臣歯科診療所 医院HP
熊本県熊本市中央区大江4-19-20矯正装置の種類
ブラケットを使用した矯正治療
ブラケットとワイヤーを使用した矯正装置には様々な種類がありますが、当院では透明なタイプのブラケットを使用しています。
治療方法としては、歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで繋げて歯を動かすものです。
歴史もあり、様々な症例に適用しやすい特徴のある矯正治療です。
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透明なブラケット
ブラケットが透明な素材でできているため、見た目が歯に比較的馴染みやすい装置です。
歯の色と同化して見えるため、遠目には目立ちにくい状態で矯正治療を受けられますが、従来からある金属製のブラケットに比べて割高になる傾向があります。 -
金属製のブラケット
従来から使われてきているブラケットで、金属でできた装置です。
治療の仕組みは透明なブラケットと同様ですが、見た目としてはどうしても、歯の表面に治療中は装着するため、目立ちやすい特徴があります。
マウスピース矯正装置
マウスピース型の矯正装置を使用して治療を進める方法です。
ブラケットのように固定式の装置では歯科医院で調整が必要なのですが、マウスピース型の矯正装置の場合は、患者様自身で取り外しができ、治療の段階に合わせてマウスピースをご自身で次の段階に交換していただけます。
また、歯にフィットする透明なマウスピースを使用することから、見た目にも目立ちにくい特徴があります。
ただ、一方で、ご自身で取り外し可能なため、装着時間をしっかりと守れないなど、長時間外している間は治療効果が得られません。
スケジュール通りに治療を進めるためには自己管理も大切となります。
また、すべての症例に適用はできず、マウスピース矯正装置での治療をご希望されても、患者様の症状によっては、適用できないケースもあることはご理解ください。
矯正治療の考え方
大人の矯正治療の考え方
患者様の中には矯正治療はお子様の時期に受けるものという印象を受けている方もいるかと思います。
実際のところ矯正治療は大人になってからも十分受けられる治療です。だからこそ、歯並びにお悩みの方にはご相談いただきたいと思います。
綺麗な歯列を手に入れることで、ご自身の笑顔を引き立てるだけでなく、整った歯並びを得ることは、虫歯や歯周病のリスク軽減にも繋がり、将来的に歯を残していくことにも繋がります。
次のような特徴も考えられますので、矯正治療の検討要素として考えてみてください。
・顎の成長が終わってから治療を受けるため、タイミングなどを考える必要がなく、歯列を整えることに集中した治療を受けられます。
・治療期間は症状や装置によって変わってきます。目安は2〜3年です。歯並びを整え終わってからも、数年程度の保定期間を設ける必要があり、取り外し可能なリテーナー(保定装置)を毎日一定時間装着していただく必要があります。
【治療のメリット】
・口元に自信を持てるきっかけになります
・機能的・きれいな口元で飲食や会話を楽しみやすくなることに繋がります
・咀嚼がしやすくなり、栄養補給の効率があがることで全身の健康にも繋がります
・噛み合わせ・顎のバランスを整えられ、結果的に身体のバランスを保つことにも繋がります
・美しい歯並びを得られることで、若々しい印象を与えられる場合があります
子どもの矯正治療の考え方
子どもの矯正治療では、成長を利用して顎のバランスを整え、歯の並ぶスペースを確保するための治療を行います。
これらの治療は将来的に歯並びを整える治療を受ける際に、抜歯を避けることにも繋がり、治療期間が短くすむことに繋がる場合があります。
子どもの矯正治療には混合歯列期と呼ばれる乳歯と永久歯の混ざった時期に行う1期治療と、永久歯が生え揃ってからの2期治療があります。
お子様の成長に合わせて治療の開始時期なども判断することになるため、気になる場合はまずはご相談いただきたいと思います。
治療にかかる期間もお子様の成長に依存し、1期治療は6歳〜12歳頃の期間、2期治療は永久歯が生えそろってから行います。
【治療のメリット】
・将来的に抜歯や外科処置が必要になるようなケースのリスクを軽減できます
・治療が簡単に済むこともあり、治療費用を抑えることにも繋がります
・顎の成長に合わせて効果的な矯正治療を行うことに繋がります
・歯並びを子どもの頃から整えることで、将来的な虫歯・歯周病リスクの軽減に繋がります
・しっかりとした咀嚼に繋がり、顎や身体の健やかな成長を期待できます
・口元からくる見た目のコンプレックスの原因を解消できる場合があります
※治療結果は個人差があります。