治療後

治療名: 開咬の治療
費用: 基本料金:781,000円(税込)
歯科矯正用アンカースクリュー代:55,000円(税込)
診察代:5,500円(税込)/月
期間: 1年
通院回数: 13回

治療内容

患者様の症状

初診時年齢22歳1ヵ月の女性で、前歯が噛み合わないことを主訴として来院されました。
患者様の事情で、当初、動的治療終了まで1年間というタイムリミットがありました(1年後に転居の可能性があり、1年間で治療が完了できない場合は、転医してもらう予定でした)。

治療法

歯科矯正用アンカースクリュー(TAD)と呼ばれる小さなネジを骨に埋め込み、それを固定源として上顎の奥歯を上方(骨の中に歯がめり込む向き)へ移動させることとしました(このような歯の移動を"圧下"と呼びます)。
そうすると、前歯が噛み合うまで上下の奥歯が当たらなくなり、開咬を改善することが可能になります。

横顔のプロファイルはキレイで、歯のガタガタも少なかったため、非抜歯で治療することとしました。
表側の装置としては、患者様のご希望で、審美性に優れ、目立ちにくい歯列矯正用アタッチメント矯正装置を使用しました。
ワイヤー・スロットには、上顎にはホワイトワイヤーを、下顎にはメタルのワイヤーを使用しました。
上下で違うワイヤーを使用したのは、笑ったときに、上の歯はよく見えるが、下の歯はほとんど見えなかったためです。
上の犬歯と下の犬歯の間には、レベリング初期より、24時間ゴムをかけてもらいました。目的は、前歯が早く噛み合うようにするためです。

裏側には、口蓋の一番深いところに、2本の歯科矯正用アンカースクリューを埋入しました。
左右の奥歯にはパラタルアーチを装着し、歯科矯正用アンカースクリューから、パワーチェーンと呼ばれるゴム(途中からクローズド・コイルに変更)をかけました。
これにより、上顎の奥歯が、骨の中にめり込む向きへ圧下移動していき、上下の奥歯が噛み合うタイミングを遅くすることができます。

治療結果

顎間ゴムの使用も中止して開咬が戻らないことを確認してから、表側の装置も撤去しました。
開咬がキレイに改善されているのをご確認ください。
保定装置としては、上下前歯の裏側にボンデッドワイヤーを装着し、就寝時には、上下のエシックスをつなぎ合わせた保定スプリントを使用しています。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

治療を行う上での注意点(リスク・副作用)

①後戻り：歯並びを治しても、後戻りが生じる場合があります。
②失活：歯は生きていますが、何らかの原因によって歯が死ぬことがあり、黒く変色してしまいます。
③虫歯・歯周病：虫歯・歯周病ともに細菌による感染症です。矯正装置のせいで、これらに罹患しやすくなります。
④歯の根が短くなることがある(歯根吸収) ：歯の根が短くなることがあります。
⑤ブラックトライアングル：歯の間の歯肉が下がり、歯間が黒い三角形に見えることがあります。
⑥歯肉退縮：歯の移動とともに歯を支えている骨が壊れてしまうことがあります。そのせいで、表面を覆っている歯肉が下がって歯根の一部が露出したり、歯肉が裂けたように見えたりします。
⑦顎関節症：矯正治療後は「顎が鳴る」「顎が痛い」「口が開きにくい」といった症状が出てしまう場合があります。
⑧過成長：成長期の受け口の患者様の場合、下顎の成長を抑えられないことがあります。
⑨金属アレルギー：矯正装置には様々な金属が使用されています。体質によっては、金属アレルギーを起こす場合があります。

ジョイスマイル矯正歯科の治療サービス

矯正の種類: インプラント矯正 / 成人矯正 / 審美ブラケット
矯正装置の種類: ムーシールド
その他のサービス: 抜歯対応 / 矯正再治療相談

ジョイスマイル矯正歯科の基本情報

住所: 〒560-0082
大阪府豊中市新千里東町1-4-2 千里ライフサイエンスセンター15階
ホームページ: ジョイスマイル矯正歯科
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診療時間: 月・火・水・木曜 14:00～20:00
土曜 10:00～18:00
休診日: 金・日・祝

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